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Title:
SYNCHRONOUS OPERATION SYSTEM FOR DISCHARGE TUBE LIGHTING DEVICE, DISCHARGE TUBE LIGHTING DEVICE, AND SEMICONDUCTOR INTEGRATED CIRCUIT
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/119233
Kind Code:
A1
Abstract:
Each discharge tube lighting device comprises a saw-tooth wave oscillator for generating a saw-tooth signal, by which a plurality of switching elements for feeding an electric current to the primary winding of a transformer in a resonance circuit connected with a discharge tube and to a condenser are subjected to a PWM control, a PWM comparator for controlling the switching elements on the basis of the saw-tooth signal, and a pulse synchronizing circuit for synchronizing the oscillation frequency of the saw-tooth signal with the frequency of a synchronous pulse signal from a common line when the synchronous pulse signal based on a pulse signal for transmitting the frequency information of the saw-tooth signal is outputted to the common line and the synchronous pulse signal is inputted from the common line. The synchronous pulse signal is mutually transmitted and received between one or more discharge tube lighting devices through the common line, and a voltage uniformed in frequency and phase is applied to one end of each of the one or more discharge tubes.

Inventors:
KIMURA KENGO
NAKANO TOSHIHIRO
Application Number:
PCT/JP2009/053404
Publication Date:
October 01, 2009
Filing Date:
February 25, 2009
Export Citation:
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Assignee:
SANKEN ELECTRIC CO LTD (JP)
KIMURA KENGO
NAKANO TOSHIHIRO
International Classes:
H05B41/24
Foreign References:
JP4062348B12008-03-19
JP2008067005A2008-03-21
JP2004242403A2004-08-26
JP2006032158A2006-02-02
Attorney, Agent or Firm:
MIYOSHI, Hidekazu et al. (JP)
Hidekazu Miyoshi (JP)
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Claims:
 1以上の放電管点灯装置の各々を共通線で共通接続し、前記1以上の放電管点灯装置の交流電力を1以上の放電管に供給する放電管点灯装置の同期運転システムであって、
 前記1以上の放電管点灯装置の各々は、
 トランスの一次巻線と二次巻線との少なくとも一方の巻線にコンデンサが接続され、その出力に前記放電管が接続された共振回路と、
 直流電源の両端に接続され且つ前記共振回路内の前記トランスの一次巻線と前記コンデンサとに電流を流すための複数のスイッチング素子と、
 前記複数のスイッチング素子をPWM制御するための鋸波信号を発生する鋸波発振器と、
 前記鋸波発振器からの鋸波信号に基づき前記複数のスイッチング素子を制御するPWM信号を出力するPWMコンパレータと、
 前記鋸波発振器からの鋸波信号の周波数情報を伝達するパルス信号に基づく同期パルス信号を前記共通線に出力し、前記共通線から前記同期パルス信号を入力したとき前記鋸波発振器からの鋸波信号の発振周波数を前記共通線からの前記同期パルス信号の周波数に同期させるパルス同期回路とを備え、
 前記共通線を介する前記1以上の放電管点灯装置間で前記同期パルス信号を相互に送受信することにより前記1以上の放電管の各々の一端に周波数と位相とを揃えた電圧を印加して前記1以上の放電管を点灯させることを特徴とする放電管点灯装置の同期運転システム。
 1以上の放電管点灯装置の各々を共通線で共通接続し、前記1以上の放電管点灯装置の交流電力を1以上の放電管に供給する放電管点灯装置の同期運転システムであって、
 前記1以上の放電管点灯装置の各々は、
 トランスの一次巻線と二次巻線との少なくとも一方の巻線にコンデンサが接続され、その出力に前記放電管が接続された共振回路と、
 直流電源の両端に接続され且つ前記共振回路内の前記トランスの一次巻線と前記コンデンサとに電流を流すための複数のスイッチング素子と、
 前記複数のスイッチング素子をPWM制御するための鋸波信号を発生する鋸波発振器と、
 前記鋸波発振器からの鋸波信号に基づき前記複数のスイッチング素子を制御するPWM信号を出力するPWMコンパレータと、
 前記鋸波発振器からの鋸波信号の周波数情報を伝達するパルス信号に基づく同期パルス信号を前記共通線に出力し、前記共通線から前記同期パルス信号を入力したとき前記鋸波発振器からの鋸波信号の発振周波数を前記共通線からの前記同期パルス信号の周波数に同期させるパルス同期回路とを備え、
 前記共通線を介する前記1以上の放電管点灯装置間で前記同期パルス信号を相互に送受信することにより前記1以上の放電管の各々の両端に、周波数を揃え且つ位相を反転させた電圧を印加して前記1以上の放電管を点灯させることを特徴とする放電管点灯装置の同期運転システム。
 前記1以上の放電管点灯装置の各々は、
 前記複数のスイッチング素子の前記PWM信号の位相情報を伝達するパルス信号を前記共通線に出力し、前記共通線から前記パルス信号を入力したとき入力された前記パルス信号の位相に対して自己のパルス信号の位相が異なる場合には位相外れ検出信号を出力する信号比較器と、
 前記信号比較器からの位相外れ検出信号に基づき前記パルス信号をリセットして各放電管点灯装置を再起動させるための再起動信号を生成し前記共通線に出力する再起動回路と、
 を備えることを特徴とする請求項1記載の放電管点灯装置の同期運転システム。
 前記1以上の放電管点灯装置の各々は、
 前記複数のスイッチング素子の前記PWM信号の位相情報を伝達するパルス信号を前記共通線に出力し、前記共通線から前記パルス信号を入力したとき入力された前記パルス信号の位相に対して自己のパルス信号の位相が異なる場合には位相外れ検出信号を出力する信号比較器と、
 前記信号比較器からの位相外れ検出信号に基づき前記パルス信号をリセットして各放電管点灯装置を再起動させるための再起動信号を生成し前記共通線に出力する再起動回路と、
 を備えることを特徴とする請求項2記載の放電管点灯装置の同期運転システム。
 前記1以上の放電管点灯装置の各々は、
 前記再起動回路からの再起動信号に基づき前記複数のスイッチング素子を駆動するための駆動信号のオン期間を徐々に増加するように制御するソフトスタート動作を行うソフトスタート回路を備えることを特徴とする請求項3記載の放電管点灯装置の同期運転システム。
 前記1以上の放電管点灯装置の各々は、
 前記再起動回路からの再起動信号に基づき前記複数のスイッチング素子を駆動するための駆動信号のオン期間を徐々に増加するように制御するソフトスタート動作を行うソフトスタート回路を備えることを特徴とする請求項4記載の放電管点灯装置の同期運転システム。
 トランスの一次巻線と二次巻線との少なくとも一方の巻線にコンデンサが接続され、その出力に放電管が接続された共振回路と、
 直流電源の両端に接続され且つ前記共振回路内の前記トランスの一次巻線と前記コンデンサとに電流を流すための複数のスイッチング素子と、
 前記複数のスイッチング素子をPWM制御するための鋸波信号を発生する鋸波発振器と、
 前記鋸波発振器からの鋸波信号に基づき前記複数のスイッチング素子を制御するPWM信号を出力するPWMコンパレータと、
 前記鋸波発振器からの鋸波信号の周波数情報を伝達するパルス信号に基づく同期パルス信号を外部に出力し、外部から前記同期パルス信号を入力したとき前記鋸波発振器からの鋸波信号の発振周波数を外部からの前記同期パルス信号の周波数に同期させるパルス同期回路と、
を備えることを特徴とする放電管点灯装置。
 前記複数のスイッチング素子の前記PWM信号の位相情報を伝達するパルス信号を外部に出力し、外部から前記パルス信号を入力したとき入力された前記パルス信号の位相に対して自己のパルス信号の位相が異なる場合には位相外れ検出信号を出力する信号比較器と、
 前記信号比較器からの位相外れ検出信号に基づき前記パルス信号をリセットして各放電管点灯装置を再起動させるための再起動信号を生成し外部に出力する再起動回路と、
を備えることを特徴とする請求項7記載の放電管点灯装置。
 前記再起動回路からの再起動信号に基づき前記複数のスイッチング素子を駆動するための駆動信号のオン期間を徐々に増加するように制御するソフトスタート動作を行うソフトスタート回路を備えることを特徴とする請求項8記載の放電管点灯装置。
 負荷に供給する電源をオン/オフする複数のスイッチング素子を制御するための半導体集積回路であって、
 前記複数のスイッチング素子をPWM制御するための鋸波信号を発生する鋸波発振器と、
 前記鋸波発振器からの鋸波信号に基づき前記複数のスイッチング素子を制御するPWM信号を出力するPWMコンパレータと、
 前記鋸波発振器からの鋸波信号の周波数情報を伝達するパルス信号に基づく同期パルス信号を外部に出力し、外部から前記同期パルス信号を入力したとき前記鋸波発振器からの鋸波信号の発振周波数を外部からの前記同期パルス信号の周波数に同期させるパルス同期回路と、
を備えることを特徴とする半導体集積回路。
 前記複数のスイッチング素子の前記PWM信号の位相情報を伝達するパルス信号を外部に出力し、外部から前記パルス信号を入力したとき入力された前記パルス信号の位相に対して自己のパルス信号の位相が異なる場合には位相外れ検出信号を出力する信号比較器と、
 前記信号比較器からの位相外れ検出信号に基づき前記パルス信号をリセットして各放電管点灯装置を再起動させるための再起動信号を生成し外部に出力する再起動回路と、
を備えることを特徴とする請求項10記載の半導体集積回路。
 前記再起動回路からの再起動信号に基づき前記複数のスイッチング素子を駆動するための駆動信号のオン期間を徐々に増加するように制御するソフトスタート動作を行うソフトスタート回路を備えることを特徴とする請求項11記載の半導体集積回路。
Description:
放電管点灯装置の同期運転シス ム及び放電管点灯装置並びに半導体集積回

 本発明は、放電管の点灯、特に冷陰極管 用いた液晶表示機器等に使用される放電管 灯装置を複数個接続して同期運転させる放 管点灯装置の同期運転システム及び放電管 灯装置並びに半導体集積回路に関する。

 液晶表示機器の大画面化に伴い、バック イト光源として複数の放電管(例えば冷陰極 管(CCFL))が分散されて配置されるようになっ きた。この場合、複数の放電管からの光が 渉し合ってちらつきなどの原因となるため 各々の放電管を同期して点灯させる必要が る。

 関連するインバータの並行運行システム たとえば日本国特許公開公報特開2004-222489 に開示される。図1は関連するインバータの 行運転システムの構成図である。このイン ータの並行運転システムは、複数の放電管 インバータを、各放電管に近接して配置す とともに、同期して同相で制御するもので る。各々のインバータは、各々の放電管点 装置を構成する。

 図1において、起動信号STがHレベルに設定 されると、各コントローラIC200A~200Nの端子11P 電位STBはコンデンサ142、抵抗143で決まる時 数に従って上昇する。電位STBが基準電圧Vref 6を超えると、比較器217の出力がHレベルからL レベルに反転し、各コントローラIC200A~200Nが ステムオンする。

 システムオンにより主コントローラ200Aの モード回路201-2は、Hレベルのモード出力Vmode 発生し、発振回路201-1は周波数決定用コン ンサ132及び周波数決定用抵抗133、起動抵抗13 4により決定される起動時の比較的高い周波 のPWM用三角波信号CTとクロック信号CLKを発生 する。また、ロジックブロック203で、クロッ ク信号CLKに基づいて同期信号TGが発生する。

 副コントローラIC200B~200Nは、主コントロ ラ200Aとほぼ同時にシステムオンされるが、 子4Pに周波数決定用抵抗133が接続されてい いため、PWM用三角波信号CT、クロック信号CLK 及び同期信号TGを発生しない。

 副コントローラIC200B~200Nは、主コントロ ラ200AからのPWM用三角波信号CT、クロック信 CLK及び同期信号TGに基づいて、PWM制御信号を 生成する。これにより、副インバータは、主 コントローラ200Aを持つ主インバータと同期 て同相で動作するので、全てのインバータ 同期して同相で動作する。

 このように図1に示すインバータの並行運 転システムは、主コントローラIC200Aを有する 主インバータの発振回路201-1の鋸波や三角波 、副コントローラIC200B~200Nを有する副イン ータに送ることで、複数のインバータの発 周波数と位相の同期を行っている。あるい 、主インバータの発振回路201-1の鋸波や三角 波と、発振回路201-1に同期した矩形波信号と 、副インバータに送ることで、複数のイン ータの発振周波数と位相の同期を行ってい 。

 しかしながら、冷陰極管のようなストレ ト放電管の両端に逆位相の交流電圧を印加 て放電管を点灯させる場合には、各放電管 灯装置は、各放電管の両端に配置される。

 このため、各放電管点灯装置間の距離が くなり、同期信号を送受信する配線長が長 なる。その結果、浮遊容量の影響で発振周 数がバラツキ、スイッチングノイズや放電 の高電圧の輻射の影響等で、同期信号波形 歪むといった現象が発生し、放電管を流れ 電流がアンバランスになるなどの課題が発 する。

 本発明によれば、1以上の放電管点灯装置 が遠い距離に配置されても安定かつ容易に同 周波数・同位相又は逆位相で正負対称の交流 電力を負荷に供給する放電管点灯装置の同期 運転システム及び放電管点灯装置並びに半導 体集積回路を提供することができる。

課題を解決するための手段
 前記課題を解決するために、本発明の第1の 側面によれば、放電管点灯装置の同期運転シ ステムは、1以上の放電管点灯装置の各々を 通線で共通接続し、前記1以上の放電管点灯 置の交流電力を1以上の放電管に供給する放 電管点灯装置の同期運転システムであって、 前記1以上の放電管点灯装置の各々は、トラ スの一次巻線と二次巻線との少なくとも一 の巻線にコンデンサが接続され、その出力 前記放電管が接続された共振回路と、直流 源の両端に接続され且つ前記共振回路内の 記トランスの一次巻線と前記コンデンサと 電流を流すための複数のスイッチング素子 、前記複数のスイッチング素子をPWM制御す ための鋸波信号を発生する鋸波発振器と、 記鋸波発振器からの鋸波信号に基づき前記 数のスイッチング素子を制御するPWM信号を 力するPWMコンパレータと、前記鋸波発振器 らの鋸波信号の周波数情報を伝達するパル 信号に基づく同期パルス信号を前記共通線 出力し、前記共通線から前記同期パルス信 を入力したとき前記鋸波発振器からの鋸波 号の発振周波数を前記共通線からの前記同 パルス信号の周波数に同期させるパルス同 回路とを備え、前記共通線を介する前記1以 の放電管点灯装置間で前記同期パルス信号 相互に送受信することにより前記1以上の放 電管の各々の一端に周波数と位相とを揃えた 電圧を印加して前記1以上の放電管を点灯さ ることを特徴とする。

 本発明の第2の側面によれば、放電管点灯 装置の同期運転システムは、1以上の放電管 灯装置の各々を共通線で共通接続し、前記1 上の放電管点灯装置の交流電力を1以上の放 電管に供給する放電管点灯装置の同期運転シ ステムであって、前記1以上の放電管点灯装 の各々は、トランスの一次巻線と二次巻線 の少なくとも一方の巻線にコンデンサが接 され、その出力に前記放電管が接続された 振回路と、直流電源の両端に接続され且つ 記共振回路内の前記トランスの一次巻線と 記コンデンサとに電流を流すための複数の イッチング素子と、前記複数のスイッチン 素子をPWM制御するための鋸波信号を発生す 鋸波発振器と、前記鋸波発振器からの鋸波 号に基づき前記複数のスイッチング素子を 御するPWM信号を出力するPWMコンパレータと 前記鋸波発振器からの鋸波信号の周波数情 を伝達するパルス信号に基づく同期パルス 号を前記共通線に出力し、前記共通線から 記同期パルス信号を入力したとき前記鋸波 振器からの鋸波信号の発振周波数を前記共 線からの前記同期パルス信号の周波数に同 させるパルス同期回路とを備え、前記共通 を介する前記1以上の放電管点灯装置間で前 同期パルス信号を相互に送受信することに り前記1以上の放電管の各々の両端に、周波 数を揃え且つ位相を反転させた電圧を印加し て前記1以上の放電管を点灯させることを特 とする。

 本発明の第3の側面によれば、放電管点灯 装置は、トランスの一次巻線と二次巻線との 少なくとも一方の巻線にコンデンサが接続さ れ、その出力に放電管が接続された共振回路 と、直流電源の両端に接続され且つ前記共振 回路内の前記トランスの一次巻線と前記コン デンサとに電流を流すための複数のスイッチ ング素子と、前記複数のスイッチング素子を PWM制御するための鋸波信号を発生する鋸波発 振器と、前記鋸波発振器からの鋸波信号に基 づき前記複数のスイッチング素子を制御する PWM信号を出力するPWMコンパレータと、前記鋸 波発振器からの鋸波信号の周波数情報を伝達 するパルス信号に基づく同期パルス信号を外 部に出力し、外部から前記同期パルス信号を 入力したとき前記鋸波発振器からの鋸波信号 の発振周波数を外部からの前記同期パルス信 号の周波数に同期させるパルス同期回路とを 備えることを特徴とする。

 本発明の第4の側面によれば、半導体集積 回路は、負荷に供給する電源をオン/オフす 複数のスイッチング素子を制御するための 導体集積回路であって、前記複数のスイッ ング素子をPWM制御するための鋸波信号を発 する鋸波発振器と、前記鋸波発振器からの 波信号に基づき前記複数のスイッチング素 を制御するPWM信号を出力するPWMコンパレー と、前記鋸波発振器からの鋸波信号の周波 情報を伝達するパルス信号に基づく同期パ ス信号を外部に出力し、外部から前記同期 ルス信号を入力したとき前記鋸波発振器か の鋸波信号の発振周波数を外部からの前記 期パルス信号の周波数に同期させるパルス 期回路とを備えることを特徴とする。

 本発明の第5の側面によれば、前記放電管 点灯装置または半導体集積回路は、前記複数 のスイッチング素子の前記PWM信号の位相情報 を伝達するパルス信号を外部に出力し、外部 から前記パルス信号を入力したとき入力され た前記パルス信号の位相に対して自己のパル ス信号の位相が異なる場合には位相外れ検出 信号を出力する信号比較器と、前記信号比較 器からの位相外れ検出信号に基づき前記パル ス信号をリセットして各放電管点灯装置を再 起動させるための再起動信号を生成し外部に 出力する再起動回路とを備えることを特徴と する。

関連するインバータの並行運転システ の構成図である。 本発明の実施例1に係る放電管点灯装置 の同期運転システムの構成図である。 図2に示す実施例1の放電管点灯装置に けられた制御回路部の構成図である。 図2に示す実施例1の各々の放電管点灯 置の周波数同期動作のタイミングチャート ある。 図2に示す実施例1の各々の放電管点灯 置の位相同期外れ検出動作のタイミングチ ートである。 本発明の実施例2に係る放電管点灯装置 の同期運転システムの構成図である。 図6に示す実施例2の各々の放電管点灯 置の周波数同期動作のタイミングチャート ある。 本発明の実施例3に係る放電管点灯装置 の同期運転システムの構成図である。 本発明の実施例4に係る放電管点灯装置 の構成図である。 図9に示す実施例4の放電管点灯装置に けられた制御回路部の構成図である。

 以下、本発明の放電管点灯装置の同期運 システム及び放電管点灯装置並びに半導体 積回路の実施の形態を図面を参照しながら 細に説明する。

 本発明は、パルス信号のみの送受信という ジタル的な処理により、1以上の放電管点灯 装置の発振周波数と位相を同期させ、さらに 、起動時もしくは動作中に、1以上の放電管 内の1つでも交流電力に位相反転が発生した 合に、パルス信号のみの送受信というデジ ル的な処理により、全ての放電管点灯装置 鋸波発振器から出力されるパルス信号をリ ットして同位相に修正するものである。 
実施例1
 図2は本発明の実施例1に係る放電管点灯装 の同期運転システムの構成図である。図2に いて、1以上の放電管点灯装置(この実施例 は3つ)は、コントローラICからなる制御回路 1-1~1-3(本発明の半導体集積回路に対応)、SW ットワーク7-1~7-3、共振回路9-1~9-3、パネル30 併設された放電管3-1~3-3とを有し、放電管3-1 ~3-3を点灯させる。制御回路部1-1~1-3の各々のR F端子には定電流決定抵抗R2が接続され、各々 のCF端子にはコンデンサC2が接続され、各々 CS端子にはコンデンサC6が接続されている。

 制御回路部1-1~1-3の各々のTRI端子は、共通 線2aにより共通に接続され、制御回路部1-1~1-3 の各々のPS端子は、共通線2bにより共通に接 され、制御回路部1-1~1-3の各々のPD端子は、 通線2cにより共通に接続されている。

 各々の放電管点灯装置において、直流電 Vinとグランドとの間には、ハイサイドのP型 MOSFETQp1(P型FETQp1と称する。)とローサイドのN MOSFETQn1(N型FETQn1と称する。)との第1直列回路 接続されている。P型FETQp1とN型FETQn1との接 点とグランドGNDとの間には、コンデンサC3と トランスTの一次巻線Pとの直列回路が接続さ 、トランスTの二次巻線Sの一端にはリアク ルLrとコンデンサC4との直列回路が接続され いる。

 P型FETQp1のソースに直流電源Vinが供給され 、P型FETQp1のゲートは制御回路部1-1~1-3のDRV1端 子に接続されている。N型FETQn1のゲートは制 回路部1-1~1-3のDRV2端子に接続されている。

 トランスTの二次巻線Sの一端はリアクト Lrを介して放電管3-1~3-3の一方の電極に接続 れ、放電管3-1~3-3の他方の電極はダイオードD 1,D2及び抵抗R3,R4からなる管電流検出回路に接 続されている。管電流検出回路は、放電管3-1 ~3-3に流れる電流を検出し、検出された電流 比例した電圧を、制御回路部1-1~1-3のFB(フィ ドバック)端子を介して誤差増幅器16の-端子 に出力する。

 制御回路部1-1~1-3は、図3に示すように、 電流源CC1、定電流源CC2、パルス同期回路11、 鋸波発振器12、信号比較器13、再起動回路14、 ソフトスタート回路15、誤差増幅器16、PWMコ パレータ17、初期化回路18、分周器19、NANDゲ ト20a、ANDゲート20b、ドライバ21a,21bを有して いる。

 直流電源Vinの電源供給Vccを受けて基準電 PREGが生成されて制御回路部1-1~1-3の内部の 部に供給されている。定電流源CC1は、RF端子 を介して定電流決定抵抗R2の一端に接続され 定電流決定抵抗R2により任意に設定される 電流を供給する。

 鋸波発振器12は、CF端子を介してコンデンサ C2の一端に接続され、定電流源CC2の定電流に りコンデンサC2の充放電を行い、図4に示す うな鋸波信号V CF を発生させ、鋸波信号V CF の上限値及び下限値に基づいて矩形のクロッ クCKを生成する。クロックCKは、図4に示すよ に、鋸波信号V CF に同期した立ち上がり期間がHレベルで、立 り期間がLレベルのパルス電圧波形であり、 周器19及びパルス同期回路11に送られる。鋸 波発振器12は、定電流決定抵抗R2とコンデン C2とで決まる周波数の鋸波信号V CF を発生する。

 鋸波発振器12は、定電流源CC2、抵抗R6,R7,R8 、FETQ3,Q4、コンパレータ121を有している。

 鋸波発振器12では、FETQ3がオフのとき定電流 源CC2の定電流によりコンデンサC2が充電され 、コンデンサC2の電圧、即ち、鋸波信号V CF の信号レベルが上昇する。

 コンパレータ121の反転端子は、パルス同 回路11のFETQ2のゲートと抵抗R6の一端と抵抗R 7の一端とに接続され、抵抗R6の他端は電源PRE Gに接続され、抵抗R7の他端はFETQ4のドレイン 接続されている。コンパレータ121の非反転 子は、コンデンサC2の一端と定電流源CC2の 端と抵抗R8の一端に接続されている。コンパ レータ121の出力端子は、FETQ3のゲートとFETQ4 ゲートに接続されている。

 そして、鋸波信号V CF の信号レベルがクロックCKの信号レベルの最 値Vmaxを超えると、コンパレータ121はHレベ を出力し、FETQ3とFETQ4はオンする。すると、 ロックCKの信号レベルが低下する。

 また、コンデンサC2が放電して鋸波信号V CF の信号レベルが低下する。鋸波信号V CF の信号レベルがクロックCKの信号レベルの最 値Vmin以下になると、コンパレータ121は、L ベルを出力し、FETQ3とFETQ4はオフする。

 このようにして、CF端子には、上限値が電 Vmaxで下限値が電圧Vminの鋸波信号(図4の鋸波 号V CF )が発生し、抵抗R6と抵抗R7との接続点にはク ックCKが発生する。

 誤差増幅器16は、反転端子に入力される管 流検出回路からの電圧V FB と非反転端子に入力される基準電圧E1との誤 電圧を増幅し、その誤差電圧出力V FBOUT をPWMコンパレータ17の非反転端子へ出力する ソフトスタート回路15は、FETQ8がオフのとき CS端子に接続されたコンデンサC6を充電し、 ンデンサC6の電圧VCSをPWMコンパレータ17の非 転端子に出力する。

 PWMコンパレータ17は、非反転端子に入力さ る誤差増幅器16からの誤差電圧出力V FBOUT とソフトスタート回路15からの電圧V CS とを比較し、低い方の信号が反転端子に入力 されるCF端子からの鋸波信号V CF 以上のときにHレベルで、鋸波信号V CF 未満のときにLレベルとなるパルス信号を生 して、NANDゲート20aとANDゲート20bとに出力す 。

 分周器19は、フリップフロップ回路191とAN Dゲート192,193を有し、鋸波発振器12からのパ ス信号(クロックCK)を分周し、分周されたパ ス信号をANDゲート192を介してNANDゲート20aに 出力するとともに、分周されたパルス信号を 反転したパルス信号(分周されたパルス信号 対して所定のデットタイムを有しても良い )をANDゲート193を介してANDゲート20bに出力す 。

 NANDゲート20aは、分周器19からの分周され パルス信号とPWMコンパレータ17からの信号 のNAND論理を演算しドライバ21a及びDRV1端子を 介して第1駆動信号をP型FETQp1に出力する。AND ート20bは、分周器19からの分周され且つ反 されたパルス信号とPWMコンパレータ17からの 信号とのAND論理を演算しドライバ21b及びDRV2 子を介して第2駆動信号をN型FETQn1に出力する 。

 PWMコンパレータ17、NANDゲート20a、ドライバ2 1aは、鋸波信号V CF の半周期未満に、放電管3-1~3-3に流れる電流 応じたパルス幅で放電管3-1~3-3に電流を流す うにP型FETQp1を駆動する第1駆動信号を発生 る。

 PWMコンパレータ17、ANDゲート20b、ドライ 21bは、第1駆動信号と略同一パルス幅で略180 の位相差を持ち、第1駆動信号の発生時とは 逆方向に放電管3-1~3-3に電流を流すようにN型F ETQn1を駆動する第2駆動信号を発生する。

 以上の動作により、制御回路部1-1~1-3は、第 1駆動信号と、第1駆動信号と略同一パルス幅 略180度の位相差を持つ第2駆動信号とにより 、鋸波信号V CF の周波数で、P型FETQp1,N型FETQn1を交互にオン/ フさせて、放電管3-1~3-3に電力を供給すると もに、放電管3-1~3-3を流れる電流を所定値に 制御することができる。

 次に、実施例1の放電管点灯装置の同期運 転システムの特徴とする構成について説明す る。

(パルス同期回路)
 パルス同期回路11は、FETQ1,Q2、抵抗R5、イン ータ111,116、NORゲート112,114、フリップフロ プ回路113,115を有している。

 パルス同期回路11は、鋸波発振器12から入 力される周波数情報を伝達するクロックCKで るパルス信号のLレベルによりFETQ2がオンす ことで、図4に示すような同期パルス信号SY 発生し、同期パルス信号SYを端子TRIから共 線2aを介して他の制御回路部に出力する。

 また、パルス同期回路11は、共通線2aに接 続された他の制御回路部からの同期パルス信 号SYをTRI端子に入力する。同期パルス信号SY Hレベルはインバータ111で反転されてLレベル がNORゲート114の一方の入力端子に入力される 。

 一方、NORゲート112は、クロックCK(インバ タ116の入力)がHレベルで、同期パルス信号SY がLレベルのとき、Hレベルを出力する。この 件が揃い、フリップフロップ回路113がリセ トされた状態で、同期パルス信号SYがHレベ になると、フリップフロップ回路113の出力 子QからLレベルがNORゲート114に出力される NORゲート114は、フリップフロップ回路115の ット端子SにHレベルを出力する。このため、 フリップフロップ回路115の出力端子QからのH ベルによりFETQ1がオンするため、クロックCK の信号レベルは電圧Vminとなる。

 鋸波信号V CF の信号レベルは、電圧Vminよりも大きいため コンパレータ121がHレベルとなり、FETQ3とFETQ4 とがオンする。このため、コンデンサC2が放 される。

 その後、クロックCKがLレベルになると、 リップフロップ回路113がセットされ、フリ プフロップ回路115がリセットされ、FETQ1が フしてコンデンサC2の充電が開始される。

 即ち、外部からの同期パルス信号SYの立ち がりを検出し、この立ち上がりタイミング 自己の鋸波発振器12の鋸波信号V CF を生成するためのコンデンサC2を充電から強 的に放電に切り換えることで、鋸波信号V CF を外部からの同期パルス信号に同期させるこ とができる。

 なお、自己のパルス同期回路11が同期パル 信号SYを外部に出力しているとき(即ち、FETQ2 がオンしているとき)、あるいは、自己の鋸 発振器12の鋸波信号V CF が放電期間中であるときには、フリップフロ ップ回路113の出力端子QからNORゲート114にHレ ルが出力されるので、FETQ1はオフとなる。 のため、鋸波発振器12の鋸波信号V CF に変化を与えない。

(信号比較器)
 信号比較器13は、インバータ131、抵抗R9、FET Q5、NORゲート132を有している。インバータ131 、ANDゲート192からのパルス信号(制御信号の 位相情報であるHレベル及びLレベル)を反転し 、反転されたパルス信号VPDOをFETQ5に出力する とともにNORゲート132に出力する。

 NORゲート132は、インバータ131の出力V PDO とPD端子を介して他の制御回路部から入力さ るパルス信号V PD とを比較し、両者の信号レベルがともにLと る場合には、1以上の放電管点灯装置間に発 するスイッチング素子Qp1,Qn1の位相外れを検 出し、位相外れ検出信号を再起動回路14に出 する。

(再起動回路)
 再起動回路14は、抵抗R10、FETQ6,Q7,Q8、インバ ータ141を有する。FETQ6は、信号比較器132のNOR ート132からの位相外れ検出信号(Hレベル)に りオンしてLレベルの再起動信号VPSを生成し 、Lレベルの再起動信号VPSをPS端子を介して共 通線2bに出力して他の制御回路部の再起動回 14を動作させるとともに、自己のインバー 141に出力する。

 インバータ141は、信号比較器13からのLレ ルを反転してHレベルを出力する。FETQ7,FETQ8 、インバータ141からのHレベルの再起動信号 によりオンし、このオン信号により初期化回 路18とソフトスタート回路15とを動作させる

 初期化回路18は、抵抗R12、コンデンサC7、 インバータ181を有し、ソフトスタート回路15 、抵抗R11、コンデンサC6を有している。

 初期化回路18において、FETQ7のオンにより コンデンサC7が放電して、コンデンサC7の電 が低下してインバータ181にLレベルを出力す 。インバータ181は、Hレベルをフリップフロ ップ回路191のリセット端子Rに出力し、分周 19を強制的にリセットする。

 ソフトスタート回路15は、FETQ8のオンによ りCS端子に接続されたコンデンサC6が放電し 後、コンデンサC6を抵抗R11により緩やかに充 電する。

 次に、図5に示すタイミングチャートを参照 しながら位相同期外れ検出動作を説明する。 信号比較器13のPD端子には外部からパルス信 が入力される。また、インバータ131からは 反転されたパルス信号V PDO が出力される。このため、時刻t1~t6では、NOR ート132の出力はLレベルとなり、FETQ6がオフ なる。このため、PS端子にはHレベルが出力 れ、FETQ7,FETQ8がオフとなるため、CS端子のコ ンデンサC6の電圧V CS は、Hレベルとなる。

 一方、時刻t6~t7において、制御回路部の内 信号に異常があり、パルス信号V PDO がLレベルとなる。即ち、自己の制御回路部 他の制御回路部との位相がずれた場合には 外部からのパルス信号とインバータ131から パルス信号とがLレベルとなり、NORゲート132 出力はHレベルとなる。このため、FETQ6がオ するため、PS端子の信号V PS はLレベルとなり、同時に、共通線2bにより接 続された他の制御回路部のV PS もLレベルとなる。このため、全ての制御回 部が再起動する。

 FETQ7,FETQ8は、インバータ141からのHレベルに りオンし、コンデンサC6が放電することに り、CS端子の電圧V CS が低下した後、時刻t7以降にはコンデンサC6 緩やかに充電されていく。

 このコンデンサC6の電圧V CS はPWMコンパレータ17の非反転端子に入力され 。PWMコンパレータ17は、非反転端子に入力 れる誤差増幅器16からの誤差電圧出力V FBOUT とソフトスタート回路15からの電圧V CS とを比較し、低い方の信号が反転端子に入力 されるCF端子からの鋸波信号V CF 以上のときにHレベルで、鋸波信号V CF 未満のときにLレベルとなるパルス信号を生 して、NANDゲート20aとANDゲート20bとに出力す 。これにより、複数のスイッチング素子Qp1, Qn1を駆動するための駆動信号のオン期間を徐 々に増加するように制御する、ソフトスター ト動作を開始する。

 このように本実施例の放電管の同期運転 ステムによれば、外部から同期パルス信号 入力されると、コンデンサC2は強制的に充 電され、外部からの同期パルス信号によっ 同期して制御回路部1-1~1-3が動作する。

 即ち、共通線2aを介して複数の放電管点 装置間で同期パルス信号を相互に送受信す ことにより複数の放電管3-1~3-3の各々の一端 周波数と位相とを揃えた電圧を印加するの 、複数の放電管点灯装置が遠い距離に配置 れても安定かつ容易に同周波数・同位相で 負対称の交流電力を負荷に供給できる。

 また、各放電管点灯装置間においてスイ チング素子Qp1,Qn1の位相外れが発生した場合 には、制御回路部1-1~1-3は、PD端子を介して位 相外れを検出し、位相外れを検出した放電管 点灯装置の信号比較器13が動作する。さらに PS端子を介して各放電管点灯装置の再起動 路14が動作することにより、各放電管点灯装 置は再起動され、ソフトスタート動作が開始 される。

実施例2
 図6は本発明の実施例2に係る放電管点灯装 の同期運転システムの構成図である。図6に す実施例2の放電管点灯装置の同期運転シス テムは、図2に示す実施例1の放電管点灯装置 同期運転システムに対して、外部からの外 同期パルス信号を制御回路部1-1~1-3の各TRI端 子に入力した点が異なる。なお、図7は図6に す実施例2の各々の放電管点灯装置の周波数 同期動作のタイミングチャートである。

 このような実施例2の放電管点灯装置の同 期運転システムであっても、実施例1の放電 点灯装置の同期運転システムの動作と同様 動作し、同様な効果が得られる。

実施例3
 図8は本発明の実施例3に係る放電管点灯装 の同期運転システムの構成図である。図8に いて、放電管3-1~3-2を搭載したパネル3の両 には放電管点灯装置30a,30bが設けらている。

 放電管点灯装置30aは、制御回路部1-1~1-2、 SWネットワーク7-1~7-2、共振回路9-1~9-2、ダイ ードD1,D2及び抵抗R3,R4からなる管電流検出回 を有する。共振回路9-1の出力は、放電管3-1 一端に接続され、共振回路9-2の出力は、放 管3-2の一端に接続されている。

 放電管点灯装置30bは、制御回路部1-3~1-4、 SWネットワーク7-3~7-4、共振回路9-3~9-4、ダイ ードD1,D2及び抵抗R3,R4からなる管電流検出回 を有する。共振回路9-3の出力は、放電管3-1 他端に接続され、共振回路9-4の出力は、放 管3-2の他端に接続されている。

 制御回路部1-1~1-4の各々のTRI端子は、共通 線2aにより共通に接続され、制御回路部1-1~1-4 の各々のPS端子は、共通線2bにより共通に接 され、制御回路部1-1~1-4の各々のPD端子は、 通線2cにより共通に接続されている。

 放電管3-1~3-2の一端に接続した変圧器Tの 次巻線Sと、放電管3-1~3-2の他端に接続した変 圧器Taの二次巻線Sとは、極性が異なる。この ため、放電管3-1~3-2の両端には逆位相の電圧 印加される。

 このように本実施例の放電管点灯装置の 期運転システムによれば、共通線2aを介す 複数の放電管点灯装置の制御回路部1-1~1-4間 同期パルス信号を相互に送受信することに り複数の放電管3-1~3-2の各々の両端に、周波 数を揃え且つ位相を反転させた電圧を印加す るので、複数の放電管3-1~3-2を点灯させるこ ができる。

 なお、実施例3の制御回路部1-1~1-4のTRI端 には外部同期パルス信号を入力するように 成しても良く、この場合にも実施例3の効果 同様な効果が得られる。

実施例4
 図9は本発明の実施例4に係る放電管点灯装 の構成図である。図10は図9に示す実施例4の 電管点灯装置に設けられた制御回路部の構 図である。図9に示す放電管点灯装置を複数 個並列に接続して、放電管点灯装置の同期運 転システムを構成することができる。

 実施例1乃至実施例3の放電管点灯装置は ハーフブリッジ構成のスイッチング素子Qp1,Q n1からなるSWネットワーク7を用いたが、実施 4の放電管点灯装置は、フルブリッジ構成の スイッチング素子Qp1,Qn1,Qp2,Qn2からなるSWネッ ワーク7aを用いたことを特徴とする。

 図9において、直流電源Vinとグランドとの 間には、P型FETQp1とN型FETQn1との第1直列回路が 接続されている。直流電源Vinとグランドとの 間には、P型FETQp2とN型FETQn2との第2直列回路が 接続されている。

 P型FETQp1とN型FETQn1との接続点とP型FETQp2とN 型FETQn2との接続点との間には、コンデンサC3 トランスTの一次巻線Pとの直列回路が接続 れている。

 P型FETQp1のソースに直流電源Vinが供給され 、P型FETQp1のゲートは制御回路部1aのDRV1端子 接続されている。N型FETQn1のゲートは制御回 部1aのDRV3端子に接続されている。

 P型FETQp2のソースに直流電源Vinが供給され 、P型FETQp2のゲートは制御回路部1aのDRV2端子 接続されている。N型FETQn2のゲートは制御回 部1aのDRV4端子に接続されている。

 トランスTの二次巻線Sの一端はリアクト Lrを介して放電管3の一方の電極に接続され 放電管3の他方の電極はダイオードD1,D2及び 抗R3,R4からなる管電流検出回路に接続されて いる。

 図10に示す制御回路部1aは、図3に示す制 回路部の構成に対して、ドライバの構成が なる。即ち、制御回路部1aは、NANDゲート22a,2 2b、ドライバ21a~21dを有する。NANDゲート22aは ANDゲート192の出力とPWMコンパレータ17の出力 とのNAND論理を演算し、NAND出力をドライバ21a, 21bに出力する。NANDゲート22bは、ANDゲート193 出力とPWMコンパレータ17の出力とのNAND論理 演算し、NAND出力をドライバ21c,21dに出力する 。

 このように構成された実施例4の放電管点 灯装置であっても、実施例1乃至実施例3の放 管点灯装置の動作と同様に動作し、同様な 果が得られる。

 なお、本発明は、上述した実施例1乃至実 施例4の放電管点灯装置の同期運転システム 限定されるものではない。実施例1乃至実施 4の放電管点灯装置では、パルス同期回路11 同期パルス信号(トリガ信号)のHレベル(立ち 上がり)を検出することで、同期をとるよう 構成したが、例えば、パルス同期回路11は、 トリガ信号のLレベル(立ち下がり)を検出する ことで、同期を取るように構成しても良い。

 また、実施例1乃至実施例4の放電管点灯 置では、鋸波発振器12を用いたが、例えば、 三角波信号を発生する三角波発振器を用いて も良い。

 また、図9に示すDRV1端子の出力とDRV3端子 出力及びDRV2端子の出力とDRV4端子の出力は それぞれ、同時にオンするのを防止するた にデットタイムを設けるようにしても良い

 さらに、複数の放電管は、少なくとも1灯 のCCFLやEEFLのような放電管、又は、コンデン 等と放電管とを直列に接続したものを用い も良い。

発明の効果
 本発明によれば、共通線を介して1以上の放 電管点灯装置間で同期パルス信号を相互に送 受信することにより1以上の放電管の各々の 端に周波数と位相とを揃えた電圧を印加す ので、1以上の放電管点灯装置が遠い距離に 置されても安定かつ容易に同周波数・同位 又は逆位相で正負対称の交流電力を負荷に 給できる。

 また、1以上の放電管点灯装置が遠い距離 に配置されても、システム外部から入力され る同期パルス信号を基準として、安定かつ容 易に同周波数・同位相又は逆位相で正負対称 の交流電力を負荷に供給できる。

(米国指定)
 本国際特許出願は米国指定に関し、2008年3 24日に出願された日本国特許出願第2008-076155( 2008年3月24日出願)について米国特許法第119条( a)に基づく優先権の利益を援用し、当該開示 容を引用する。




 
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