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Title:
PROCESSOR FOR ENDOSCOPE AND ENDOSCOPIC SYSTEM
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2020/175585
Kind Code:
A1
Abstract:
In one connector receiving part among two connector receiving parts of this processor for an endoscope, a shutter mechanism is provided that has a gap through which a connector-side connection end section passes, the shutter mechanism being configured so that a shutter, which is configured to separate a recessed space of the connector receiving part from the outside, can be opened with a force from the outside. In addition, this processor for an endoscope is provided with a lock mechanism that is configured so as to set the shutter to a locked state while another connector-side connection end section is connected to a processor-side connection end section, and so as to release the locked state of the shutter when releasing the connection between the other connector-side connection end section and the processor-side connection end section.

Inventors:
HIJIKATA TAKAO (JP)
MASUKAWA YUYA (JP)
MUKUMOTO TORU (JP)
ENDO MOTOHARU (JP)
Application Number:
PCT/JP2020/007864
Publication Date:
September 03, 2020
Filing Date:
February 26, 2020
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Assignee:
HOYA CORP (JP)
International Classes:
G02B23/24; A61B1/00; A61B1/04; G02B23/26
Domestic Patent References:
WO2015045463A12015-04-02
Foreign References:
JP2007029160A2007-02-08
JP2006181148A2006-07-13
JP2019076655A2019-05-23
JP2019058309A2019-04-18
Attorney, Agent or Firm:
GLOBAL IP TOKYO (JP)
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Claims:
\¥0 2020/175585 21 卩(:17 2020 /007864

請求の範囲

[請求項 1 ] 内視鏡用プロセッサであって、

前記内視鏡用プロセッサと接続される内視鏡のコネクタのコネクタ 側第 1接続端部とコネクタ側第 2接続端部のうち、 前記コネクタ側第 1接続端部を受け入れるための第 1の凹部空間が設けられ、 前記第 1 の凹部空間内に受け入れた前記コネクタ側第 1接続端部と、 前記内視 鏡用プロセッサのプロセッサ側第 1接続端部とを接続するよう構成さ れた第 1のコネクタ受け部と、

前記第 1の凹部空間と異なる第 2の凹部空間が設けられ、 前記第 2 の凹部空間内に受け入れた前記コネクタ側第 2接続端部と、 前記内視 鏡用プロセッサのプロセッサ側第 2接続端部とを接続するよう構成さ れた第 2のコネクタ受け部と、

前記第 2のコネクタ受け部に設けられ、 前記コネクタ側第 2接続端 部を通過させる隙間を有し、 前記第 2の凹部空間を外部に対して仕切 るよう構成されたシャッターを、 外部からの力で開くことができるよ うに構成されたシャッター機構と、

前記コネクタ側第 1接続端部と前記プロセッサ側第 1接続端部とが 接続されている期間中、 前記シャッターの開閉可能な動作可能状態か ら前記シャッターを閉状態に拘束するロック状態にし、 前記コネクタ 側第 1接続端部と前記プロセッサ側第 1接続端部との接続が解除され るとき、 前記シャッターの前記ロック状態を解除するよう構成された ロック機構と、 を備えることを特徴とする内視鏡用プロセッサ。

[請求項 2] 前記シャッターは、 前記第 2の凹部空間内を移動することによって 前記外部に開くよう構成され、

前記ロック機構は、 前記シャッターが移動する前記第 2の凹部空間 内の経路内に少なくとも一部が出入り自在に構成されたストッパーを 有し、 前記ロック機構は、 前記ストッパーの前記少なくとも一部が前 記経路内に入って前記シャッターの移動を阻止するよう構成されてい \¥0 2020/175585 22 卩(:171? 2020 /007864

る、 請求項 1 に記載の内視鏡用プロセッサ。

[請求項 3] 前記内視鏡用プロセッサは、 さらに、 前記コネクタ側第 1接続端部 を受け入れた状態で、 前記コネクタ側第 1接続端部を、 前記プロセッ サ側第 1接続端部との接続位置に誘導するよう構成された誘導機構を 備え、

前記ロック機構は、 前記コネクタ側第 1接続端部を誘導する前記誘 導機構の動作と連動して、 前記ストッパーの前記少なくとも一部が前 記経路内に入るよう構成されている、 請求項 2に記載の内視鏡用プロ セッサ。

[請求項 4] 前記内視鏡用プロセッサは、 さらに、 前記コネクタ側第 1接続端部 を受け入れた状態で、 前記コネクタ側第 1接続端部を、 前記プロセッ サ側第 1接続端部との接続位置に誘導するための操作レバーを備え、 前記ロック機構は、 前記コネクタ側第 1接続端部を誘導させる前記 操作レバーの動作と連動して、 前記ストッパーの前記少なくとも一部 が前記経路内に入るよう構成されている、 請求項 2又は 3に記載の内 視鏡用プロセッサ。

[請求項 5] 前記内視鏡用プロセッサは、 さらに、 前記コネクタ側第 1接続端部 を受け入れた状態で、 前記コネクタ側第 1接続端部を、 前記プロセッ サ側第 1接続端部との接続位置に誘導するよう構成された誘導機構を 備え、

前記ロック機構は、 前記コネクタ側第 1接続端部を誘導する前記誘 導機構の動作と連動して前記シャッターを前記ロック状態にするよう 構成されている、 請求項 1 に記載の内視鏡用プロセッサ。

[請求項 6] 前記第 2のコネクタ受け部は、 前記コネクタ側第 2接続端部と、 前 記プロセッサ側第 2接続端部とを光の送受が可能に接続するよう構成 され、

前記光の送受は、 前記コネクタ側第 2接続端部と前記プロセッサ側 第 2接続端部の間の空間内の光路を介した空間伝送により行われる、 \¥0 2020/175585 23 卩(:171? 2020 /007864

請求項 1から 5のいずれか 1項に記載の内視鏡用プロセッサ。

[請求項 7] 前記第 1のコネクタ受け部は、 前記コネクタ側第 1接続端部と、 前 記プロセッサ側第 1接続端部とを通信及び電力の送受が可能に接続す るよう構成され、

前記通信及び電力の送受は、 前記コネクタ側第 1接続端部と前記プ ロセッサ側第 1接続端部の間の空間内の光路を介した光の空間伝送に より行われる、 請求項 1から 6のいずれか 1項に記載の内視鏡用プロ セツサ。

[請求項 8] 請求項 1から 7のいずれか 1項に記載の内視鏡用プロセッサと、 前記コネクタを有する内視鏡と、 を備えることを特徴とする内視鏡 システム。

[請求項 9] 前記コネクタを第 1のコネクタといい、 前記コネクタ側第 1接続端 部を第 1のコネクタ側第 1接続端部というとき、

前記第 2のコネクタ受け部は、 前記第 2のコネクタ受け部に装着さ れる、 前記第 1のコネクタと異なる第 2のコネクタの第 2のコネクタ 側第 1接続端部を前記第 2の凹部空間に受け入れ、 受け入れた前記第 2のコネクタ側第 1接続端部と、 前記内視鏡用プロセッサのプロセッ サ側第 3接続端部とを接続するよう構成されている、 請求項 8に記載 の内視鏡システム。

[請求項 10] 請求項 1から 7のいずれか 1項に記載の内視鏡用プロセッサと、 前記コネクタを第 1のコネクタというとき、 前記第 2のコネクタ受 け部に装着される、 前記第 1のコネクタと異なる第 2のコネクタを有 する内視鏡と、

前記第 1の凹部空間を覆うカバー部材と、 を備えることを特徴とす る内視鏡システム。

[請求項 1 1 ] 前記第 2のコネクタ受け部は、 前記第 2のコネクタの第 2のコネク 夕側第 1接続端部を前記第 2の凹部空間に受け入れ、 受け入れた前記 第 2のコネクタ側第 1接続端部と、 前記内視鏡用プロセッサのプロセ \¥0 2020/175585 24 卩(:171? 2020 /007864

ッサ側第 3接続端部とを接続するよう構成されている、 請求項 1 0に 記載の内視鏡システム。

[請求項 12] 前記第 2の凹部空間内には、 前記コネクタ側第 2接続端部として、 前記内視鏡用プロセッサから光の入射を受ける光入射端部を共通して 備える前記第 1のコネクタ及び前記第 2のコネクタそれぞれの前記光 入射端部を受け入れる凹部空間が設けられている、 請求項 9から 1 1 のいずれか 1項に記載の内視鏡システム。

Description:
\¥0 2020/175585 1 卩(:17 2020 /007864 明 細 書

発明の名称 : 内視鏡用プロセッサ及び内視鏡システム

技術分野

[0001 ] 本発明は、 内視鏡のコネクタと接続するように構成され た内視鏡用プロセ ッサ及び内視鏡システムに関する。

背景技術

[0002] 人体内部の生体組織の観察や治療に内視鏡シ ステムが使用されている。 内 視鏡システムは、 生体組織を撮像素子で撮像して撮像画像を内 視鏡用プロセ ッサ (以降、 単にプロセッサという) に伝送する内視鏡と、 撮像画像の信号 を信号処理して表示用画像を作成するプロセ ッサを備える。 内視鏡には、 プ ロセッサと接続するためのコネクタが設けら れている。 一方、 プロセッサは 、 内視鏡側のコネクタの電気接続端子を受け入 れて、 プロセッサ側の電気接 続端子と接続するためのコネクタ揷入用凹部 空間が設けられたコネクタ受け 部を備える。

[0003] 例えば、 使用していないコネクタ受け部の差し込み口 を閉塞してコネクタ 受け部の内部への水分等の浸入を防止し、 電気的な安全性等が確保される電 子内視鏡装置が知られている (特許文献 1) 。

先行技術文献

特許文献

[0004] 特許文献 1 :特開 2 0 0 8— 2 2 9 2 0 4号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0005] 上記電子内視鏡装置では、 コネクタ受け部を露出状態と閉塞状態に設定 す る可動遮蔽体を設け、 使用する電子スコープのコネクタに対応した コネクタ 受け部を可動遮蔽体により露出させたとき、 他のコネクタ受け部を閉塞する ように動作するコネクタ受け部開閉機構を設 けている。 この可動遮蔽体によ り、 使用していないコネクタ受け部の差し込み口 を閉塞してコネクタ受け部 \¥0 2020/175585 2 卩(:171? 2020 /007864

の内部への水分等の浸入を防止し、 電気的な安全性等が確保することができ る、 とされている。

[0006] 上記電子内視鏡装置において、 露出状態あるいは閉塞状態とされる 2つの コネクタ受け部は、 どのタイプの内視鏡が接続される場合でも、 いずれか一 方だけが使用されるようになっている。 一方、 2つのコネクタ受け部を同時 に使用するタイプの内視鏡と接続されるプロ セッサでは、 一方のコネクタ受 け部において、 差し込まれたコネクタとの間に隙間があくこ とが考えられる 。 コネクタ受け部の凹部空間はそれぞれ、 対応する内視鏡のコネクタを受け 入れるよう形成されているためである。 プロセッサの使用中、 例えば術者の 手指が、 このような隙間に入り込むと、 高温になったコネクタ受け部の内部 に触れてしまう危険性がある。 また、 隙間に手指が入り込むことで、 プロセ ッサ内にたまった静電気が放電し、 プロセッサが破損するおそれがある。

[0007] 本発明は、 複数のコネクタ受け部を同時に使用する内視 鏡が接続される内 視鏡用プロセッサにおいて、 内視鏡のコネクタとコネクタ受け部との間に で きた隙間に、 ユーザの手指等が入り込むことを防止するこ とができる内視鏡 用プロセッサ及び内視鏡システムを提供する ことを目的とする。

課題を解決するための手段

[0008] 本発明の一態様は、 内視鏡用プロセッサであって、

前記内視鏡用プロセッサと接続される内視鏡 のコネクタのコネクタ側第 1 接続端部とコネクタ側第 2接続端部のうち、 前記コネクタ側第 1接続端部を 受け入れるための第 1の凹部空間が設けられ、 前記第 1の凹部空間内に受け 入れた前記コネクタ側第 1接続端部と、 前記内視鏡用プロセッサのプロセッ サ側第 1接続端部とを接続するよう構成された第 1のコネクタ受け部と、 前記第 1の凹部空間と異なる第 2の凹部空間が設けられ、 前記第 2の凹部 空間内に受け入れた前記コネクタ側第 2接続端部と、 前記内視鏡用プロセッ サのプロセッサ側第 2接続端部とを接続するよう構成された第 2のコネクタ 受け部と、

前記第 2のコネクタ受け部に設けられ、 前記コネクタ側第 2接続端部を通 \¥0 2020/175585 3 卩(:171? 2020 /007864

過させる隙間を有し、 前記第 2の凹部空間を外部に対して仕切るよう構成 れたシャッターを、 外部からの力で開くことができるように構成 されたシャ ッター機構と、

前記コネクタ側第 1接続端部と前記プロセッサ側第 1接続端部とが接続さ れている期間中、 前記シャッターの開閉可能な動作可能状態か ら前記シャッ ターを閉状態に拘束するロック状態にし、 前記コネクタ側第 1接続端部と前 記プロセッサ側第 1接続端部との接続が解除されるとき、 前記シャッターの 前記ロック状態を解除するよう構成されたロ ック機構と、 を備えることを特 徴とする。

[0009] 前記シャッターは、 前記第 2の凹部空間内を移動することによって前記 部に開くよう構成され、

前記ロック機構は、 前記シャッターが移動する前記第 2の凹部空間内の経 路内に少なくとも一部が出入り自在に構成さ れたストッパーを有し、 前記口 ック機構は、 前記ストッパーの前記少なくとも一部が前記 経路内に入って前 記シャッターの移動を阻止するよう構成され ていることが好ましい。

[0010] 前記内視鏡用プロセッサは、 さらに、 前記コネクタ側第 1接続端部を受け 入れた状態で、 前記コネクタ側第 1接続端部を、 前記プロセッサ側第 1接続 端部との接続位置に誘導するよう構成された 誘導機構を備え、

前記ロック機構は、 前記コネクタ側第 1接続端部を誘導する前記誘導機構 の動作と連動して、 前記ストッパーの前記少なくとも一部が前記 経路内に入 るよう構成されていることが好ましい。

[001 1 ] 前記内視鏡用プロセッサは、 さらに、 前記コネクタ側第 1接続端部を受け 入れた状態で、 前記コネクタ側第 1接続端部を、 前記プロセッサ側第 1接続 端部との接続位置に誘導するための操作レバ ーを備え、

前記ロック機構は、 前記コネクタ側第 1接続端部を誘導させる前記操作レ バーの動作と連動して、 前記ストッパーの前記少なくとも一部が前記 経路内 に入るよう構成されていることが好ましい。

[0012] 前記内視鏡用プロセッサは、 さらに、 前記コネクタ側第 1接続端部を受け \¥0 2020/175585 4 卩(:171? 2020 /007864

入れた状態で、 前記コネクタ側第 1接続端部を、 前記プロセッサ側第 1接続 端部との接続位置に誘導するよう構成された 誘導機構を備え、

前記ロック機構は、 前記コネクタ側第 1接続端部を誘導する前記誘導機構 の動作と連動して前記シヤッターを前記ロッ ク状態にするよう構成されてい ることが好ましい。

[0013] 前記内視鏡用プロセッサは、 前記第 2のコネクタ受け部は、 前記コネクタ 側第 2接続端部と、 前記プロセッサ側第 2接続端部とを光の送受が可能に接 続するよう構成され、

前記光の送受は、 前記コネクタ側第 2接続端部と前記プロセッサ側第 2接 続端部の間の空間内の光路を介した空間伝送 により行われる態様において好 適である。

[0014] 前記第 1のコネクタ受け部は、 前記コネクタ側第 1接続端部と、 前記プロ セッサ側第 1接続端部とを通信及び電力の送受が可能に 続するよう構成さ れ、

前記通信及び電力の送受は、 前記コネクタ側第 1接続端部と前記プロセッ サ側第 1接続端部の間の空間内の光路を介した光の 間伝送により行われて もよい。

[0015] 本発明の別の一態様は、 内視鏡システムであって、

前記内視鏡用プロセッサと、

前記コネクタを有する内視鏡と、 を備えることを特徴とする。

[0016] 前記内視鏡システムは、 前記コネクタを第 1のコネクタといい、 前記コネ クタ側第 1接続端部を第 1のコネクタ側第 1接続端部というとき、

前記第 2のコネクタ受け部が、 前記第 2のコネクタ受け部に装着される、 前記第 1のコネクタと異なる第 2のコネクタの第 2のコネクタ側第 1接続端 部を前記第 2の凹部空間に受け入れ、 受け入れた前記第 2のコネクタ側第 1 接続端部と、 前記内視鏡用プロセッサのプロセッサ側第 3接続端部とを接続 するよう構成されている態様において好適で ある。

[0017] 本発明のさらに別の一態様は、 内視鏡システムであって、 \¥0 2020/175585 5 卩(:17 2020 /007864

前記内視鏡用プロセッサと、

前記コネクタを第 1のコネクタというとき、 前記第 2のコネクタ受け部に 装着される、 前記第 1のコネクタと異なる第 2のコネクタを有する内視鏡と

前記第 1の凹部空間を覆うカバー部材と、 を備えることを特徴とする。

[0018] 前記内視鏡用プロセッサは、 前記第 2のコネクタ受け部が、 前記第 2のコ ネクタの第 2のコネクタ側第 1接続端部を前記第 2の凹部空間に受け入れ、 受け入れた前記第 2のコネクタ側第 1接続端部と、 前記内視鏡用プロセッサ のプロセッサ側第 3接続端部とを接続するよう構成されている 様において 好適である。

[0019] 前記内視鏡用プロセッサは、 前記第 2の凹部空間内に、 前記コネクタ側第

2接続端部として、 前記内視鏡用プロセッサから光の入射を受け る光入射端 部を共通して備える前記第 1のコネクタ及び前記第 2のコネクタそれぞれの 前記光入射端部を受け入れる凹部空間が設け られている態様において好適で ある。

発明の効果

[0020] 上述の内視鏡用プロセッサ及び内視鏡システ ムによれば、 複数のコネクタ 受け部を同時に使用する内視鏡が接続される 内視鏡用プロセッサにおいて、 内視鏡のコネクタとコネクタ受け部との間に できた空間内に、 ユーザの手指 等が入り込むことを防止することができる。

図面の簡単な説明

[0021 ] [図 1 ]_実施形態の医療用の内視鏡の外観斜視図で る。

[図 2]_実施形態のコネクタとプロセッサの一例を 拡大して示す斜視図である

[図 3] ( a ) , ( 13 ) は、 一実施形態におけるプロセッサと 2つのコネクタと を示す図である。

[図 4]_実施形態の誘導機構の一例を模式的に示す 図である。

[図 5]_実施形態のシャッター、 ストッパー、 及び操作レバーの _ 例を模式的 \¥0 2020/175585 6 卩(:171? 2020 /007864

に示す図である。

発明を実施するための形態

[0022] 以下、 図面を参照して実施形態の内視鏡用プロセッ サ及び内視鏡システム について説明する。 図 1は、 一実施形態の医療用の電子内視鏡 (以降、 単に 内視鏡という) とプロセッサの外観斜視図である。 以下の説明中の前後方向 は、 内視鏡の可撓管 1の先端側を 「前方」 、 ユニバーサルチューブ 6の先端 側 (コネクタ 7側) を 「後方」 と定義している。

[0023] 医療用の内視鏡は、 操作部 3と、 操作部 3から前方に延びかつ可撓性を有 する可撓管 1 と、 可撓管 1の前方に連結部 1 〇を介して連結された湾曲管 2 と、 操作部 3から後方に延びるユニバーサルチューブ 6と、 ユニバーサルチ ューブ 6の後端に固定したコネクタ 7と、 を備える。 操作部 3、 可撓管 1及 び湾曲管 2内には、 複数の湾曲操作ワイヤが揷通され、 各湾曲操作ワイヤは 、 先端部が先端部 5の後端に連結され、 後端が、 湾曲操作ワイヤを介して操 作部 3の湾曲操作レバー 4 (湾曲操作機構) に連結されている。 湾曲管 2は 、 湾曲操作レバー 4の操作に応じて任意の方向に任意の角度だ 湾曲する。

[0024] 湾曲管 2の先端部には、 先端部 5が設けられている。 先端部 5は実質的に 弾性変形不能な硬質樹脂材料によって構成さ れており、 先端部 5の平面から なる先端面には対物レンズ (観察レンズ) を備える開口、 照明レンズが設け られている出射口、 送気 ·送水口、 鉗子口等が設けられている。

[0025] 操作部 3、 可撓管 1、 湾曲管 2、 ユニバーサルチューブ 6及びコネクタ 7 の内部には、 その前端が照明レンズに接続するライ トガイ ドファイバ (図示 略) が設けられている。 さらに先端部 5の内部には対物レンズの直後に位置 する撮像素子 (図示略) が設けられている。

可撓管 1、 湾曲管 2、 先端部 5、 及び連結部 1 0は、 体腔内に挿入される 揷入部 1 2を形成する。 先端部 5に設けられた撮像素子から延びる画像信号 用ケーブルは、 湾曲管 2、 可撓管 1、 操作部 3及びユニバーサルチューブ 6 の内部を通ってコネクタ 7の内部まで延びている。 コネクタ 7は、 内視鏡用 プロセッサ (以降、 単にプロセッサという) 2 0に接続される。 プロセッサ 2 0は、 撮像素子から送られてくる画像信号を処理し て、 撮像素子で撮像し た被写体の画像をモニタ (図示略) に表示するように制御している。 プロセ ッサ 2 0は、 生体組織を照明する照明光となる光を出射す る図示されない光 源装置を備える。 光源装置から出射される光は、 コネクタ 7を経由して、 先 端部 5まで L C B (L i ght Car ry i ng Bund le) ケーブル内を伝送される。 この L C Bケーブルは、 ユニバーサルチューブ 6及び可撓管 1内に設けられてい る。

[0026] コネクタ 7を含む内視鏡は、 洗浄及び消毒をして再利用可能な構成とする ために、 コネクタ 7は水密、 気密性が高く、 コネクタ 7の内部構造は閉密状 態となっている。 このため、 コネクタ 7の外側には、 内部構造を閉密にする 筐体が設けられている。 筐体及び筐体で覆われた部分をコネクタ本体 部 8と いう。

コネクタ 7は、 内部構造として、 プロセッサ 2 0に撮像素子から送信され る画像信号をプロセッサ 2 0に送信する前に信号処理する信号処理回路 及 び内視鏡の固有情報を記録したメモリを備え る。 内視鏡の固有情報には、 例 えば、 撮像素子の画素数や感度、 動作可能なフレームレート、 型番等が含ま れる。 信号処理回路は、 メモリから読み出された固有情報をプロセッ サ 2 0 に設けられた図示されないシステムコントロ ーラに出力する。

すなわち、 内視鏡は、 生体組織を撮像する撮像素子を先端に備え、 体腔内 に揷入される揷入部 1 2と、 プロセッサ 2 0と接続可能に設けられるコネク 夕 7と、 を備える。 コネクタ 7は、 撮像素子から伝送される撮像画像の信号 を信号処理する電子回路である信号処理回路 を備え、 信号処理した撮像画像 の信号をプロセッサ 2 0に伝送する機能を有する。

[0027] 図 2は、 コネクタ 7 , 7 *とプロセッサ 2 0の一例を拡大して示す斜視図で ある。 図 3 (a) , (b) は、 一実施形態のプロセッサ 2 0とコネクタ 7,

7 *とを接続する状態を説明する図である。

コネクタ 7 (第 1のコネクタ) は、 コネクタ本体部 8の他に、 電気接続端 部 7 a (コネクタ側第 1接続端部) と、 光入射端部 7 b (コネクタ側第 2接 \¥0 2020/175585 8 卩(:171? 2020 /007864

続端部) と、 を備える。 電気接続端部 7 3は先端が開口した筒形状を成し、 コネクタ本体部 8から突出している。 電気接続端部 7 3の筒形状で囲まれた 内部には、 撮像素子から延びる信号線や、 撮像素子等の動作を制御する制御 線、 プロセッサ 2 0から供給される電力を伝送する伝送線と接 される構成 の図 されない電気接続端子が設けられている。

光入射端部 7匕は、 先端が開口した筒形状を成し、 コネクタ本体部 8から 突出している。 光入射端部 7匕の筒形状で囲まれた内部には、 プロセッサ 2 〇内の光源装置から照射された照明光を先端 部 5に伝送する!- 0巳ケーブル が設けられている。 光入射端部 7匕の開口には、 1_ 0巳ケーブルが照明光の 入射を受ける開口面が設けられている。

このような電気接続端部 7 3 及び光入射端部 7匕のそれぞれが、 プロセッ サ 2 0側の後述するコネクタ受け部 2 2 3及び光コネクタ受け部 2 2匕に接 続される。

[0028] プロセッサ 2 0は、 コネクタ受け部 2 2 3 , 2 2〇と、 光コネクタ受け部

2 2匕と、 操作パネル 2 5と、 を備える。

操作パネル 2 5は、 術者が内視鏡システムで行いたい観察や検査 に対応し てプロセッサ 2 0及び内視鏡が動作するように指示入力する めのパネルで ある。 指示入力は、 例えば、 通常観察モードや特殊観察モード等のモード の 切換や、 生体組織を撮像素子で取得した撮像画像に施 す処理内容や、 図示さ れないモニタに画像や検査結果を表示する表 示形態の指示入力を含む。

[0029] コネクタ受け部 2 2 3 (第 1のコネクタ受け部) 及び光コネクタ受け部 2

2匕は、 図 2に示す電気接続端部 7 3及び光入射端部 7匕をそれぞれ受け入 れる部分であり、 コネクタ揷入用凹部空間 2 4 3 (第 1の凹部空間) 及び光 コネクタ揷入用凹部空間 2 4匕を有する。

コネクタ揷入用凹部空間 2 4 3内の奥側部分には、 プロセッサ側の電気接 続端子 2 8 3 (プロセッサ側第 1接続端部) (図 3 ( 3 ) , (b)参照) が 設けられ、 光コネクタ揷入用凹部空間 2 4匕内の奥側部分には、 光源装置の 照明光の出射部 2 8匕 (プロセッサ側第 2接続端部) が設けられている。 し \¥0 2020/175585 9 卩(:171? 2020 /007864

たがって、 図 3 (a) に示す状態からコネクタ 7をプロセッサ 2 0側に移動 させて、 コネクタ 7の電気接続端部 7 3及び光入射端部 7匕のそれぞれがコ ネクタ揷入用凹部空間 2 4 3及び光コネクタ揷入用凹部空間 2 4匕内の所定 の位置 (接続位置) に挿入されることにより、 コネクタ側の電気接続端子と プロセッサ側の電気接続端子 2 8 3が接続され、 照明光の出射部 2 8 13の対 向する位置に、 1_ 0巳ケーブルの開口端が位置する。 これにより、 電気接続 端部 7 3と電気接続端子 2 8 3との間で通信及び電力の送受が可能となり 光入射端部 7匕と出射部 2 8匕との間で照明光の送受が可能となる。 照明光 の送受は、 互いに接続される (互いに対向して位置する) 接続端部の間の空 間内の光路を介した空間伝送により行われる 。

[0030] すなわち、 プロセッサ 2 0は、 内視鏡側のコネクタ 7の電気接続端子を受 け入れて、 プロセッサ 2 0側の電気接続端子 2 8 3と接続するためのコネク 夕揷入用凹部空間 2 4 3が設けられたコネクタ受け部 2 2 3 と、 内視鏡側の コネクタ 7の光入射端部 7匕を受け入れて、 !_ 0巳ケーブルの開口端をプロ セッサ 2 0側の光源装置の出射部 2 8 の対向する位置 (接続位置) に配置 させるための光コネクタ揷入用凹部空間 2 4匕が設けられた光コネクタ受け 部 2 2匕と、 を備える。 なお、 本明細書において、 内視鏡側の接続端部とプ ロセッサ側の接続端部とを接続するとは、 両接続端部の間で、 通信、 あるい は、 電力又は光の送受が可能に接続することを意 味する。 互いに接続された 接続端部同士は、 物理的に接していてもよく、 空間を間に挟んで離れて配置 されていてもよい。 2つの接続端部の間での通信及び電力の送受 、 有線あ るいは無線で行われる。

[0031 ] さらに、 図 2に示すように、 プロセッサ 2 0は、 別のタイプの内視鏡側の コネクタ 7 *の電気接続端子を受け入れて、 プロセッサ 2 0側の電気接続端子 2 8〇 (プロセッサ側第 3接続端部) (図 3 ( 3 ) , (b) 参照) と接続す るためのコネクタ揷入用凹部空間 2 4〇 (第 2の凹部空間) が設けられたコ ネクタ受け部 2 2〇を備える。 コネクタ受け部 2 2〇は、 光コネクタ受け部 2 2匕と一体化され、 第 2のコネクタ受け部を構成する。 コネクタ 7 *がコネ \¥0 2020/175585 10 卩(:171? 2020 /007864

クタ受け部 2 2〇と接続されるとき、 光コネクタ受け部 2 2匕は、 光コネク 夕揷入用凹部空間 2 4匕に、 光入射端部 7 ^ (図 3 (匕) 参照) を受け入れ て、 !_〇巳ケーブルの開口端をプロセッサ 2 0側の光源装置の出射部 2 8匕 の対向する位置に配置させる。 したがって、 コネクタ 7とコネクタ 7 *は、 プ ロセッサ 2 0に接続される時、 光入射端部 7匕及び光入射端部 7匕 *が光コネ クタ受け部 2 2匕を共用して光コネクタ揷入用凹部空間 2 4匕に揷入される ように構成されている。 このため、 光コネクタ受け部を他のコネクタ受け部 と別体に設けたプロセッサと比べ、 プロセッサ 2 0内のスペースの制約が少 なく、 例えば、 モニタ等の部品の配置スペースを大きく確保 することができ る。 また、 プロセッサ 2 0の小型化が可能である。

[0032] このように、 プロセッサ 2 0は、 コネクタ 7の電気接続端部 7 3を受け入 れて、 プロセッサ 2 0側の電気接続端子 2 8 3と接続するためのコネクタ揷 入用凹部空間 2 4 3が設けられたコネクタ受け部 2 2 3 と、 コネクタ 7 *の電 気接続端部 (第 2のコネクタ側第 1接続端部) (図 3 (匕) 参照) を受 け入れて、 プロセッサ 2 0側の電気接続端子 2 8〇と接続するためのコネク 夕揷入用凹部空間 2 4〇が設けられたコネクタ受け部 2 2〇と、 を備える。 また、 光コネクタ揷入用凹部空間 2 4匕は、 コネクタ 7の光入射端部 7匕及 びコネクタ 7 *の光入射端部 7匕*を受け入れてプロセッサ 2 0側の照明光の 出射部 2 8匕に対向する位置に位置させる。 これにより、 光入射端部 7匕あ るいは光入射端部 7匕 *と出射部 2 8匕との間で照明光の送受が可能となる。 図 3 (a) には、 接続位置における光入射端部 7匕の位置が破線で示され、 図 3 (匕) には、 接続位置における光入射端部 7匕*の位置が破線で示されて いる。 このように、 コネクタ 7をプロセッサ 2 0に接続する時、 及びコネク 夕 7 *をプロセッサ 2 0に接続する時のいずれにおいても、 光コネクタ受け部 2 2匕及び光コネクタ揷入用凹部空間 2 4匕は使用される。 以上説明したよ うに、 プロセッサ 2 0は、 コネクタ揷入用凹部空間 2 4 2 4〇が設けら れたコネクタ受け部 2 2〇を 2つ備える。

[0033] コネクタ 7の電気接続端部 7 3は、 円筒形状を成し、 コネクタ 7 *の電気接 \¥0 2020/175585 1 1 卩(:171? 2020 /007864

続端部 7 は、 矩形形状を成している。 図 2及び図 3 (匕) に示すように、 コネクタ 7 *の電気接続端部 7 3 *が挿入されるコネクタ揷入用凹部空間 2 4 〇内には、 光コネクタ受け部 2 2匕の光コネクタ揷入用凹部空間 2 4匕が設 けられている。 すなわち、 光コネクタ揷入用凹部空間 2 4匕は、 コネクタ揷 入用凹部空間 2 4〇の一部の空間を、 コネクタ揷入用凹部空間 2 4〇と共有 している。

[0034] コネクタ受け部 2 2〇には、 シャッター機構 4 2が設けられている。 シャ ッター機構 4 2は、 コネクタ揷入用凹部空間 2 4〇を外部に対して仕切るシ ャッター4 0を有している。 シャッター 4 0によって外部に対して仕切られ ることで、 水等の液体がコネクタ揷入用凹部空間 2 4〇内に進入することが 防止され、 電気的な安全性が確保される。 シャッター 4 0は、 コネクタ 7 ,

7 *の光入射端部 7匕, 7匕*を通過させる隙間 4 0 3 を有している。 図 3 ( a) , (b) において、 シャッター4 0は板状の部材であり、 図 2〜図 5に 示すように、 シャッター 4 0には、 光入射端部 7匕の形状と対応した円孔の 隙間 4 0 3が設けられている。 このため、 コネクタ 7がプロセッサ 2 0に接 続される時、 シャッター 4 0は、 コネクタ揷入用凹部空間 2 4〇を外部に対 して仕切りつつ、 光入射端部 7匕を通過させることができる。

[0035] また、 シャッター機構 4 2は、 シャッター 4 0を外部からの力で開くこと ができるように構成されている。 具体的に、 シャッター 4 0は、 コネクタ揷 入用凹部空間 2 4〇内を移動することによって外部に開くよ 構成されてい る。 図 3 (匕) において、 シャッター 4 0は、 バネ等の付勢部材によりコネ クタ揷入用凹部空間 2 4〇の入口側に付勢されており、 外部からの力を受け て、 コネクタ揷入用凹部空間 2 4〇内を奥側に移動 (スライ ド) することが できるようになっている。 コネクタ 7 *がプロセッサ 2 0に接続される時、 シ ャッター4 0は、 コネクタ 7 *に押されてコネクタ揷入用凹部空間 2 4〇内を 奧側に移動することで、 コネクタ揷入用凹部空間 2 4〇を開放し、 コネクタ を受け入れる。 シャッター 4 0は、 水平方向に垂直 な方向に延在した姿勢を維持しつつ、 コネクタ揷入用凹部空間 2 4〇内を移 \¥0 2020/175585 12 卩(:171? 2020 /007864

動するようになっている。 図 3 ( 13 ) において、 コネクタ 7 *によって奧側に 押し込まれたシャッター 4 0を破線で示す。

[0036] シャッター 4 0は、 後述するロック機構 6 2によって、 コネクタ 7の電気 接続端部 7 3と、 プロセッサ 2 0側の電気接続端子 2 8 3とが接続されてい る期間中、 開閉可能な動作可能状態から閉状態に拘束さ れ、 ロック状態にさ れるようになっている。 一方、 シャッター4 0は、 ロック機構 6 2によって 、 電気接続端部 7 3と電気接続端子 2 8 3との接続が解除されるとき、 ロッ ク状態が解除されるようになっている。 図 3 ( a ) , ( 13 ) において、 シャ ッター 4 0は、 コネクタ揷入用凹部空間 2 4〇の入口側の端部において閉状 態に拘束される。 シャッター 4 0は、 動作可能状態では、 外部からの力を受 けて移動することができるが、 閉状態では、 外部からの力を受けても移動し ない。

[0037] プロセッサ 2 0は、 ロック機構 6 2を備えている。 コネクタ受け部 2 2〇 のコネクタ揷入用凹部空間 2 4〇は、 上述したように、 コネクタ 7 *の電気接 続端部 7 を受け入れるよう構成されているため、 コネクタ 7をプロセッサ

2 0に接続するために、 コネクタ 7の光入射端部 7匕を光コネクタ揷入用凹 部空間 2 4 bに揷入した場合、 光入射端部 7匕の周りを囲むコネクタ揷入用 凹部空間 2 4〇の部分が隙間となる。 このため、 シャッターが開閉可能に動 作可能であると、 例えば術者の手指が触れてシャッターを押し 開いてしまう 場合がある。 このため、 光入射端部 7匕とコネクタ受け部 2 2〇との間の隙 間に、 術者の手指が入り込んで、 奥側の出射部 2 8匕やその付近のコネクタ 受け部 2 2〇の部分に触れてしまうおそれがある。 プロセッサ 2 0の使用中 、 これらの部分は高温になるため、 これらの部分に触れることは危険である 。 内視鏡を取り替えるためにコネクタ 7を取り外す場合にも、 このようなこ とが起こりうる。 また、 光入射端部 7匕とコネクタ受け部 2 2〇との間の隙 間に手指が入り込むことで、 隙間内で露出した電気接続端子 2 8〇から、 プ ロセッサ内に溜まった静電気が放電され、 プロセッサが破損するおそれがあ る。 上述したプロセッサ 2 0によれば、 電気接続端部 7 3 と電気接続端子 2 \¥0 2020/175585 13 卩(:171? 2020 /007864

8 3が接続された状態、 すなわち、 コネクタ 7をプロセッサ 2 0に接続した 状態では、 シャッター 4 0は閉状態に拘束されているため、 術者の手指によ ってシャッター 4 0が押されても、 シャッター 4 0が開くことはなく、 術者 の手指が光入射端部 7匕とコネクタ受け部 2 2〇との間の隙間に入り込むこ とが防止される。

[0038] なお、 上述したプロセッサ 2 0によれば、 電気接続端部 7 3 と電気接続端 子 2 8 3との接続が解除されるとき、 すなわち、 コネクタ 7とプロセッサ 2 〇との接続が解除されるとき、 シャッター 4 0のロック状態は解除される。 このため、 コネクタ 7 *をプロセッサ 2 0に接続する時は、 コネクタ 7 *の電 気接続端部 7 を押し込んでシャッター 4 0を押し開き、 コネクタ揷入用凹 部空間 2 4〇内に揷入することができる。 電気接続端部 7 3と電気接続端子 2 8 3 との接続が解除されるとき、 光入射端部 7匕と出射部 2 8匕との接続 も解除される。 コネクタ 7とプロセッサ 2 0との接続は、 電気接続端部 7 3 及び光入射端部 7匕のそれそれが、 コネクタ受け部 2 2 3及び光コネクタ揷 入用凹部空間 2 4匕内の接続位置から離れることで解除され 。

[0039] シャッター4 0が、 上述したように、 コネクタ揷入用凹部空間 2 4〇内を 移動することによって外部に開くよう構成さ れている場合、 一実施形態によ れば、 ロック機構 6 2は、 ストッパー6 0を有し、 ストッパー6 0の少なく とも一部が、 シャッター 4 0の移動経路内に入ってシャッター 4 0の移動を 阻止するよう構成されていることが好ましい 。 ストッパー6 0は、 図 3 ( 3 ) の破線で示すように、 シャッター 4 0が移動するコネクタ揷入用凹部空間 2 4〇内の移動経路内に、 ストッパー 6 0の少なくとも一部が出入り自在に 構成されている。 移動経路とは、 シャッター 4 0が位置しうるコネクタ揷入 用凹部空間 2 4〇内の空間を意味し、 図示される例において、 光コネクタ揷 入用凹部空間 2 4匕を除くコネクタ揷入用凹部空間 2 4〇内の略全体を意味 する。 図 3 ( 3 ) , ( b ) に示す例において、 コネクタ揷入用凹部空間 2 4

〇内の移動経路内に出入りするストッパ _ 6 0の下端部 6 0匕は、 閉状態に あるシャッター 4 0に対し、 コネクタ揷入用凹部空間 2 4〇の奧側に位置し \¥0 2020/175585 14 卩(:171? 2020 /007864

ている。 このため、 ストッパー6 0の下端部 6 0匕がコネクタ揷入用凹部空 間 2 4〇内に入り込み、 シャッター 4 0が、 コネクタ揷入用凹部空間 2 4〇 の入口側からストッパ _ 6 0に当接することで、 シャッター 4 0の移動は阻 止される。 ストッパー6 0は、 例えば、 後述する誘導機構 2 6や操作レバー 2 9の動作と連動して、 コネクタ揷入用凹部空間 2 4〇に入り込むよう構成 されている。 なお、 図 3 ( a ) , ( 13 ) において、 プロセッサ 2 0は、 凹部 空間 2 4 3 ~ 2 4〇を通る切断面によって示される。

[0040] —実施形態によれば、 プロセッサ 2 0は、 電気接続端部 7 3 を受け入れた 状態で、 内視鏡側の電気接続端部 7 3を、 プロセッサ 2 0側の電気接続端子 2 8 3 との接続位置に誘導するよう構成された 誘導機構 2 6を備えている。 誘導機構 2 6は、 具体的に、 コネクタ揷入用凹部空間 2 4 3 内の所定の位置 に挿入された電気接続端部 7 3を誘導機構 2 6の一部に係止させることで把 持し、 コネクタ揷入用凹部空間 2 4 3内の奥に設けられた電気接続端子 2 8 ^の位置に誘導する。

ここで、 図 4を参照して、 誘導機構 2 6について説明する。 図 4は、 誘導 機構 2 6の一例を模式的に示す図である。 誘導機構 2 6は、 両端が開口した 円筒管部材 3 0を備える。 円筒管部材 3 0の管内に、 電気接続端部 7 3 が揷 通することができるように円筒管部材 3 0は構成されている。 揷通する電気 接続端部 7 3 の表面 (外周側面) には、 突起 7〇が設けられており、 一方、 円筒管部材 3 0には、 突起 7〇が進入する (案内される) ことができるスリ ッ ト孔 3 0 3が設けられている。 スリッ ト孔 3 0 3に突起 7〇が進入するこ とで、 電気接続端部 7 3は、 円筒管部材 3 0により係止され把持される。 ス リッ ト孔 3 0 3は、 コネクタ揷入用凹部空間 2 4 3の奥行き方向八に延びる 途中で、 円筒管部材 3 0の円周方向 0に対し傾斜した方向に延びるよう屈曲 した屈曲部 3 0匕を有する。 円筒管部材 3 0は、 円周方向〇に回転するが、 コネクタ揷入用凹部空間 2 4 3の奥行き方向八の移動はしないようにプロ ッサ 2 0内で固定されている。 このため、 円筒管部材 3 0が図 4に示すよう に、 円筒管部材 3 0の円周方向〇に回転することにより、 突起 7〇を係止し \¥0 2020/175585 15 卩(:171? 2020 /007864

たスリッ ト孔 2 6 3の傾斜に対応して突起 7〇が移動するので、 円筒管部材

3 0に係止され把持された電気接続端部 7 3 は、 コネクタ揷入用凹部空間 2

4 3の奥行き方向八に移動する。 コネクタ揷入用凹部空間 2 4 3の奥側には 、 上述した、 プロセッサ側の電気接続端子 2 8 3が設けられている。 したが って、 誘導機構 2 6は、 コネクタ 7の電気接続端部 7 3 を、 プロセッサ側の 電気接続端子 2 8 3 に誘導する。 円筒管部材 3 0の円周方向 0への回転は、 例えば、 後述する操作レバー 2 9の操作に連動して行われる。

このように、 誘導機構 2 6は、 コネクタ揷入用凹部空間 2 4 3 に挿入され た電気接続端部 7 3内に備えるコネクタ側の電気接続端子をプ セッサ側の 電気接続端子 2 8〇に接続させるために、 コネクタ 7の電気接続端部 7 3を 係止し把持して誘導するように構成されてい る。

[0041 ] プロセッサ 2 0が、 このような誘導機構 2 6を備える場合に、 ロック機構

6 2は、 電気接続端部 7 3を誘導する誘導機構 2 6の動作と連動してシャッ 夕 _ 4 0をロック状態にするよう構成されているこ が好ましい。 具体的に は、 ロック機構 6 2は、 電気接続端部 7 3を誘導する誘導機構 2 6の動作と 連動して、 ストッパー 6 0の少なくとも _ 部がシャッター 4 0の移動経路内 に入るよう構成されていることが好ましい。 誘導機構 2 6は、 上述したよう に、 電気接続端部 7 3内の電気接続端子をプロセッサ側の電気接 端子 2 8 〇に接続させる機能を有しており、 プロセッサ 2 0に内視鏡を接続し、 使用 する際に動作される。 このような動作と連動して、 ストッパー6 0がシャッ 夕 _ 4 0の移動経路内に入るように構成されている 、 コネクタ 7をプロセ ッサ 2 0に接続する時に必ず行う動作と連動させて シャッター 4 0を閉状 態に拘束させることができ、 コネクタ 7がプロセッサ 2 0に接続されている 間、 シャッター 4 0が開くことを確実に防止できる。 これにより、 術者の手 指がコネクタ揷入用凹部空間 2 4〇内に入り込むことを確実に防止できる。

[0042] —実施形態によれば、 プロセッサ 2 0は、 電気接続端部 7 3 を受け入れた 状態で、 電気接続端部 7 3を、 プロセッサ側の電気接続端子 2 8〇との接続 位置に誘導するための操作レバー 2 9を備えている。 この場合に、 ロック機 \¥0 2020/175585 16 卩(:171? 2020 /007864

構 6 2は、 電気接続端部 7 3を誘導させる操作レバー 2 9の動作と連動して 、 ストッパー 6 0の少なくとも一部が、 シャッター 4 0の移動経路内に入る よう構成されていることが好ましい。

[0043] ここで、 図 5を参照して、 操作レバー 2 9について説明する。 図 5は、 シ ャッター4 0、 ストッパー 6 0、 及び操作レバー 2 9の一例を模式的に示す 図である。 操作レバー 2 9は、 術者が操作するレバーであって、 図 2及び図 5に示すように、 円筒管部 2 9匕の周上の途中から外周側に延びるレバー 2 9 3が形成されている。 操作レバー 2 9は、 レバー 2 9 3を操作することで 、 円筒形状の円の中心を回転中心として回転す る。 円筒管部 2 9匕の一部の 周方向領域には、 円筒管部 2 9 13の径方向長さ (厚み) が周方向の一方の側 に徐々に変化して大きくなった厚肉部 2 9〇が設けられている。

[0044] 図 5には、 コネクタ受け部 2 2 8にコネクタが接続されていないときの操 作レバー 2 9を実線で示し、 コネクタ受け部 2 2 3 にコネクタ 7が接続され ているときの操作レバー 2 9を破線で示す。 コネクタ受け部 2 2 3 にコネク 夕が接続されていないとき、 操作レバー 2 9は、 厚肉部 2 9〇に周方向に隣 接した位置で、 ストッパー6 0の上端部 6 0 3に当接している。 なお、 スト ッパー 6 0は、 パネ等の付勢部材により操作レバー 2 9側に移動するよう付 勢されている。 このとき、 ストッパ _ 6 0の下端部 6 0 13は、 シャッタ _ 4 0の上端部よりも上方に位置している。 このため、 シャッター4 0は、 スト ッパー 6 0によって移動を遮られることなく、 コネクタ揷入用凹部空間 2 4 〇内を奥側に移動することができる。 この状態で、 コネクタ受け部 2 2 3に コネクタ 7を接続するために、 コネクタ側の電気接続端部 7 3をコネクタ揷 入用凹部空間 2 4 3 内に入れ、 操作レバー 2 9を、 図 5の矢印方向に回転さ せると、 ストッパ _ 6 0の上端部 6 0 3が操作レバー 2 9の厚肉部 2 9〇に よって下方に押されてコネクタ揷入用凹部空 間 2 4〇内に入り込む。 このた め、 シャッター 4 0は、 外部から力を受けても、 ストッパー6 0の下端部 6 0匕に当接して、 コネクタ揷入用凹部空間 2 4〇内を奥側に移動することが できない。 このようにして、 シャッター4 0は、 閉状態で拘束される。 この \¥0 2020/175585 17 卩(:171? 2020 /007864

とき、 誘導機構 2 6は、 操作レバー 2 9の動作と連動して、 内視鏡側の電気 接続端部 7 3を、 プロセッサ 2 0側の電気接続端子 2 8 3との接続位置に誘 導する。 なお、 誘導機構 2 6の円筒管部材 3 0は、 操作レバー 2 9と一体に 回転するよう、 操作レバー 2 9の円筒管部 2 9 13に固定されている。 シャッ 夕 _ 4 0の移動経路内に入り込んだストッパ _ 6 0は、 操作レバー 2 9が操 作されない限り、 厚肉部 2 9〇との間の摩擦により、 移動経路内に入り込ん だ状態が維持されるようになっているが、 一方で、 操作レバー 2 9の回転を 防止する機構 (不図示) を作動させて、 ストッパ _ 6 0が移動経路内に入り 込んだ状態が維持されるようになっていても よい。

このような操作レバー 2 9の動作と連動して、 ストッパ _ 6 0の少なくと も一部がシャッタ _ 4 0の移動経路内に入るよう構成されていると コネク 夕 7をプロセッサ 2 0に接続させる際に行う術者の動作の数が減 、 操作性 が向上する。 コネクタ 7をプロセッサ 2 0に接続する時、 術者は、 内視鏡の 先端部 5側の部分を片手で持ちながら、 もう片方の手でコネクタ 7の挿入を 行うことが多いため、 動作の数は少ないことが好ましい。

_方、 ストッパー 6 0がシャッター 4 0の移動経路内に入り込んでいる状 態で、 操作レバー 2 9を、 シャッター 4 0を閉状態にするときと反対方向に 回転するよう操作すると、 ストッパ _ 6 0は移動経路内から退避し、 シャッ 夕 _ 4 0のロック状態は解除される。

このように、 ストッパー 6 0は、 シャッター 4 0の移動経路内に出入り自 在である。

[0045] コネクタ受け部 2 2 3にコネクタ 7が接続されているときのストッパー 6 〇の下端部 6 0匕は、 隙間 4 0 3を通過して光コネクタ揷入用凹部空間 2 4 匕内に配置された光入射端部 7匕と接触しないよう、 図 5に示すように、 隙 間 4 0 8よりも上方に位置している。 _ 実施形態によれば、 ストッパー 6 0 の下端は、 シャッター4 0の上端と隙間 4 0 8との間の位置 (例えば、 シャ ッター 4 0の上端から、 シャッター 4 0の上端と隙間 4 0 8との距離の 1 0 〜 9 0 %の距離の位置) に配置されることが好ましい。 これにより、 シャッ \¥0 2020/175585 18 卩(:171? 2020 /007864

夕 _ 4 0の移動を確実に阻止しつつ、 ストッパ _ 6 0が樹脂製である場合の 光入射端部 7匕の熱からの保護を図ることができる。

[0046] 厚肉部 2 9〇に押し下げられて移動するストッパ _ 6 0の最大移動距離は 、 図 5に示す例のように、 円筒管部 2 9 13の周方向に沿った厚肉部 2 9〇の 周方向長さより短いことが好ましい。 これにより、 ストッパー 6 0をスムー ズに移動させることができる。 一実施形態によれば、 ストッパー6 0の最大 移動距離は、 厚肉部 2 9〇の周方向長さの好ましくは 5〜 5 0 %、 より好ま しくは 1 0〜 2 5 %である。 これにより、 ストッパー6 0のスムーズな移動 を確保しつつ、 操作レバー 2 9の操作量を少なく して、 術者の操作負担を低 減できる。

[0047] なお、 コネクタ 7をコネクタ受け部 2 2 3から取り外す場合は、 操作レバ — 2 9を、 図 5の矢印方向と逆方向に回転させると、 ストッパー6 0は、 付 勢力を受けて上方に移動し、 ストッパ _ 6 0の下端部 6 0匕はコネクタ揷入 用凹部空間 2 4〇内から出る。 ストッパー 6 0の下端部 6 0匕がシャッター 4 0の上方に移動した状態では、 シャッター 4 0は、 移動を遮られることが ないため、 コネクタ揷入用凹部空間 2 4〇内を奥側に移動することができる 。 すなわち、 シャッター4 0は、 開閉可能な動作可能状態となる。

[0048] —実施形態によれば、 コネクタ受け部 2 2 3 が使用されていないとき、 す なわちコネクタ受け部 2 2 3がコネクタ 7の電気接続端部 7 3を受け入れて いないとき、 コネクタ受け部 2 2 3は、 カバー部材 (図示略) で閉塞される ことが好ましい。 カバー部材は、 例えば、 樹脂あるいは金属製の蓋であり、 操作レバー 2 9に係止されるように構成されている。

[0049] 互いに接続される 2つの接続端部の間の通信及び電力の送受が 無線によ り行われる場合、 プロセッサ側の接続端部には、 光を通過させるための透明 な部材が配置されるが、 上述したプロセッサ 2 0によれば、 コネクタ 7をプ ロセッサ 2 0に接続している間、 術者の手指がコネクタ揷入用凹部空間 2 4 〇内に入り込んで、 この部材の表面に触れ、 汚すことを防止できる。

[0050] 以上、 本発明の内視鏡用プロセッサ及び内視鏡シス テムについて詳細に説 \¥02020/175585 19 卩(:171? 2020 /007864

明したが、 本発明の内視鏡用プロセッサ及び内視鏡シス テムは上記実施形態 に限定されず、 本発明の主旨を逸脱しない範囲において、 種々の改良や変更 をしてもよいのはもちろんである。

符号の説明

[0051] 1 可撓管

2 湾曲管

3 操作部

4 湾曲操作レバー

5 先端部

6 ユニバーサルチューブ

7, 7 * コネクタ

73, 73* 電気接続端部

7匕, 7匕 * 光入射端部

20 プロセッサ

223, 22〇 コネクタ受け部

22匕 光コネクタ受け部

243, 24〇 コネクタ揷入用凹部空間

24匕 光コネクタ揷入用凹部空間

283, 28〇 電気接続端子

28匕 出射部

29 操作レバー

293 レバー

29 b 本体部

29〇 厚肉部

4〇 シャッター

42 シャッター機構

60 ストッパー

608 上端部 \¥02020/175585 20 卩(:17 2020 /007864

606 下端部

62 ロック機構