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Patent Searching and Data


Title:
APPARATUS AND METHOD FOR ACQUIRING CUTTING DATA
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/105530
Kind Code:
A1
Abstract:
The shape of a sheet material (5) is determined by scanning the sheet material (5) on a cutting bed (4) by using an imaging head (10). The imaging head (10) picks up the image of the sheet material (5) along a main scanning direction block by block. When imaging is performed up to an end section of the sheet material (5), the imaging head stops scanning, moves in a sub-scanning direction and starts subsequent main scanning. A scanning range is limited within a range where the sheet material exists, and the shape of the sheet material can be determined at a high speed.

Inventors:
MORIMOTO SHINJI (JP)
TAMURA TAKAHIKO (JP)
HAMA KAZUNARI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/053621
Publication Date:
September 04, 2008
Filing Date:
February 29, 2008
Export Citation:
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Assignee:
SHIMA SEIKI MFG (JP)
MORIMOTO SHINJI (JP)
TAMURA TAKAHIKO (JP)
HAMA KAZUNARI (JP)
International Classes:
G06T1/00; B26D5/34
Foreign References:
JP2003245893A2003-09-02
JP2005260622A2005-09-22
JPH06243214A1994-09-02
Attorney, Agent or Firm:
SHIOIRI, Akira et al. (Funado-cho Ashiya-sh, Hyogo 93, JP)
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Claims:
シート材を配置するためのベッドと、ベッド表面を複数のブロックに分割した際の、1ブロック分の画像をラスターデータとして撮像するための撮像ヘッドと、撮像ヘッドをベッドに対して主走査方向に移動させて主走査方向に並んだブロック列への走査を行い、1つのブロック列への走査が終わると、次のブロック列を走査するために、撮像ヘッドを副走査方向に1ブロック分移動させるための移動手段、とを備えた裁断データの取得装置において、
 撮像ヘッドの走査中にブロックの画像からシート材の端部を検出するための手段と、
 ブロックの画像がシート材の内部から外側への端部を含み、かつ主走査方向での次のブロックとの境界にシート材が存在しないことを検出すると、走査中のブロック列への走査を打ち切るように、移動手段を制御するための走査制御手段、とを設けたことを特徴とする、裁断データの取得装置。
走査と並行して、検出したシート材の端部データをベクターデータに変換して保存し、ラスターデータを消去するようにしたことを特徴とする、請求項1の裁断データの取得装置。
撮像したブロックの画像から、シート材が副走査方向での前後のブロックに延びていることを検出して、該前後のブロックを走査範囲に含めるための手段を、さらに設けたことを特徴とする、請求項1の裁断データの取得装置。 
シート材を配置するためのベッドと、ベッド表面を複数のブロックに分割した際の、1ブロック分の画像をラスターデータとして撮像するための撮像ヘッドと、撮像ヘッドをベッドに対して主走査方向に移動させて主走査方向に並んだブロック列への走査を行い、1つのブロック列への走査が終わると、次のブロック列を走査するために、撮像ヘッドを副走査方向に1ブロック分移動させるための移動手段、とを備えた裁断データの取得装置を用いて、
 撮像ヘッドの走査中にブロックの画像からシート材の端部を検出し、
 ブロックの画像がシート材の内部から外側への端部を含み、かつ主走査方向での次のブロックとの境界にシート材が存在しないことを検出すると、走査中のブロック列への走査を打ち切る、裁断データの取得方法。
Description:
裁断データの取得装置と取得方

 この発明は裁断データの取得に関し、皮 、古布などのシート材の裁断機と組み合わ て用いるのに適したものである。

 皮革や古布などの不規則な形状のシート材 裁断するため、その外形形状を取得する必 がある。例えば特許文献1(日本特許3691022)で は、裁断ベッドにシート材を配置し、撮像ヘ ッドをベッドに対して縦横に移動させて、複 数回画像を撮像する。そして撮像した画像を 合成して、シート材の全体画像とする。しか しながら裁断ベッド全体に対して撮像ヘッド を移動させると、走査に時間を要する。

日本特許3691022

 この発明の課題は、短時間でシート材全体 撮像できるようにすることにある。
 この発明での追加の課題は、撮像に必要な モリ規模を小さくすることにある。

 この発明は、シート材を配置するためのベ ドと、ベッド表面を複数のブロックに分割 た際の、1ブロック分の画像をラスターデー タとして撮像するための撮像ヘッドと、撮像 ヘッドをベッドに対して主走査方向に移動さ せて主走査方向に並んだブロック列への走査 を行い、1つのブロック列への走査が終わる 、次のブロック列を走査するために、撮像 ッドを副走査方向に1ブロック分移動させる めの移動手段、とを備えた裁断データの取 装置において、
 撮像ヘッドの走査中にブロックの画像から ート材の端部を検出するための手段と、
 ブロックの画像がシート材の内部から外側 の端部を含み、かつ主走査方向での次のブ ックとの境界にシート材が存在しないこと 検出すると、走査中のブロック列への走査 打ち切るように、移動手段を制御するため 走査制御手段、とを設けたことを特徴とす 。

 シート材の内部から外側への端部が含まれ 次のブロックとの境界にシート材が存在し いブロックを検出すると、実施例では直ち 走査を中止するが、さらに例えば1ブロック 走査した後に中止しても良い。
 好ましくは、走査と並行して、検出したシ ト材の端部データをベクターデータに変換 て保存し、ラスターデータを消去する。実 例では1ブロック走査する毎に、走査済みの ブロックのラスターデータを消去するが、直 ちに消去する必要はなく、例えば別のブロッ クを1~数ブロック走査した後に消去しても良 。ベクターデータには、端部データの他に シート材の内部のマーキングや疵などのデ タを含めても良い。

 また好ましくは、撮像したブロックの画 から、シート材が副走査方向での前後のブ ックに延びていることを検出して、該前後 ブロックを走査範囲に含めるための手段を さらに設ける。

 この発明はまた、シート材を配置するため ベッドと、ベッド表面を複数のブロックに 割した際の、1ブロック分の画像をラスター データとして撮像するための撮像ヘッドと、 撮像ヘッドをベッドに対して主走査方向に移 動させて主走査方向に並んだブロック列への 走査を行い、1つのブロック列への走査が終 ると、次のブロック列を走査するために、 像ヘッドを副走査方向に1ブロック分移動さ るための移動手段、とを備えた裁断データ 取得装置を用いて、
 撮像ヘッドの走査中にブロックの画像から ート材の端部を検出し、
 ブロックの画像がシート材の内部から外側 の端部を含み、かつ主走査方向での次のブ ックとの境界にシート材が存在しないこと 検出すると、走査中のブロック列への走査 打ち切る。
 なおこの明細書において、裁断データの取 装置に関する記載は、取得方法にもそのま 当てはまる。

 この発明では、シート材の内部から外側 の端部が含まれ、次のブロックとの境界に ート材が存在しないブロックを検出すると 査を中止するので、ベッドの全範囲を走査 る必要が無く、走査範囲をシート材が存在 る範囲に制限できる。従って、より高速に ート材の形状データを取得できる。

 ここで走査と並行して、検出したシート の端部データをベクターデータに変換して 存し、ラスターデータを消去すると、小さ メモリでシート材の形状を定めることがで る。

 撮像したブロックの画像から、シート材 副走査方向での前後のブロックに延びてい ことを検出して、前後のブロックを走査範 に含めると、不規則な形状のシート材でも シート材の全体を確実に走査範囲に含める とができる。

実施例の裁断装置のブロック図 実施例での画像認識部のブロック図 実施例でのスキャン範囲を模式的に示 図 実施例のスキャンアルゴリズムを示す ローチャート 変形例でのスキャン範囲を模式的に示 図

符号の説明

2 裁断装置  4 裁断ベッド  5 シート材   6 移動アーム
8 裁断ヘッド  10 撮像ヘッド  12 画像認 部
13 スキャン制御部  14 裁断制御部  15 カ ーモニタ
16 ユーザ入力  17 シートデータ記憶部  18  裁断データ作成部
20 イメージメモリ  21 ベクターデータメモ リ  22 2値化部
23 エッジ抽出部  24 接続部  25 ラスター/ ベクター変換部
26 スキャン範囲決定部  P1-P11  ブロック

 以下にこの発明を実施するための最良の 態を示すが、これに限るものではない。

 図1~図5に、実施例の裁断装置2と裁断方法 とを示す。なお実施例では、撮像ヘッド10を 断装置2と一体にしたが、これらは別に配置 してもよい。図において4は裁断ベッド、5は ート材で、裁断ベッド4上に配置されている 。裁断ベッド4に対して、移動手段としての 動アーム6が、図1の左右方向(副走査方向)に 動する。移動アーム6に裁断ヘッド8と撮像 ッド10とが例えば一体に取り付けられ、移動 アーム6の長手方向(主走査方向)に移動する。 なお撮像ヘッド10は裁断ヘッド8とは別に取り 付けてもよい。撮像ヘッド10はCCDカメラなど 備え、その視野を1ブロックとし、裁断ベッ ド4の表面は、主走査方向にも副走査方向に 複数のブロックに分割されている。

 12は画像認識部で、撮像ヘッド10からの1 ロック分の画像データを基に、シート材5の 形形状と内部の疵やマーキングなどを認識 、スキャン制御部13は裁断ヘッド8や撮像ヘ ド10のスキャン(走査)を制御し、具体的には 移動アーム6の移動モータと裁断ヘッド8や撮 ヘッド10の移動モータとを制御する。また 断制御部14は裁断ヘッド8による裁断動作を 御する。

 15はカラーモニタで、シート材5の外形形 やマーキング、疵などを表示すると共にシ ト材5の形状データと重ね合わせて裁断デー タを表示し、ユーザ入力16はキーボードやス イラス、マウス、トラックボールなどから り、裁断データの入力や裁断装置2の制御な どに用いる。シートデータ記憶部17はシート 5の外形形状やマーキングや疵などのデータ をベクターデータとして記憶し、裁断データ 作成部18は、シート材5の外形形状やマーキン グや疵と、裁断目標のパーツ形状、及びユー ザ入力16からの入力により、裁断データを作 する。

 図2に画像認識部12の構造を示す。撮像ヘ ド10からは、1ブロック分のカラー画像が、 メージメモリ20へラスターデータで入力さ る。入力された1ブロック分の画像を2値化部 22で読み出し、撮像ヘッド10に起因する撮像 の歪みを補正し、次いでラスターデータを2 化する。なお画像はモノクロでもカラーで よく、カラーの場合モノクロに変換して2値 化してもよく、あるいはRGBの各成分毎に2値 してもよい。エッジ抽出部23は、2値化した ータからシート材の画像でのエッジを抽出 、これはシート材の端部やマーキング、疵 どに対応する。以上により1ブロック分の画 に対するエッジを抽出し、ラスター/ベクタ ー変換部25でベクターデータに変換し、ベク ーデータメモリ21に記憶する。ベクターデ タの内容は、例えばエッジを複数の線分を 続したものと見なして、各線分の始点と終 のデータを記載したものである。これ以外 エッジを直線と自由曲線の組み合わせと見 して、直線の始点と終点のデータ、及び自 曲線の始点と終点、並びに曲線自体の形状 表す制御点のデータなどを記載したもので る。

 ラスター/ベクター変換部25は、接続部24 エッジを接続したラスターデータをベクタ データに変換し、エッジを表すベクターデ タが所定範囲内の間隔で途切れている場合 、途切れたエッジを接続する。また複数ブ ックに渡ってベクターデータを接続し、シ ト材5の外周のエッジがシート材5を一周する ようにする。同様にシート材5の内部でも、 い間隔で途切れたエッジをブロック間で接 する。スキャン範囲決定部26は、1ブロック の画像が取得されると、図3~図5のようにし スキャン範囲を決定し、具体的には主走査 向の次のブロックへの走査の要否と、副走 方向の前後のブロックへの走査の要否を判 する。

 図3にスキャンの例を示し、図の左上が裁 断ベッドの原点で、撮像ヘッドは図の右側に 1ブロックずつ移動しながら撮像し、図の右 へ1ブロック列走査すると、図の左側へと早 りして、副走査方向に1ブロック図での下側 へ移動し、次の走査を行う。

 1ブロック分の画像を撮像すると、画像認 識部によりブロック内のエッジを抽出し、例 えば図のブロックP0で、シート材の外側から 側へ向けたエッジを検出する。次に各ブロ クに対して、走査方向の次のブロックと、 走査方向に沿った前後のブロックにシート が延びているかどうかを検出し、走査方向 沿った次のブロックにシート材が延びてい い場合、走査を打ち切る。また副走査方向 沿った前後のブロックにシート材が延びて る場合、これらが走査範囲に含まれるよう 、該当するブロックに対して走査が必要で るとのフラグをセットする。これらのため スキャン範囲の決定は、ブロック内にシー 材の内部から外部へのエッジが存在するか うか、シート材が走査方向の次のブロック の境界、並びに副走査方向での前後のブロ クとの境界に存在するかどうかを検出する とで行われる。

 以上のようにすると、例えばブロックP1 走査の対象から一旦除外されるが、ブロッ P2を走査した際に、走査が必要なことが判明 する。ブロックP1の走査は、ブロックP11まで 査した後に行っても、あるいはブロックP2 後に行っても良い。同様にブロックP7を走査 すると、ブロックP8の走査が不要とされるが ブロックP4,P5を走査した時点で、ブロックP8 ,P9の走査が必要とされているので、ブロック P7に引き続きブロックP9まで走査する。従っ 、ブロックP8,P9は走査手順を複雑にしない。 以上のようにして、図3で斜線で示した範囲 走査範囲となる。なおブロックP1のような例 は、実際のシート材では稀にしか生じないの で、このようなブロックを走査するための時 間は平均としては僅かなものである。

 スキャンアルゴリズムを図4に示す。1ブ ック分の画像を撮像すると、2値化を施しエ ジを抽出し、途切れたエッジを接続するこ により、シート材の外形端部や内部のマー ングや疵などのベクターデータを得ること できる。次に撮像ヘッドの画像には歪みが うので、例えばベクターデータに対して歪 補正を行い、隣接するブロックのベクター ータと接続できるようにする。そして走査 向の次のブロックや、副走査方向前後のブ ックへの走査の要否を判別し、走査が必要 場合その旨のフラグをセットする。フラグ セットされた範囲を含むように走査し、1ブ ロック分の画像処理が終了する毎にラスター データを消去して、ベクターデータを保存す る。

 以上のようにすると、裁断ベッドの全体 走査する必要が無いので、走査に必要な時 を短縮できる。なお前記のように、図3のブ ロックP1などに対して、裁断ヘッドを、通常 走査手順とは別に、移動させる必要がある 、このようなブロックの数は僅かで、走査 間への影響は大きくない。

 1ブロック撮像し画像処理が終了する毎に 、ラスターデータを消去するので、イメージ メモリの規模を小さくできる。また走査方向 の次のブロックに対する走査の要否のみでな く、副走査方向の前後のブロックに対する走 査の要否もチェックするので、シート材がイ レギュラーな形をしている場合でも、シート 材の全範囲を走査できる。

 図5に、撮像ヘッドの走査方向を1コースご に切り替えるようにした例を示す。図で斜 を示した範囲が走査範囲である。なお例え 上から2コース目で右から左へ走査する際に 右から2番目のブロックではなく、右端のブ ロックからシート材が始まっていることが考 えられる。このようなブロックは、右から2 目のブロックと右端のブロックの間にシー 材が存在することから検出できる。このよ な場合、右端のブロックに対する走査を適 の時点で追加する。また実施例ではベッド 点から走査を開始したが、シート材の付近 シート材の上部から走査を開始すると、図4 アルゴリズムにより、シート材全体をスキ ンできる。実施例では1ブロックの画像を撮 像すると、直ちに次のブロックの撮像の要否 を判断するようにしたが、画像処理が遅い場 合、例えば次の次のブロックに対して撮像の 要否を判断するようにしてもよい。