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Patent Searching and Data


Title:
SIGNAL RELAY DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/001709
Kind Code:
A1
Abstract:
A scheme to make services, such as an IP telephone service, available is provided even in the case where an electric power supply from a commercial alternative current electric power source is stopped due to a blackout or the like. A signal relay device is provided with multiple connectors that include an electric power receiving terminal connected with an alternative current electric power source and terminals for the input or output of signals such as a packet, wherein the terminals of the multiple connecters are connected with each other through electric lines; and an electricity storing means that is connected with the electric power receiving terminal and the electric lines and stores backup power to discharge the electricity to the electric lines connected with parts of or all the electric lines of the multiple connectors in accordance with the electric power supplied from the electric power receiving terminal through the electric lines.

Inventors:
IWAI KAZUHIRO (JP)
KANEMARU MASAMI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/061016
Publication Date:
December 31, 2008
Filing Date:
June 17, 2008
Export Citation:
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Assignee:
DENSEI LAMBDA KK (JP)
IWAI KAZUHIRO (JP)
KANEMARU MASAMI (JP)
International Classes:
H04L12/46; H04M11/00; H04L12/66; H04M3/00; H04M19/08
Foreign References:
JP2007060802A2007-03-08
JP2005159617A2005-06-16
JP2005323259A2005-11-17
Attorney, Agent or Firm:
IAT WORLD PATENT LAW FIRM (INT's Nakano Bldg.33-3, Nakano 3-chome, Nakano-ku, Tokyo 01, JP)
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Claims:
 交流電源と接続される受電端子と、
 パケットなどの信号を入出力するための端子を含む複数の端子を有する複数のコネクタであって、各々の上記端子同士が電線により繋がる複数のコネクタと、 
 上記受電端子と電線により繋がった手段であって、その電線を介して上記受電端子から供給される交流電力を基に、上記複数のコネクタの一部または全部に繋がる電線へ放電するためのバックアップ電力を蓄電する蓄電手段と、
 を備えることを特徴とする信号中継装置。
 前記複数のコネクタの端子同士を繋ぐ電線に介挿された素子であって、あるコネクタの端子から入力された信号が示すパケットの宛先である電話機に応じて別のコネクタを選択し、選択したコネクタに繋がる電線へ信号を送出する第1のスイッチング素子、
 をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の信号中継装置。
 前記複数のコネクタの各々は、
 パケットを示す信号を入出力するためのパケット用端子と、パケットを示す信号を入出力しない残余端子とを有し、
 前記複数のコネクタの上記残余端子に繋がる電線の各々と前記蓄電手段に繋がる電線との間に介挿された素子であって、それらの各コネクタの上記残余端子に繋がる電線と前記蓄電手段に繋がる電線との接続の有無を個別に切り換える第2のスイッチング素子、
 をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の信号中継装置。
 前記複数のコネクタのいずれかに接続された端末の端末アドレスと、それらの端末アドレスに宛てられたパケットの転送先を示す転送先データとを対応付けて記憶したメモリと、
 前記受電端子から供給される交流電力の電圧を検出する検出手段と、
 前記検出手段が検出した電圧が所定の条件を満たすとき、前記複数のコネクタのうちの一部のコネクタの前記残余端子に繋がる電線と前記蓄電手段に繋がる電線との接続を指示する信号を前記第2のスイッチング素子へ供給するとともに、その残りのコネクタに接続された一または複数の端末の端末アドレスと対応する転送先データを前記メモリから特定し、特定した転送先データを含む転送要求メッセージを示すパケットを、端末が接続されていない前記コネクタを介して出力する制御手段と、
 をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の信号中継装置。
Description:
信号中継装置

 本発明は、信号中継装置に関する。

 VoIP(Voice over Internet Protocol)を搭載した端末 間による通話を支援するIP(Internet Protocol)電 サービスが広く普及してきている。IP電話サ ービスでは、音声信号のパケット化やルーテ ィングに関わる手続きが、TCP/IP(Transmission Con trol Protocol/Internet Protocol)のトランスポート やインターネット層に属するプロトコル、 えば、UDP(User Datagram Protocol)やIPに従って行 れる。よって、利用者は、それらの上位の にて発呼や着呼などの手続きを司るSIP(Sessio n Initiation Protocol)やH.323などに準拠したアプ ケーションを、ルータ、リピータハブ、ス ッチングハブなどのネットワーク機器に接 される端末に搭載しさえすれば、それらの ットワーク機器を介してサービスの提供を けることが可能である(SIPやH.323の詳細につ ては、特許文献1や2を参照のこと)。

特開2005-160055号

特開2005-191881号

 ところで、固定電話は、PSTN(Public Switched Telephone Networks)の通話線を介して自らを動作 させる電力を得る。これに対し、固定電話と 同様の外観をなすIP電話サービスの専用端末 あるIP電話機の多くは、自らとインターネ ト通信網との間に介在するネットワーク機 から電力の供給を受けて動作する。このネ トワーク機器から供給される電力はインラ ンパワーなどと呼ばれる。しかしながら、 のインラインパワーの供給元となるネット ーク機器自体は商用交流電源から電力の供 を受けるため、停電などの事情によって商 交流電源からネットワーク機器への電力の 給が止まると、IP電話機の使用もできなくな るという問題がある。

 本発明は、このような背景の下に案出さ たものであり、停電などの事情によって商 交流電源からの電力の供給が止まっても、I P電話サービスなどのサービスを利用できる うな仕組みを提供することを目的とする。 

 本発明の好適な態様にかかる信号中継装 は、交流電源と接続される受電端子と、パ ットなどの信号を入出力するための端子を む複数の端子を有する複数のコネクタであ て、各々の端子同士が電線により繋がる複 のコネクタと、受電端子と電線により繋が た手段であって、その電線を介して受電端 から供給される交流電力を基に、複数のコ クタの一部または全部に繋がる電線へ放電 るためのバックアップ電力を蓄電する蓄電 段とを備える。

 この発明において、複数のコネクタの端 同士を繋ぐ電線に介挿された素子であって あるコネクタの端子から入力された信号が すパケットの宛先である電話機に応じて別 コネクタを選択し、選択したコネクタに繋 る電線へ信号を送出する第1のスイッチング 素子をさらに備えてもよい。

 また、複数のコネクタの各々は、パケッ を示す信号を入出力するためのパケット用 子と、パケットを示す信号を入出力しない 余端子とを有し、複数のコネクタの残余端 に繋がる電線の各々と蓄電手段に繋がる電 との間に介挿された素子であって、それら 各コネクタの残余端子に繋がる電線と蓄電 段に繋がる電線との接続の有無を個別に切 換える第2のスイッチング素子をさらに備え てもよい。

 また、複数のコネクタのいずれかに接続 れた端末の端末アドレスと、それらの端末 ドレスに宛てられたパケットの転送先を示 転送先データとを対応付けて記憶したメモ と、受電端子から供給される交流電力の電 を検出する検出手段と、検出手段が検出し 電圧が所定の条件を満たすとき、複数のコ クタのうちの一部のコネクタの残余端子に がる電線と蓄電手段に繋がる電線との接続 指示する信号を第2のスイッチング素子へ供 給するとともに、その残りのコネクタに接続 された一または複数の端末の端末アドレスと 対応する転送先データをメモリから特定し、 特定した転送先データを含む転送要求メッセ ージを示すパケットを、端末が接続されてい ないコネクタを介して出力する制御手段とを さらに備えてもよい。

 本発明によると、停電などの事情によっ 商用交流電源からの電力の供給が止まって 、IP電話サービスなどの信号を利用したサ ビスを利用できる。

本発明の第1実施形態にかかる信号中継 装置を含むIP電話システムの全体構成図であ 。 図1のIP電話システムをなすルータ型モ ム、スイッチングハブ、IP電話機のハード ェア構成図である。 図1のIP電話システムに使用される信号 あるフレームのデータ構造図である。 図1のIP電話システムに使用されるRJ45コ ネクタの端子配列とUTPケーブルの断面構造と を示す図である。 図1のIP電話システムにおいて2つのIP電 機間の通話のためのセッションを確立し、 れを解消して通話を終えるまでの手順を示 シーケンス図である。 本発明の第2実施形態にかかる信号中継 装置となるスイッチングハブのハードウェア 構成図である。 図6のスイッチングハブの設定テーブル のデータ構造図である。 図1のIP電話システムにおいてスイッチ グハブの制御部が実行する特徴的な処理を すフローチャートである。

符号の説明

10…VoIP網制御装置、20…LAN通信網、30…ル タ型モデム、31,51…受電端子、32,52…給電部 33…RJ11コネクタ、34,53,71…RJ45コネクタ、35 ADSL信号変換回路、36,55,72…PHYチップ、37,63,73 …ROM、38,64,74…MPU、39,57,65,75…RAM、40,58…AC/DC ンバータ、41,59…バッテリ(「蓄電手段」に 当)、50…スイッチングハブ(「信号中継装置 」に相当)、54…トランス、56…スイッチングI C(「第1のスイッチング素子」に相当)、60…タ イマ、61…電圧検出部(「検出手段」に相当) 62…制御部(「制御手段」に相当)、66…スイ チ(「第2のスイッチング素子」に相当)、70… IP電話機(「端末」に相当)、76…マイクロホン 、77…スピーカ、78…LCD、79…タッチキー、80 コーデック、90…インターネット通信網、91 …データ、92…UDPヘッダ、93…IPヘッダ、94… レームヘッダ

 (第1実施形態)
 本発明の第1実施形態の信号中継装置につい て、以下、図面を参照しながら説明する。本 実施形態の特徴は、IP電話機のインラインパ ーの供給元となり、信号中継装置となるス ッチングハブにバッテリを搭載し、停電の 無に関わらずそのスイッチングハブに接続 れたIP電話機へインラインパワーを安定的 供給できるようにした点にある。

 図1は、本実施形態にかかるIP電話システ の全体構成を示す図である。図1に示すよう に、このシステムは、VoIP網制御装置10とIP電 機70を有する複数のLAN(Local Area Network)通信 20とをインターネット通信網90により接続し ている。インターネット通信網90は、TCP/IPに った手順でパケットをルーティングする各 ードと、それらを接続する電話回線とを含 。

 VoIP網制御装置10は、MPU(Micro Processing Unit) 、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、 ードディスク、ネットワークインターフェ スなどを備えたコンピュータである。VoIP網 制御装置10は、各IP電話機70のIPアドレスと電 番号の相互の変換処理、通信帯域処理、輻 処理などの各処理を行うことにより、それ のIP電話機70間の通話を支援する。

 LAN通信網20の各々は、信号中継装置とな スイッチングハブ50を間に挟んでルータ型モ デム30と複数のIP電話機70(「端末」に相当)と ケーブル接続することにより構築されてい 。IP電話機70の各々は、SIP(Session Initiation Pr otocol)に準拠した各処理の手順を記したプロ ラム(以下、「SIPプログラム」と呼ぶ)を実装 している。そして、それらのIP電話機70は、Vo IP網制御装置10による支援の下、スイッチン ハブ50、ルータ型モデム30、およびインター ット通信網90を介して別のLAN通信網20のIP電 機70と各種メッセージのパケットを送受信 、そのIP電話機70との間にセッションを確立 る。あるIP電話機70と別のLAN通信網20のIP電 機70との間にセッションが確立されると、以 降の音声データのパケットの送受信を通じて 通話が実現される。以降の説明において、イ ンターネット通信網90からLAN通信網20の末端 IP電話機70へ向かうパケットの下り方向を適 「ダウンリンク」と呼び、IP電話機70からイ ンターネット通信網90へ向かうパケットの上 方向を適宜「アップリンク」と呼ぶ。

 図2は、LAN通信網20を構築する、ルータ型 デム30、スイッチングハブ50、IP電話機70の ードウェア構成を示す図である。

 図2に示すように、ルータ型モデム30は、 電端子31、給電部32、RJ11コネクタ33、RJ45コ クタ34、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)信 変換回路35、PHYチップ(Physical Layer Chip)36、RO M37、MPU38、RAM39を有する。これら各部のうち 給電部32、ADSL信号変換回路35、PHYチップ36、R OM37、MPU38、RAM39は、略直方体の筐体(図示せず )に内蔵される。また、RJ11コネクタ33とRJ45コ クタ34は、筐体の背面から外部に向かって 出しており、受電端子31は、その筐体に設け た孔から外部に引き出された電源ケーブルの 先端と接続されている。

 受電端子31は、コンセントプラグであり 受電端子のカバー(図示せず)の前端に穿設し た孔から一対の金属製の突出体となるブレー ド(=Blade)を吐出させるとともに、その突出体 なるブレード(=Blade)と電源ケーブル内の電 の一端とを繋いだ構造をなしている。この 電端子31の突出体となるブレード(=Blade)を商 交流電源(図示せず)のプラグソケットに挿 すると、その商用交流電源から電源ケーブ を介して給電部32へ交流電力が供給される。 給電部32は、AC/DCコンバータ40、バッテリ41を する。AC/DCコンバータ40は、商用交流電源か ら供給される交流電力を直流電力に変換する 。変換により得られた直流電力は、電線を介 して各部へ供給されるとともに、バッテリ41 蓄電される。停電などの事情によって交流 力の供給が止まり、または、その電力品質 レベル低下が発生すると、バッテリ41に蓄 された電力が各部へ供給される。

 RJ11コネクタ33は、モデムケーブルを介し インターネット通信網90と接続されている 一方、RJ45コネクタ34は、スイッチングハブ50 のRJ45コネクタ53a(後述)とUTP(Unshielded Twist Pair )ケーブルを介して接続される。

 ADSL信号変換回路35は、RJ11コネクタ33から 給されるアナログ信号を変換して得たイー ネット(登録商標)フレーム(以下、単に「フ ーム」と呼ぶ)のコード列をMPU38へ供給する ともに、MPU38から供給されるフレームのコ ド列を変換して得たアナログ信号をRJ11コネ タ33へ供給する。また、PHYチップ36は、RJ45 ネクタ34から供給されるデジタル信号を変換 して得たフレームのコード列をMPU38へ供給し MPU38から供給されるフレームのコード列を 換して得たデジタル信号をRJ45コネクタ34へ 給する。

 図3は、フレームのデータ構造の概要を示 す図である。フレームは、TCP/IPのアプリケー ション層のプログラム(例えば、SIPプログラ )に引き渡されるデータ91の前段に、UDPヘッ 92、IPヘッダ93、およびフレームヘッダ94を付 加した構造をなしている。このフレームのフ レームヘッダ94を除いた部分が「パケット」 相当する。

 UDPヘッダ92は、データの送信元のアプリ ーション層のプログラムに固有のポート番 を示す宛先ポート番号や、その宛先のプロ ラムに固有のポート番号を示す発信元ポー 番号を示すコード列を内包する。IPヘッダ93 、パケットの送信元の送信元IPアドレスや の宛先の宛先IPアドレスを示すコード列を内 包する。フレームヘッダ94は、フレームの送 元の送信元MAC(Media Access Control)アドレスや の宛先の宛先MACアドレスなどを示すコード を内包する。

 図2において、ROM37には、パケットのルー ィングに関わる処理の手順などを記したプ グラムが記憶される。そのプログラムを実 するMPU38は、自らがダウンリンク側に従え IP電話機70へのIPアドレス(プライベートIPア レス)の割り当て、ルーティングテーブルや ドレス管理テーブルのRAM39への書き込み、 レームに含まれるMACアドレスやポート番号 書き換え、などといった処理を行う。

 MPU38は、ADSL信号変換回路35からフレーム コード列が供給されると、そのフレームのIP ヘッダ93の宛先IPアドレスを基に割り出した ケットの宛先が、自らがダウンリンク側に えたIP電話機70のいずれかであるかを判断す 。そして、いずれかのIP電話機70を宛先とす るパケットを含むフレームであるときは、宛 先MACアドレスを自らのMACアドレスからパケッ トの宛先(IP電話機70)のそれに書き換えたフレ ームのコード列を、PHYチップ36へ供給する。P HYチップ36に供給されたフレームのコード列 デジタル信号に変換された上でRJ45コネクタ3 4からスイッチングハブ50へ送出され、その宛 先のIP電話機70へ転送される

 また、MPU38は、PHYチップ36からフレームの コード列が供給されると、そのフレームのIP ッダ93の宛先IPアドレスを基に割り出したパ ケットの宛先が、自らのアップリンク側のノ ード(例えば、VoIP網制御装置10)であるか否か 判断する。そして、アップリンク側のノー を宛先とするパケットを含むフレームであ ときは、宛先MACアドレスを自らのMACアドレ からその宛先に至る転送ルート上の直近の ードのそれに書き換えたフレームのコード を、ADSL信号変換回路35へ供給する。ADSL信号 変換回路35へ供給されたフレームのコード列 アナログ信号に変換された上でRJ11コネクタ 33から公衆回線へ送出され、その宛先のノー まで転送される。

 スイッチングハブ50は、図2に示すように 受電端子51、給電部52、複数のRJ45コネクタ53 a~53d(以下、適宜「RJ45コネクタ53」と記す)、 ランス54、PHYチップ55、スイッチングIC(Integra ted Circuit:「第1のスイッチング素子」に相当) 56、RAM57を有する。これら各部のうち、給電 52、トランス54、PHYチップ55、スイッチングIC 56、RAM57は、略直方体の筐体(図示せず)に内蔵 される。また、RJ45コネクタ53は、筐体の背面 から外部に向かって露出しており、受電端子 51は、その筐体に設けた孔から外部に引き出 れた電源ケーブルと接続されている。

 受電端子51は、ルータ型モデム30のそれと 同様の構造をなすコンセントプラグである。 よって、この受電端子51の突出体となるブレ ド(=Blade)を商用交流電源のプラグソケット 挿入すると、その商用交流電源から電源ケ ブルを介して給電部52へ交流電力が供給され る。給電部52は、AC/DCコンバータ58、バッテリ 59(「蓄電手段」に相当)を有し、各々の構造 ルータ型モデム30のそれと同様である。

 複数のRJ45コネクタ53のうちの1つであるRJ4 5コネクタ53aは、ルータ型モデム30用として確 保され、ルータ型モデム30のRJ45コネクタ34とU TPケーブルを介して接続される。また、残り RJ45コネクタ53b~dは、各IP電話機70用としてそ れぞれ確保され、各IP電話機70のRJ45コネクタ7 1(後述)の各々とUTPケーブルを介して接続され る。

 図2に示すように、スイッチングハブ50の 電部52のAC/DCコンバータ58およびバッテリ59 、PHYチップ55、スイッチングIC56、RAM57の各素 子と電線により繋がっており、その電線を介 してAC/DCコンバータ58やバッテリ59から各素子 へ電力が供給される。さらに、AC/DCコンバー 58およびバッテリ59は、トランス54を介してI P電話機70用のRJ45コネクタ53b~53dの一部の端子( 後述)とも電線により繋がっており、その端 からIP電話機70へも電力が供給される。

 図4は、RJ45コネクタ53b~53d、71の端子配列 、それらの両コネクタを接続するUTPケーブ 95の断面構造とを示す図である。図4に示す うに、RJ45コネクタ53b~53d,71は、1から8の番号 割り振った8つの端子を配列した構造をなし ている。ルータ型モデム30のRJ45コネクタ53b~53 dは、デジタル信号の送信用として1番と2番の 端子が割り当てられ、受信用として3番と6番 端子が割り当てられたMDI(Medium Dependent Inter face)-Xタイプとなっている。一方、後述するIP 電話機70のRJ45コネクタ71は、デジタル信号の 信用として1番と2番の端子が割り当てられ 送信用として3番と6番の端子が割り当てられ たMDIタイプとなっている。そして、本実施形 態では、デジタル信号の送信用と受信用のい ずれにも割り当てられていない、RJ45コネク 53b~53dの7番と8番の端子(「残余端子」に相当) を、電線によりAC/DCコンバータ58およびバッ リ59と繋いでいる。すなわち、スイッチング ハブ50のRJ45コネクタ53b~53dとIP電話機70のRJ45コ ネクタ71に、8本の電線を2本ずつ一組にして り合わせたストレートタイプのUTPケーブル95 の端を接続することにより、1番、2番、3番、 6番の端子(「パケット用端子」に相当)を介し てデジタル信号を送受信させるだけでなく、 7番と8番の端子を介してスイッチングハブ50 らIP電話機70へ電力を供給することができる

 図2の説明に戻る。スイッチングハブ50のP HYチップ55は、RJ45コネクタ53a~53dから供給され るデジタル信号を変換して得たフレームのコ ード列をスイッチングIC56へ供給し、スイッ ングIC56から供給されるフレームのコード列 変換して得たデジタル信号をそのスイッチ グIC56が指定するRJ45コネクタ53a~53dへ供給す 。

 スイッチングIC56は、RAM57へのアドレス管 テーブルの書き込み、そのアドレス管理テ ブルに従ったフレームの送出、などといっ 処理を行う。スイッチングIC56は、PHYチップ 55から供給されるフレームのコード列をRAM57 記憶させた上でそのフレームの宛先MACアド スを特定する。そして、特定した宛先MACア レスが示すIP電話機70またはルータ型モデム3 0が接続されたRJ45コネクタ53を送出先として 示した上で、そのフレームのコード列をPHY ップ55へ供給する。PHYチップ55に供給された レームのコード列はデジタル信号に変換さ 、指示にかかるRJ45コネクタ53からIP電話機70 またはルータ型モデム30へ送出される。

 IP電話機70は、RJ45コネクタ71、PHYチップ72 ROM73、MPU74、RAM75、マイクロホン76、スピー 77、LCD(Liquid Crystal Display)78、タッチキー79、 コーデック80を有する。これら各部のうち、P HYチップ72、ROM73、MPU74、RAM75、コーデック80は 、略直方体の筐体(図示せず)に内包され、RJ45 コネクタ71、LCD78、タッチキー79は、筐体の背 面または前面から外部に露出されている。さ らに、マイクロホン76とスピーカ77は、受話 (図示せず)に収容されている。また、PHYチッ プ72、ROM73、MPU74、コーデック80の各部は、RJ45 コネクタ71の7番と8番の端子と電線により繋 っており、それらの両端子を介してスイッ ングハブ50から電力が各部へ供給される。こ のため、IP電話機70には給電部が搭載されて ない。

 RJ45コネクタ71は、MDIタイプの端子配列を するコネクタであり、その7番と8番の端子 介してスイッチングハブ50から電力の供給を 受け得ることは上述したところである。

 LCD78は、MPU74による制御の下、各種情報を 表示する。また、タッチキー79は、ダイヤル ーなどを有し、各々の押下操作を検出した とを示す信号をMPU74へ供給する。

 マイクロホン76は、自らが収音した音の 声信号をコーデック80へ供給する。スピーカ 77は、コーデック80から供給される音声信号 応じた音を放音する。コーデック80は、音声 信号から音声データへの符号化、および音声 データから音声信号への復号化を司る。

 PHYチップ72は、RJ45コネクタ71から供給さ るデジタル信号を変換して得たフレームの ード列をMPU74へ供給し、MPU74から供給される レームのコード列を変換して得たデジタル 号をRJ45コネクタ71へ供給する。

 ROM73には、自機に固有の電話番号やSIPプ グラムなどが記憶される。そのプログラム 実行するMPU74は、別のLAN通信網20のIP電話機70 とセッションを確立し、そのIP電話機70との で音声データを内包するパケットを送受信 ることにより、通話を実現する。

 図5は、2つのIP電話機70間で通話のための ッションを確立し、それを解消して通話を えるまでの手順を示すシーケンス図である なお、この図5において、発呼元となるIP電 機70をIP電話機70Aとし、発呼先となるIP電話 70をIP電話機70Bとする。

 まず、受話器を上げるなどの操作により フフック状態となった発呼元のIP電話機70A 、タッチキー79の操作を通じて発呼先の電話 番号が入力される。電話番号の入力を受けた IP電話機70Aは、VoIP網制御装置10のIPアドレス 宛てた第1の呼設定要求メッセージのパケッ を送信する(S100)。第1の呼設定要求メッセー ジのパケットを受信したVoIP網制御装置10は、 IP電話機70BのIPアドレスに宛てた第2の呼設定 求メッセージのパケットを送信する(S110)。V oIP網制御装置10は、各IP電話機70の各々のIPア レスと電話番号を対応付けたVoIP管理テーブ ル(図示せず)を有している。そして、第1の呼 設定要求メッセージに含まれる電話番号を基 にそのVoIP管理テーブルを参照することによ 、第2の呼設定要求メッセージの宛先となるI P電話機70BのIPアドレスを特定する。

 第2の呼設定要求メッセージのパケットを 受信したIP電話機70Bは、VoIP網制御装置10のIP ドレスに宛てた呼設定受付メッセージのパ ットを送信するとともに(S120)、VoIP網制御装 10に宛てた第1の呼出制御メッセージのパケ トを送信する(S130)。呼設定受付メッセージ パケットを受信したVoIP網制御装置10は、IP 話機70AのIPアドレスに宛てた第2の呼出制御 ッセージのパケットを送信する(S140)。なお 呼設定受付メッセージは、発呼が受け付け れて呼び出しが開始されたことを示すメッ ージであり、第1の呼出制御メッセージおよ 第2の呼出制御メッセージは、発呼先で呼び 出しが行われているもののオフフック状態に はなっていないことを示すメッセージである 。

 この後、発呼先のIP電話機70Bが、受話器 上げるなどの操作によりオフフック状態に ると、そのIP電話機70Bは、VoIP網制御装置10に 宛てた第1の応答メッセージのパケットを送 する(ステップS150)。第1の応答メッセージの ケットを受信したVoIP網制御装置10は、IP電 機70AのIPアドレスに宛てた第2の応答メッセ ジのパケットを送信する(ステップS160)。

 第2の応答メッセージのパケットを受信し たIP電話機70Aは、VoIP網制御装置10のIPアドレ に宛てた第1の確認応答メッセージのパケッ を送信する(S170)。第1の確認応答メッセージ のパケットを受信したVoIP網制御装置10は、IP 話機70BのIPアドレスに宛てた第2の確認応答 ッセージのパケットを送信する(S180)。

 IP電話機70Bが、第2の確認応答メッセージ パケットを受信すると、IP電話機70Bには音 データを含むパケットを受け入れるための ートが確保され、そのポートとIP電話機70Aの 側に確保されているポートの間との通信接続 が確立する。そして、以降は、IP電話機70A,70B のマイクロホン76が収音した音声の音声デー を含むパケットが両ポート間で送受信され 通話が実現する。

 一方のIP電話機70(図5ではIP電話機70A)が、 話器を置くなどの操作によりオンフック状 になると、そのIP電話機70Aは、VoIP網制御装 10のIPアドレスに宛てた第1の切断メッセー のパケットを送信する(S190)。第1の切断メッ ージのパケットを受信したVoIP網制御装置10 は、IP電話機70BのIPアドレスに宛てた第2の 断メッセージのパケットを送信する(S200)。 こで、IP電話機70A,Bは、各々のRJ45コネクタ71 7番と8番の端子を介してスイッチングハブ50 から電力の供給を受けており、電力の供給元 となるスイッチングハブ50は、受電端子51か 供給される電力を蓄電するバッテリ59を搭載 している。よって、停電により商用交流電源 からの電力の供給が止まっても、各IP電話機7 0A,Bは、上述した各メッセージを送受信して ッションを確立し、通話を実現できる。

 第2の切断メッセージのパケットを受信し たIP電話機70Bは、VoIP網制御装置10のIPアドレ に宛てた第1の切断応答メッセージのパケッ を送信する(S210)。第1の切断応答メッセージ のパケットを受信したVoIP網制御装置10は、IP 話機70AのIPアドレスに宛てた第2の切断応答 ッセージのパケットを送信する(S220)。IP電 機70Aが、第2の切断応答メッセージのパケッ を受信すると、そのIP電話機70AとIP電話機70B のポート間の通信接続が解除され、通話が終 了する。

 以上説明した本実施形態では、バックア プ電力を蓄電するバッテリ41,59をルータ型 デム30とスイッチングハブ50に搭載し、且つ スイッチングハブ50の電力をそのRJ45コネク 53b~53dの7番と8番の端子を介してIP電話機70へ 供給し得るようになっている。よって、停電 の発生により商用交流電源からの電力の供給 が停止した場合でも、ルータ型モデム30、ス ッチングハブ50、さらにはIP電話機70の各部 バッテリ41,59から電力を供給することによ 、IP電話サービスを継続して利用することが できる。

 (第2実施形態)
 本発明の第2実施形態について、以下、図面 を参照しながら説明する。第1実施形態にか るスイッチングハブ50は、IP電話機70用の各RJ 45コネクタ53b~53dがバッテリ59と電線により繋 っており、停電が発生すると、バッテリ59 らそれらのRJ45コネクタ53b~53dを介して各IP電 機70へ電力がほぼ均等に供給されるように っている。これに対し、第2実施形態にかか スイッチングハブ50は、RJ45コネクタ53b~53dと バッテリ59との間にスイッチを介挿する。そ て、停電が発生すると、それらのスイッチ 個別に切り換えることによって一部のIP電 機70への電力の供給を制限し、電力の供給を 制限するIP電話機70への発呼があったとき、 の発呼の転送を要求するメッセージのパケ トをVoIP網制御装置10に宛てて送信する。

 本実施形態にかかるIP電話システムの、Vo IP網制御装置10、ルータ型モデム30、およびIP 話機70のハードウェア構成は、第1実施形態 同様であり、再度の説明を割愛する。

 図6は、第2実施形態にかかる信号中継装 となるスイッチングハブ50のハードウェア構 成を示す図である。図6に示すように、この イッチングハブ50は、受電端子51、給電部52 複数のRJ45コネクタ53a~53d、トランス54、PHYチ プ55、スイッチングIC56、RAM57に加えて、タ マ60、電圧検出部61(「検出手段」に相当)、 御部62(「制御手段」に相当)を有する。また AC/DCコンバータ58およびバッテリ59とRJ45コネ クタ53b~53dの各々とを繋ぐ電線には、スイッ (「第2のスイッチング素子」に相当)66b~66d(以 下、適宜「スイッチ66」と記す)がそれぞれ介 挿されている。そして、それらのスイッチ66b ~66dは、制御部62より供給される信号に応じて 開閉する。また、タイマ60は、時間を計時す 。電圧検出部61は、受電端子51に供給される 交流電力の電圧を検出し、検出した電圧を示 す信号を制御部62へ供給する。

 制御部62は、ROM63、MPU64、RAM65を有する。 して、制御部62のROM63には、停電時における 各スイッチ66b、66c、66dの開閉や、発呼の転 を要求するメッセージの送信に関わる処理 手順を記したプログラムが記憶される。こ プログラムを実行するMPU64は、IP電話機70用 RJ45コネクタ53b~53d毎の設定データを取り纏 た設定テーブルをRAM65に生成し、停電が発生 すると、その設定テーブルの内容に従って処 理を行う。この設定テーブルを記憶しておく RAM65が、請求項の「メモリ」に相当する。

 図7は、設定テーブルのデータ構造を示す 図である。この設定テーブルは、各々が、IP 話機70用の各RJ45コネクタ53b~53dと対応する複 数のレコードの集合体である。このテーブル をなすレコードの各々は、「ポート」、「給 電時間」、「電話番号」、「IPアドレス」、 発呼転送先」の5つのフィールドを有する。 「ポート」のフィールドには、各JR45コネク に固有のコネクタポート番号が記憶される 「給電時間」のフィールドには、給電時間 ータが記憶される。給電時間データは、バ テリ59に蓄電された電力の供給を開始してか らその供給を停止するまでの時間を示すデー タである。この給電時間データは、各RJ45コ クタ53b~53dに接続されるIP電話機70の重要度、 使用頻度などを考慮して個別に設定されるこ とが望ましい。「電話番号」のフィールドに は、各IP電話機70の電話番号を示すデータが 憶される。「IPアドレス」のフィールドには 、各RJ45コネクタ53b~53dに接続されたIP電話機70 のIPアドレス(プライベートIPアドレス)が記憶 される。「発呼転送先」のフィールドには、 転送先データが記憶される。転送先データは 、電力の供給が止まったIP電話機70への発呼 あった際の転送先を示すデータである。転 先を示すデータは、固定電話や携帯電話の 話番号であってもよいし、別のLAN通信網20の IP電話機70のIPアドレス(グローバルIPアドレス )であってもよい。

 図8は、スイッチングハブ50の制御部62が 行する特徴的な処理を示すフローチャート ある。スイッチングハブ50の制御部62は、電 検出部61から供給される信号を基に、停電 発生の有無を監視する。そして、停電が発 したと判断すると(S300:Yes)、タイマ60へ計時 開始を指示する信号を供給する(S310)。信号 供給を受けたタイマ60は、その時からの経過 時間を示す信号を制御部62へ逐次供給する。

 計時の開始を指示する信号をタイマ60へ 給した制御部62は、タイマ60による支援の下 設定テーブルのいずれかのレコードの「給 時間」のフィールドの給電時間データが示 時間が経過したか否かを判断する(S320)。

 給電時間データが示す時間が経過したと 断した制御部62は(S320:Yes)、その給電時間デ タを記憶したレコードを設定テーブルから 定する(S330)。続いて、ステップS330で特定し たレコードの「電話番号」のフィールドに記 憶された電話番号、「IPアドレス」のフィー ドに記憶されたIPアドレス、および、「発 転送先」のフィールドに記憶された転送先 ータを含むVoIP網制御装置10宛ての転送設定 求メッセージのパケットを生成する(S340)。 らに、そのパケットを内包し、且つルータ モデム30のMACアドレスを宛先MACアドレスとし て埋め込んだフレームのコード列を、PHYチッ プ55へ供給する(S350)。そのフレームのコード は、PHYチップ55によるデジタル信号への変 を経てRJ45コネクタ53aからルータ型モデム30 送出される。さらに、そのフレームはルー 型モデム30による変換を経てインターネット 通信網90へ送出され、VoIP網制御装置10まで転 される。

 転送設定要求メッセージのパケットを受 したVoIP網制御装置10は、その転送設定要求 ッセージに含まれる電話番号とIPアドレス 対を自らのVoIP管理テーブルから特定し、特 した対のIPアドレスを転送設定要求メッセ ジに含まれる転送先データと置き換える。 の置き換え以降、VoIP網制御装置10がその対 電話番号を含む第1の呼設定要求メッセージ( 図5のS100)を受信した場合、転送先データが示 す固定電話や携帯電話の番号などを基に第2 呼設定要求メッセージ(図5のS110)の宛先が特 されることになる。また、転送先データをI Pアドレスと置き換えたVoIP網制御装置10は、 送設定要求メッセージの送信元に宛てた設 完了メッセージのパケットを送信する。

 転送設定要求メッセージのパケットを送 した後、スイッチングハブ50の制御部62は、 設定完了メッセージの返信を待ち、その設定 完了メッセージのパケットを含むフレームの コード列がPHYチップ55から供給されると(S360:Y es)、ステップS330で特定したレコードの「ポ ト」のフィールドのコネクタポート番号と 応するRJ45コネクタ53のスイッチ66(例えば、RJ 45コネクタ53bのスイッチ66b)へ、信号(開信号) 供給する(S370)。信号(開信号)の供給を受け スイッチ66が閉状態から開状態に変わると、 バッテリ59からそのRJ45コネクタ53に接続され IP電話機70への電力の供給が停止される。ス イッチ66へ信号(開信号)を供給した制御部62は 、ステップS320に戻り、別のレコードの「給 時間」のフィールドの給電時間データが示 時間の経過の有無に応じて以降の処理を行 。

 以上説明した第2実施形態にかかるスイッ チングハブ50は、停電が発生すると、設定テ ブルにて設定された給電時間が経過したIP 話機70から順に、電力の供給を停止する。よ って、ほとんど使われないIP電話機70への電 の供給は早急に停止させる一方で使われる 度の極めて高いIP電話機70へはより長い時間 渡って電力を供給することにより、バッテ 59を長持ちさせることができる。また、電 の給電時間が経過したIP電話機70については 転送設定要求メッセージをVoIP網制御装置10 送信し、設定完了メッセージの返信を受け から電力の供給を停止する。よって、電力 供給が停止されたIP電話機70に対する発呼が エラーになる事態の発生を回避できる。

 (他の実施形態)
 本発明は、上述の各実施形態に限定される となく、種々の変形実施が可能である。

 上記実施形態は、スイッチングハブ50の ッテリ59に蓄電されたバックアップ電力を、 RJ45コネクタ53b~53dを介して各IP電話機70へ供給 するようになっている。これに対し、ルータ 型モデム30のRJ45コネクタ34にIP電話機70を接続 し、ルータ型モデム30のバッテリ41に蓄電さ たバックアップ電力をRJ45コネクタ34を介し IP電話機70へ供給するようにしてもよい。こ とき、ルータ型モデム30は、信号中継装置 なる。また、IP電話機70とインターネット通 網90の間に介在し、インターネット通信網90 のノードから転送されるパケットをIP電話機7 0へ中継でき、且つ商用交流電源から自身に 給される交流電力を基にバックアップ電力 蓄電できる構成にさえなっていれば、それ 身が信号中継装置となるブリッジやモデム どの他のネットワーク機器にIP電話機70を接 してもよい。

 第2実施形態では、給電時間が経過すると 、転送設定要求メッセージをVoIP網制御装置10 へ送信し、その転送設定要求メッセージに対 する設定完了メッセージの返信を受けたIP電 機70から順に、電力の供給を停止するよう なっている。これに対し、この方式に代え 、または、この方式とともに、あるIP電話機 70が接続されたRJ45コネクタ53b~53dの給電時間 経過すると、電力の供給の停止を予告する 声データのパケットをそのIP電話機70へ供給 、スピーカ77からその予告の音声を放音さ るようにしてもよい。同様に、電力の供給 停止を予告する文字列のテキストデータの ケットをそのIP電話機70へ供給し、LCD78にそ 文字列を表示させるようにしてもよい。こ 表示を上述の各方法に代えて、または、い れか1つとともに、もしくは、全ての方法と もに行うようにしてもよい。

 信号中継装置に接続される末端の装置と ては、IP電話機70のほかに、通常の固定電話 機としてもよい。