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Title:
WIRELESS RECEIVER
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/155816
Kind Code:
A1
Abstract:
A wireless receiver which is capable of achieving improved reception quality and reduced power consumption using simple configuration and control corresponding to a plurality of communications with the same communication method and reception frequency bandwidth, but different immunity to interference waves. The wireless receiver comprises a second filter (204) for extracting a baseband signal from the output of a mixer (203), a third filter (207) into which the output of an amplifier (206) amplifying the baseband signal is selectively input, a filter selection switch (208) for selecting the input to the third filter (207), an A/D converter (209) for A/D conversion of the output signal from the third filter (207) or the filter selection switch (208), and a filter control circuit (2102) for controlling the filter input selected by the filter selection switch (208) in accordance with the output signal of a signal processor section (2101) which processes the digitized signal, wherein cutoff frequencies of the second filter (204) and the third filter (207) are almost the same. When more stringent immunity to interference waves is required, this receiver selects to use the third filter (207).

Inventors:
OCHI TAKETOSHI
Application Number:
PCT/JP2007/062296
Publication Date:
December 24, 2008
Filing Date:
June 19, 2007
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Assignee:
PANASONIC CORP (JP)
OCHI TAKETOSHI
International Classes:
H04B1/16
Foreign References:
JP2005020495A2005-01-20
Attorney, Agent or Firm:
ICHIKAWA, Toshimitsu et al. (7-13 Nishi-Shimbashi 1-chom, Minato-ku Tokyo 03, JP)
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Claims:
 無線信号を受信するアンテナと、
 受信信号に発振回路の信号を混合するミキサーと、
 前記ミキサーの出力からベースバンド信号を抽出する帯域制限フィルタと、
 抽出された前記ベースバンド信号を増幅する増幅器と、
 前記増幅器の出力信号が選択的に入力される追加フィルタと、
 前記増幅器の出力信号を前記追加フィルタに入力させるか否かを選択するフィルタ選択スイッチと、
 前記追加フィルタを通過し、または、通過しなかった前記増幅器の出力信号をA/D変換するA/D変換部と、
 前記A/D変換部の出力信号を信号処理する信号処理部と、
 前記信号処理部の出力信号に基づいて前記フィルタ選択スイッチの選択を制御するフィルタ制御回路と、を備え、
 前記帯域制限フィルタ及び前記追加フィルタのカットオフ周波数が略同一である、無線受信機。
 請求項1記載の無線受信機であって、
 前記フィルタ制御回路が、基地局からの報知情報に基づいて前記フィルタ選択スイッチの選択を制御する無線受信機。
Description:
無線受信機

 本発明は、無線信号の受信または送受信 行う携帯電話等の無線装置の受信機に関し 特に、複数のバンドに対応した受信機であ 。

 無線装置に含まれる受信機は、自チャネ 以外の周波数帯域に存在する妨害波が入力 れた場合でも、通信品質をある一定以上に つことが要求される。この妨害波の周波数 想定入力レベルは、受信機が搭載される無 装置の通信方式や、無線装置が使用される や地域によって様々である。これは、通信 式によってシステム的に要求される妨害波 性が異なるためであり、また、国や地域に って無線周波数の割り当てが統一されてい いためである。

 例えば、携帯電話システムでは、第2世代と 呼ばれるGSM(Global System for Mobile Communications) 方式から、第3世代と呼ばれるUMTS(Universal Mobi le Telecommunications System)方式へ移行する過渡 にあり、両方の通信方式に対応した携帯電 端末が開発されているが、このGSM方式とUMTS 式とでは、自チャネルの占有帯域幅が異な 、また、要求される妨害波耐性も違ってい 。そのため、受信機のフィルタを設計する 合に、カットオフ周波数や帯域外減衰量の なる2つのフィルタを設計して受信機に組み 込み、通信が行われる通信方式に応じてフィ ルタを切り替えて使用することが一般的に行 われている(例えば、下記特許文献1参照)。

特開2000-138613号公報

 しかし、通信方式や周波数帯域が共通し も、国や地域によって、要求される妨害波 性が異なる場合がある。

 近年、第3世代の携帯電話が各国や地域で 急速に普及しつつあるため、第3世代携帯電 の普及促進及び通信方式の規格化を進める 体である3GPP(Third Generation Partnership Project) は、新たな周波数帯の採用を始めているが 例えば、3GPPが欧州向けに規定するBandIII(受 帯域1805~1880MHz)と、日本向けに規定するBandIX( 受信帯域1844.9~1879.9MHz)とは、通信方式はもと り、受信周波数帯域も一部が同じである。 かし、BandIIIにはNarrow band blockingという厳 い妨害波耐性が要求されるのに対し、BandIX は通常のOut of-band blockingのみが要求されて る。

 このような場合、従来技術では、要求が しいBandIIIに対応するように設計した受信フ ィルタを携帯電話端末に搭載して両方の地域 での共用を図るが、このフィルタは、携帯電 話端末をBandIXの通信に使用する時に、低電流 化の妨げとなるとともに、フィルタの遮断特 性が過剰なため、受信品質の劣化を招いてし まうという課題があった。

 本発明は、こうした事情を考慮して創案 たものであり、通信方式や受信周波数帯域 同じで要求される妨害波耐性が異なる複数 通信方式に対応し、簡易な構成及び制御に り、受信品質の向上や低電力化を図ること できる無線受信機を提供することを目的と ている。

 本発明の無線受信機は、無線信号を受信 るアンテナと、受信信号に発振回路の信号 混合するミキサーと、前記ミキサーの出力 らベースバンド信号を抽出する帯域制限フ ルタと、抽出された前記ベースバンド信号 増幅する増幅器と、前記増幅器の出力信号 選択的に入力される追加フィルタと、前記 幅器の出力信号を前記追加フィルタに入力 せるか否かを選択するフィルタ選択スイッ と、前記追加フィルタを通過し、または、 過しなかった前記増幅器の出力信号をA/D変 するA/D変換部と、前記A/D変換部の出力信号 信号処理する信号処理部と、前記信号処理 の出力信号に基づいて前記フィルタ選択ス ッチの選択を制御するフィルタ制御回路と を備え、前記帯域制限フィルタ及び追加フ ルタのカットオフ周波数が略同一であるこ を特徴とする。

 この無線受信機では、厳しい妨害波耐性 求められる場合に、追加フィルタの使用を 択する。

 また、本発明の無線受信機では、前記フ ルタ制御回路が、基地局からの報知情報に づいて前記フィルタ選択スイッチの選択を 御することを特徴とする。

 実行中の通信のBand情報は、基地局からの 報知情報をデコードして得ることができる。

 本発明によれば、簡易な構成により、通 方式や受信周波数帯域が同じで妨害波耐性 異なる複数の通信に対応することができ、 た、受信機の低電力化、及び受信品質の向 を図ることができる。

本発明の実施の形態における無線送受 機の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態におけるフィルタ 詳細説明図

符号の説明

  100  無線送受信機
  101  アンテナ
  200  受信機
  201  第1のフィルタ
  202  低雑音増幅器
  203  ミキサー
  204  第2のフィルタ
  205  発振回路
  206  増幅器
  207  第3のフィルタ
  208  フィルタ選択スイッチ
  209  A/D変換器
  2100 DSP・CPU部
  2101 信号処理回路
  2102 フィルタ制御回路

 以下、本発明の実施の形態について、図 を用いて詳細に説明する。

 図1は、本発明の実施の形態における無線 送受信機を示すブロック図である。この無線 送受信機100は、無線信号を送受信するアンテ ナ101と、受信機200と、図示されない送信機と で構成される。

 受信機200は、アンテナと接続される第1の フィルタ201と、フィルタ出力を増幅する低雑 音増幅器202と、低雑音増幅器202によって増幅 された信号をベースバンド信号に変換するミ キサー203と、ミキサー203にローカル信号を供 給する発振回路205と、ミキサー203の出力を帯 域制限する第2のフィルタ(帯域制限フィルタ) 204と、第2のフィルタ出力を増幅する増幅器20 6と、増幅器206の出力を帯域制限し、第2のフ ルタ204と同一のカットオフ周波数を有する 3のフィルタ(追加フィルタ)207と、第3のフィ ルタ207を使用するかバイパスするかを選択す るフィルタ選択スイッチ208と、第3のフィル 207もしくはフィルタ選択スイッチ208の出力 A/D(アナログ・デジタル)変換するA/D変換器(A/ D変換部)209と、AD変換器209の出力が入力され DSP・CPU部2100とから成る。また、DSP・CPU部2100 は、信号処理回路2101と、フィルタ制御回路21 02とから成る。

 アンテナ101で受信された無線信号は、第1 のフィルタ201で帯域制限され、低雑音増幅器 202で増幅される。その後、ミキサー203により 発振回路205のローカル信号と混合されてベー スバンド信号に変換され、第2のフィルタ204 より受信帯域外の信号が減衰される。

 第2のフィルタ204の出力は、増幅器206によ り所望のパワーまで増幅され、前記第2のフ ルタ204と同一のカットオフ周波数を有する 3のフィルタ207もしくはフィルタ選択スイッ 208に入力される。

 フィルタ選択スイッチ208は、厳しい帯域 減衰量が要求される周波数帯(例えばBandIII) 通信を行う場合にはオープンとなり、この き増幅器206の出力は第3のフィルタ207を通過 する。逆に、厳しい帯域外減衰量が要求され ない周波数帯(例えばBandIX)で通信を行う場合 はショート(クローズ)となり、このとき増 器206の出力は、第3のフィルタ207をバイパス てA/D変換器209に入力される。

 A/D変換器209の出力は、DSP・CPU部2100に入力 され、復調のためのデジタル信号処理が施さ れる。DSP・CPU部2100に含まれる信号処理回路21 01は、その一部の機能として現在通信に使用 ているBand情報(例えば、同一周波数帯でもBa ndIIIとBandIXを識別可能)を識別する機能をもつ 。この情報は、基地局からの報知情報をデコ ードすることにより得られる。このBand識別 御は、既に確立されている一般的な制御で る。

 フィルタ制御回路2102は、信号処理回路210 1から出力されるBand情報により、厳しい帯域 減衰量が必要なBandであるかどうかを判断し 、前述したフィルタ切替スイッチ208を制御す る。

 次に、第2のフィルタ204と第3のフィルタ20 7について詳細に説明する。

 図2は、これら2つの通過特性を現す概念 である。BandIX及びBandIII(もしくは3GPPで規定 れるUMTSのその他のBand)は、受信信号帯域が 一であるため、第2のフィルタ204と第3のフィ ルタ207とは同等のカットオフ周波数(図中fc) 有することが特徴である。基地局により、 しい帯域外減衰量(周波数がfcより高い領域 減衰量)が要求されないBand(例えばBandIX)の場 は、実線で示される通過特性となる。逆に 厳しい帯域外減衰量が要求されるBand(例え BandIII)の場合は、点線で示されるフィルタが 追加され、合成特性としては破線で示される 特性となり、BandIIIに要求される十分な帯域 減衰量を確保することができる。

 この実施の形態の無線送受信機では、簡 な構成で、同一周波数、同一受信周波数帯 をもつ同一通信方式に対応することができ 厳しい帯域外減衰量が要求されないBandの場 合には、追加フィルタを使用しないことで、 受信機の低電力化、受信品質の向上を図るこ とができる。

 なお、ここでは、3GPP規定のBandIXとBandIII 例としたが、同一通信方式、同一受信周波 帯域のシステムにおいて、要求される帯域 減衰量が異なる全ての場合に、本発明は適 が可能である。例えば3GPP規定だけでなく、 信キャリア独自仕様により、ある3GPP規定の Bandのみ特別な帯域外減衰量が要求される場 でも、本発明を適用することにより、要求 満たすことができる。

 また、受信機の構成は、図1に示したもの に限らず、如何なる構成にも本発明を適用す ることができる。

 また、ここでは、第2のフィルタ204と第3 フィルタ207が同一のカットオフ周波数を有 るとして説明したが、厳密にカットオフが 一である必要はなく、所望の受信品質、帯 外減衰量を満足するフィルタであれば、同 に本発明の目的を達成することができる。

 また、ここでは、携帯電話システムを用 て説明を行ったが、本発明の受信機は、無 送受信を行う無線機器全てに適用可能であ 。また、GPS等の受信専用機器においても同 に適用可能である。

 以上、本発明の各種実施形態を説明した 、本発明は前記実施形態において示された 項に限定されず、明細書の記載、並びに周 の技術に基づいて、当業者がその変更・応 することも本発明の予定するところであり 保護を求める範囲に含まれる。

 本発明は、携帯電話機を始め、全ての送 信機及び受信専用機に広く適用して、受信 の低電力化、及び受信品質の向上を図るこ ができる。