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Title:
FREQUENCY CHARACTERISTICS MEASURING DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/081780
Kind Code:
A1
Abstract:
It is possible to provide a frequency characteristics measuring device which can simplify the configuration for performing a measurement and reduce the undue effort required for the measurement. A spectrum analyzer (10) includes: two sets of measuring means having mixers (110, 210), local oscillators (112, 212), and IF units (120, 220) for separately measuring frequency characteristics of two input signals; a trigger generation unit (310) which generates a trigger signal for specifying a measurement start timing in each of the two sets of measuring means; a sweep control unit (300) which simultaneously sends an instruction to the two local oscillators (112, 212) when a trigger signal is inputted and performs a sweep control so that the two local oscillators (112, 212) output local oscillation signals of the same frequency at the same timing.

Inventors:
KUNIIE SHINJI (JP)
AOYAMA SATORU (JP)
OGINO YOSHIMASA (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/072741
Publication Date:
July 02, 2009
Filing Date:
December 15, 2008
Export Citation:
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Assignee:
ADVANTEST CORP (JP)
KUNIIE SHINJI (JP)
AOYAMA SATORU (JP)
OGINO YOSHIMASA (JP)
International Classes:
G01R23/173
Foreign References:
JPH10282163A1998-10-23
JPS61237537A1986-10-22
JP2002014123A2002-01-18
JPH0854429A1996-02-27
JP2007199021A2007-08-09
JP2004245807A2004-09-02
JP3071225U2000-08-29
JP2007033171A2007-02-08
JP2002101431A2002-04-05
Attorney, Agent or Firm:
AMAGAI, Masahiko (3-10 Hyakunin-cho 3-chome,Shinjuku-k, Tokyo 73, JP)
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Claims:
 複数の入力信号のそれぞれに対して別々に周波数特性を測定する複数の測定手段と、
 前記複数の測定手段のそれぞれにおける測定開始タイミングを指定するトリガ信号を発生するトリガ発生手段と、
 を備える周波数特性測定装置。
 請求項1において、
 前記複数の測定手段のそれぞれは、
 周波数掃引を行う局部発振器と、
 前記局部発振器から出力される局部発振信号を用いて前記入力信号に対して周波数変換を行うミキサと、
 前記ミキサから出力される中間周波信号から所定周波数の信号成分を抽出する中間周波フィルタと、
 を含んでおり、前記トリガ発生手段による前記トリガ信号の発生タイミングに合わせて、前記複数の測定手段のそれぞれに含まれる前記局部発振器の周波数掃引を開始する周波数特性測定装置。
 請求項2において、
 前記複数の測定手段のそれぞれに含まれる前記局部発振器の周波数掃引のタイミングを制御する掃引制御手段をさらに備え、
 前記掃引制御手段は、前記複数の測定手段のそれぞれに含まれる前記局部発振器の周波数掃引を前記トリガ信号の発生タイミングに合わせて開始する第1の掃引制御と、前記複数の測定手段のそれぞれに含まれる前記局部発振器の周波数掃引を別々に開始する第2の掃引制御とを選択的に行う周波数特性測定装置。
 請求項2において、
 前記複数の測定手段のそれぞれに含まれる前記局部発振器の周波数掃引のタイミングを制御する掃引制御手段をさらに備え、
 前記掃引制御手段は、前記複数の測定手段のそれぞれに含まれる前記局部発振器の周波数掃引を前記トリガ信号の発生タイミングに合わせて開始する第1の掃引制御を行う周波数特性測定装置。
 請求項2において、
 前記複数の測定手段のそれぞれに含まれる前記局部発振器の周波数掃引のタイミングを制御する掃引制御手段をさらに備え、
 前記掃引制御手段は、前記複数の測定手段のそれぞれに含まれる前記局部発振器の周波数掃引を別々に開始する第2の掃引制御を行う周波数特性測定装置。
 請求項1において、
 周波数掃引を行う局部発振器をさらに備え、
 前記複数の測定手段のそれぞれは、
 前記局部発振器から出力される局部発振信号を用いて前記入力信号に対して周波数変換を行うミキサと、
 前記ミキサから出力される中間周波信号から所定周波数の信号成分を抽出する中間周波フィルタと、
 を含んでおり、前記トリガ発生手段による前記トリガ信号の発生タイミングに合わせて、前記局部発振器の周波数掃引を開始する周波数特性測定装置。
 請求項1において、
 前記複数の測定手段のそれぞれは、前記中間周波フィルタを用いて抽出された信号成分の特性値を測定する特性値測定手段をさらに含んでいる周波数特性測定装置。
 請求項1において、
 前記複数の測定手段のそれぞれに含まれる前記中間周波フィルタを用いて抽出された信号成分の特性値を測定する特性値測定手段をさらに備える周波数特性測定装置。
 請求項1において、
 前記複数の測定手段のそれぞれに対応して得られた特性値を表示部に同時に表示する表示処理手段をさらに備える周波数特性測定装置。
 請求項9において、
 前記表示処理手段は、複数の前記特性値を互いに識別可能な状態で表示する周波数特性測定装置。
 請求項10において、
 前記表示処理手段は、複数の前記特性値の色を異ならせて表示する周波数特性測定装置。
Description:
周波数特性測定装置

 本発明は、スペクトラムアナライザ等に いて入力信号の周波数特性等を測定する周 数特性測定装置に関する。

 従来から周波数掃引を行うことにより入力 号の周波数特性を測定するスペクトラムア ライザが知られている(例えば、特許文献1 照。)。このスペクトラムアナライザは2系統 の入力端子を有し、いずれかの入力端子から 入力される信号の周波数特性を測定する。測 定された周波数特性は表示部に表示される。

特開平8-233875号公報(第3-4頁、図1-2)

 ところで、特許文献1等に開示された従来 のスペクトラムアナライザは、2つの入力端 を有するが、周波数特性の測定は一方の入 端子から入力される信号について行われる したがって、2種類の信号について同時に周 数特性を測定しようとすると、2台のスペク トラムアナライザや、これらの測定を同期さ せるためのトリガ信号を発生する外付けのト リガ装置が必要になり、測定のための構成が 複雑になるとともに測定に手間がかかるとい う問題があった。また、2種類の信号の周波 特性を比較する方法としては、それぞれの 定結果を印刷して比較する方法が考えられ が、この方法では正確な解析が難しいとい 問題があった。あるいは、2種類の信号の周 数特性を比較する他の方法としては、外部 解析装置(外部コンピュータ)に取り込んで ータ処理を行って比較する方法が考えられ が、そのために解析装置を用意して測定と 別に解析作業をする必要があるため、さら 測定のための構成が複雑になるとともに測 に手間がかかるという問題があった。

 本発明は、このような点に鑑みて創作さ たものであり、その目的は、測定のための 成を簡素化することができ、測定にかかる 間を低減することができる周波数特性測定 置を提供することにある。また、本発明の の目的は、容易に解析精度を向上させるこ ができる周波数特性測定装置を提供するこ にある。

 上述した課題を解決するために、本発明 周波数特性測定装置は、複数の入力信号の れぞれに対して別々に周波数特性を測定す 複数の測定手段と、複数の測定手段のそれ れにおける測定開始タイミングを指定する リガ信号を発生するトリガ発生手段とを備 ている。これにより、内部で発生したトリ 信号に同期するように複数の入力信号に対 る測定を並行して行うことが可能となり、 付けする装置が不要になるため、測定のた の構成を簡素化することができ、測定にか る手間を低減することができる。

 また、上述した複数の測定手段のそれぞ は、周波数掃引を行う局部発振器と、局部 振器から出力される局部発振信号を用いて 力信号に対して周波数変換を行うミキサと ミキサから出力される中間周波信号から所 周波数の信号成分を抽出する中間周波フィ タとを含んでおり、トリガ発生手段による リガ信号の発生タイミングに合わせて、複 の測定手段のそれぞれに含まれる局部発振 の周波数掃引を開始することが望ましい。 れにより、周波数掃引のタイミングを一致 せることができ、容易に周波数特性の測定 イミングを合わせることができる。

 また、上述した複数の測定手段のそれぞ に含まれる局部発振器の周波数掃引のタイ ングを制御する掃引制御手段をさらに備え 掃引制御手段は、複数の測定手段のそれぞ に含まれる局部発振器の周波数掃引をトリ 信号の発生タイミングに合わせて開始する 1の掃引制御と、複数の測定手段のそれぞれ に含まれる局部発振器の周波数掃引を別々に 開始する第2の掃引制御とを選択的に行うこ が望ましい。これにより、複数の入力信号 対して同時に測定を実施する動作と、別々 測定を実施する動作とを適宜選択すること 可能になる。

 また、周波数掃引を行う局部発振器をさ に備え、複数の測定手段のそれぞれは、局 発振器から出力される局部発振信号を用い 入力信号に対して周波数変換を行うミキサ 、ミキサから出力される中間周波信号から 定周波数の信号成分を抽出する中間周波フ ルタとを含んでおり、トリガ発生手段によ トリガ信号の発生タイミングに合わせて、 部発振器の周波数掃引を開始することが望 しい。共通の局部発振信号を用いることに り、周波数掃引のタイミングを位相を含め 一致させることが可能となる。

 また、上述した複数の測定手段のそれぞ は、中間周波フィルタを用いて抽出された 号成分の特性値を測定する特性値測定手段 さらに含んでいることが望ましい。複数の 定手段のそれぞれに対応した特性値測定手 を用いることにより、従来から用いられて るハードウエアを利用することが可能にな 、開発コスト等の低減が可能となる。

 また、上述した複数の測定手段のそれぞ に含まれる中間周波フィルタを用いて抽出 れた信号成分の特性値を測定する特性値測 手段をさらに備えることが望ましい。複数 測定手段に対応した共通の特性値測定手段 用いることにより、部品点数削減にともな コストの低減が可能となる。

 また、上述した複数の測定手段のそれぞ に対応して得られた特性値を表示部に同時 表示する表示処理手段をさらに備えること 望ましい。この場合に、複数の特性値は、 いに識別可能な状態(例えば色を異ならせる )で表示することが望ましい。複数の測定結 を同時に表示することにより、外部の解析 置を用意して測定とは別に解析作業をする 間がなくなり、容易に解析精度を向上させ ことができる。

一実施形態のスペクトラムアナライザ 構成を示す図である。 本実施形態のスペクトラムアナライザ 動作手順を示す流れ図である。 本実施形態のスペクトラムアナライザ 表示例を示す図である。 局部発振器を省略したスペクトラムア ライザの変形例を示す図である。

符号の説明

 10、10A スペクトラムアナライザ
 110、210 ミキサ
 112、212 局部発振器
 120、220 IF部(中間周波処理部)
 122、222 中間周波フィルタ
 124、224 ADC(アナログ-デジタル変換器)
 126、226 DSP(デジタル信号プロセッサ)
 300 掃引制御部
 310 トリガ発生部
 400 CPU
 410 表示部
 420 操作部

 以下、本発明を適用した一実施形態の周 数特性測定装置としてのスペクトラムアナ イザについて、図面を参照しながら詳細に 明する。図1は、一実施形態のスペクトラム アナライザの構成を示す図である。図1に示 ように、本実施形態のスペクトラムアナラ ザ10は、ミキサ110、210、局部発振器112、212、 IF部(中間周波処理部)120、220、掃引制御部300 トリガ発生部310、CPU400、表示部410、操作部42 0を含んで構成されている。

 本実施形態のスペクトラムアナライザ10 、被測定信号が入力される2つの入力端子IN1 IN2を備え、これら2つの入力端子IN1、IN2に入 力される2つの被測定信号fin1、2の周波数特性 を同時に測定し、測定結果としてのスペクト ラムを表示する。

 一方の入力端子IN1から入力される被測定信 fin1の周波数特性を測定するために、ミキサ 110、局部発振器112、IF部(中間周波処理部)120 備わっている。ミキサ110は、一方の入力端 IN1から入力された被測定信号fin1と、局部発 器112から出力される局部発振信号f OSC1 とが入力されており、これらの被測定信号fin 1と局部発振信号f OSC1 とを混合した信号を出力する。局部発振器112 は、発振周波数が所定範囲で掃引可能な局部 発振信号f OSC1 を出力する。

 IF部120は、ミキサ112の出力信号に対して ナログおよびデジタルの信号処理を行って 波数特性を行うものであり、中間周波フィ タ122、ADC(アナログ-デジタル変換器)124、DSP( ジタル信号プロセッサ)126を含んでいる。中 間周波フィルタ122は、ミキサ110の出力信号か ら所定の中間周波数成分(中間周波信号)のみ 通過させる帯域通過フィルタである。ADC124 、中間周波フィルタ122から出力される中間 波信号を所定のサンプリング周波数でデジ ルデータに変換する。DSP126は、デジタルデ タに変換された中間周波信号に対して各種 信号処理を行うことにより、この中間周波 号の特性値(例えば信号レベルやビットエラ ー率など)を測定する。具体的には、DSP126に って、中間周波信号に対する検波処理やイ ージ除去処理などが行われる。

 同様に、他方の入力端子IN2から入力される 測定信号fin2の周波数特性を測定するために 、ミキサ210、局部発振器212、IF部220が備わっ いる。ミキサ210は、他方の入力端子IN2から 力された被測定信号fin2と、局部発振器212か ら出力される局部発振信号f OSC2 とが入力されており、これらの被測定信号fin 2と局部発振信号f OSC2 とを混合した信号を出力する。局部発振器212 は、発振周波数が所定範囲で掃引可能な局部 発振信号f OSC2 を出力する。

 IF部220は、ミキサ212の出力信号に対して ナログおよびデジタルの信号処理を行って 波数特性を行うものであり、中間周波フィ タ222、ADC224、DSP226を含んでいる。中間周波 ィルタ222は、ミキサ210の出力信号から所定 中間周波数成分(中間周波信号)のみを通過さ せる帯域通過フィルタである。ADC224は、中間 周波フィルタ222から出力される中間周波信号 を所定のサンプリング周波数でデジタルデー タに変換する。DSP226は、デジタルデータに変 換された中間周波信号に対して各種の信号処 理を行うことにより、この中間周波信号の特 性値を測定する。具体的には、DSP226によって 、中間周波信号に対する検波処理やイメージ 除去処理などが行われる。

 なお、上述した説明では周波数特性の測 に必要な概略的な構成のみが示されている 実際には、入力端子IN1とミキサ110の間や入 端子IN2とミキサ210の間には減衰器が備わっ おり、信号レベルの調整が行われる。また 実際には、ミキサと局部発振器を1組あるい は複数組追加することによってイメージ除去 処理が行われる。また、周波数測定に必要な 構成は、適宜要求仕様に合わせて変更するこ とができるが、本発明を適用するために重要 なことは同じ構成を2組備えることである。

 掃引制御部300は、トリガ信号が入力され ときに、2つの局部発振器112、212に同時に指 示を送って、これら2つの局部発振器112、212 よって同じ周波数の局部発振信号が同じタ ミングで出力されるように掃引制御を行う 具体的には、一方の局部発振器112と可変分 器とが含まれる第1のPLL回路(図示せず)と、 方の局部発振器212と可変分周器とが含まれ 第2のPLL回路(図示せず)とが含まれており、 引制御部300によってこれら2つの可変分周器 分周比を同時に同じ値を維持しながら変更 ることで、2つの局部発振器112、212の局部発 振信号の周波数掃引が行われる。トリガ発生 部310は、利用者によって測定の開始が指示さ れたときにトリガ信号を発生する。このトリ ガ信号は掃引制御部300に入力される。

 CPU400は、スペクトラムアナライザ10の全 を制御するとともに、IF部120、220から出力さ れる2つの測定結果(特性値)を表示部410に同時 に表示したり、操作部420を用いた利用者の指 示に応じて測定条件を設定する処理を行う。 操作部420は、利用者によって操作される複数 のスイッチや操作ボリューム等を備えている 。これらを操作することにより、測定条件の 設定や測定開始、終了等の指示が利用者によ って行われる。

 上述したミキサ110、210、局部発振器112、2 12、IF部120、220が複数の測定手段に、トリガ 生部310がトリガ発生手段に、掃引制御部300 掃引制御手段に、DSP126、226が特性値測定手 にそれぞれ対応する。

 本実施形態のスペクトラムアナライザ10 このような構成を有しており、次にその動 を説明する。図2は、本実施形態のスペクト ムアナライザ10の動作手順を示す流れ図で る。

 利用者の指示内容に応じた測定条件の設 が行われた後(ステップ100)、CPU400は、測定 始が指示されたか否かを判定する(ステップ1 01)。測定開始が指示されない場合には否定判 断が行われ、この判定が繰り返される。なお 、測定条件の設定は、必ずしも測定毎に行う 必要はなく、設定が不要の場合はステップ100 は省略される。

 また、測定開始が指示されるとステップ1 01の判定において肯定判断が行われる。次に トリガ発生部310は、トリガ信号を発生する( ステップ102)。例えば、パルス状の信号を出 したり、信号のレベルをローレベルからハ レベルに変化(あるいはハイレベルからロー ベルに変化)させることでトリガ信号を発生 する場合が考えられる。

 このトリガ信号が入力されると、掃引制 部300は、2つの局部発振器112、212に同時に掃 引指示を送り、同じ開始タイミングで2つの 部発振器112、212による周波数掃引動作を行 (ステップ103、104)。この周波数掃引動作と並 行して、IF部120、220のそれぞれによって中間 波信号の特性値が測定される(ステップ105)

 また、掃引制御部300は、掃引終了か否か 判定しており(ステップ106)、掃引周波数が 定範囲の上限値(あるいは下限値)に達するま では否定判断を行い、ステップ104に戻って周 波数掃引を継続する。また、掃引周波数が測 定範囲の上限値(あるいは下限値)に達すると テップ106の判定において肯定判断が行われ 。次に、CPU400は、2つのIF部120、220のそれぞ の測定結果を表示部410に表示し(ステップ107 )、一連の周波数特性の測定が終了する。

 図3は、本実施形態のスペクトラムアナライ ザ10の表示例を示す図であり、2つの測定結果 を表示画面内に並べて表示した場合が示され ている。図3に示すように、表示部410の表示 面には、2つの表示領域A、Bが含まれている 一方の表示領域Aは、一方のIF部120を用いた 定結果を表示するためのものであり、周波 範囲f 11 ~f 12 の周波数スペクトラムが表示されている。ま た、他方の表示領域Bは、他方のIF部220を用い た測定結果を表示するためのものであり、表 示領域Aと同じように、周波数範囲f 11 ~f 12 の周波数スペクトラムが表示されている。

 このように、本実施形態のスペクトラム ナライザ10では、内部で発生したトリガ信 に同期するように2つの入力信号に対する測 を並行して行うことが可能となり、外付け る装置が不要になるため、測定のための構 を簡素化することができ、測定にかかる手 を低減することができる。

 また、2つのIF部120、220のそれぞれに特性 測定に必要な信号処理を行うDSP126あるいは2 26を備えることにより、従来から用いられて るハードウエアを利用することが可能にな 、開発コスト等の低減が可能となる。また 2つの測定結果を同時に表示することにより 、外部の解析装置を用意して測定とは別に解 析作業をする手間がなくなり、容易に解析精 度を向上させることができる。

 なお、本発明は上記実施形態に限定され ものではなく、本発明の要旨の範囲内にお て種々の変形実施が可能である。図3に示し た表示例では、2つの測定結果を並べて表示 たが、互いに識別可能な状態(例えば色を異 らせる)で重ねて表示するようにしてもよい 。

 また、上述した実施形態では、2つの入力 信号の周波数特性を同時に測定するために同 じ2組の構成を備えるようにしたが、3つ以上 入力信号の周波数特性を同時に測定するた に同じ構成を3組以上備えるようにしてもよ い。

 また、上述した実施形態では、2つのDSP126 、226を備えるようにしたが、処理能力に余裕 がある場合には、他方のDSP226を省略して一方 のDSP126でDSP226の処理を行うようにしてもよい 。これにより、部品点数削減にともなうコス トの低減が可能となる。

 また、上述した実施形態では、掃引制御 300は、トリガ信号が入力されたときに2つの 局部発振器112、212を同期させた掃引制御を行 うようにしたが、必要に応じて2つの局部発 器112、212を用いて別々の掃引制御を行うよ にしてもよい。すなわち、掃引制御部300は 2つの局部発振器112、212の周波数掃引をトリ 信号の発生タイミングに合わせて開始する 1の掃引制御と、2つの局部発振器112、212の 波数掃引を別々に開始する第2の掃引制御と 選択的に行うことができる。これにより、2 つの入力信号に対して同時に測定を実施する 動作と、別々に測定を実施する動作とを適宜 選択することが可能になる。あるいは、掃引 制御部300は、第2の掃引制御のみを行うよう してもよい。

 また、上述した実施形態では、2つの局部 発振器112、212を備えたが、他方の局部発振器 212を省略し、一方の局部発振器112から出力さ れる局部発振信号を2組の構成で共通に使用 るようにしてもよい。

 図4は、局部発振器212を省略したスペクト ラムアナライザの変形例を示す図である。図 4に示すスペクトラムアナライザ10Aは、図1に したスペクトラムアナライザ10に対して、 部発振器212が省略されている点と、局部発 器112から出力される局部発振信号を2つのミ サ110、210に入力している点が異なっている 共通の局部発振信号を用いることにより、 波数掃引のタイミングを位相を含めて一致 せることが可能となる。

 本発明によれば、内部で発生したトリガ 号に同期するように複数の入力信号に対す 測定を並行して行うことが可能となり、外 けする装置が不要になるため、測定のため 構成を簡素化することができ、測定にかか 手間を低減することができる。




 
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