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Title:
EQUIPMENT CONTROL SYSTEM, EQUIPMENT CONTROL SERVER, AND EQUIPMENT CONTROL CLIENT
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/107979
Kind Code:
A1
Abstract:
An equipment control system (1) is a learning remote control system for controlling the operation of a plurality of pieces of AV equipment of an AV system built in home for each user through a communication network (4) and comprises an equipment control server (2) and an equipment control client (3). The equipment control server (2) stores remote control data and state data on which it has learned about equipment to be controlled and performs time schedule management. The equipment control client (3) transmits the remote control data received according to the time schedule management of the equipment control server (2) to the equipment to be controlled at the execution date and time, acquires the state data from the equipment to be controlled after the transmission, and transmits it to the equipment control server (2). The equipment control server (2) compares the received state data with the learned and pre-stored state data to judge the state of the equipment to be controlled.

Inventors:
KURODA KAZUO (JP)
IMAMURA AKIRA (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/054399
Publication Date:
September 12, 2008
Filing Date:
March 07, 2007
Export Citation:
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Assignee:
PIONEER CORP (JP)
KURODA KAZUO (JP)
IMAMURA AKIRA (JP)
International Classes:
H04Q9/00
Foreign References:
JP2005286634A2005-10-13
JP2006310987A2006-11-09
JP2006050524A2006-02-16
JPH0612847A1994-01-21
JPH11185316A1999-07-09
Attorney, Agent or Firm:
KIKUCHI, Yasuhiro (The 6th Tomizawa Building 3rd Floor12-5, Yotsuya 2-chom, Shinjuku-ku Tokyo 04, JP)
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Claims:
 機器制御サーバと、前記機器制御サーバと通信ネットワークを介して相互に通信可能な機器制御クライアントと、を備え、複数の機器を制御する機器制御システムであって、
 前記機器制御サーバは、
 前記複数の機器それぞれの所定の機能に対応するリモコン信号を記憶するリモコン信号記憶手段と、
 前記リモコン信号記憶手段に記憶されたリモコン信号に基づいて作成され、制御対象機器に対して、所望の日時に所望の機能を実行させる予約データを記憶する予約データ記憶手段と、
 前記制御対象機器に所定の機能を実行させたときの正常な状態に関する状態データを記憶する状態データ記憶手段と、
 前記予約データ記憶手段に記憶された予約データの実行日時の所定時間前に、当該予約データを前記機器制御クライアントに送信する予約データ送信手段と、
を有し、
 前記機器制御クライアントは、
 前記機器制御サーバから受信した予約データを記憶する記憶手段と、
 前記記憶手段に記憶された予約データの実行日時に従って、前記制御対象機器のリモコン信号を取得して、送信するリモコン信号送信手段と、
 前記制御対象機器から、リモコン信号受信後の前記制御対象機器の状態に関する状態データを取得する状態データ取得手段と、
 取得した状態データを前記機器制御サーバに送信する状態データ送信手段と、
を有し、
 前記機器制御サーバは、
 同一機能に対して、前記機器制御クライアントから受信した状態データと、前記状態データ記憶手段に記憶された正常な状態の状態データを比較し、両状態データが一致するか否かに基づいて、前記制御対象機器が正常な状態であるか否かを判断する状態判断手段と、
 前記状態判断手段が、前記制御対象機器を正常な状態でないと判断したときは、前記制御対象機器を正常な状態に復旧するための処理を前記機器制御クライアントに実行させる復旧手段と、
を有することを特徴とする機器制御システム。
 前記状態情報取得手段は、
 前記制御対象機器のインジケータ部を撮影する画像撮影手段を備え、前記画像撮影手段が撮影した画像を状態データとして入力し、
 前記状態データ記憶手段は、
 前記制御対象機器に所定の機能を実行させたときの前記制御対象機器のインジケータ部の画像を状態データとして記憶し、
 前記状態判断手段は、
 同一の機能に対して、前記状態情報記憶手段に記憶された前記制御対象機器のインジケータ部の画像と、前記機器制御クライアントから送信された前記制御対象機器の前記インジケータ部の画像を比較し、インジケータ部の画像が一致するか否かに基づいて、前記制御対象機器が正常な状態であるか否かを判断することを特徴とする請求項1記載の機器制御システム。
 前記状態情報取得手段は、
 前記制御対象機器が出力するAV信号を状態データとして入力し、
 前記状態データ記憶手段は、
 前記制御対象機器に所定の機能を実行させたときの前記制御対象機器が出力する映像データの特定領域の画像を状態データとして記憶し、
 前記状態判断手段は、
 同一の機能に対して、前記状態情報記憶手段に記憶された前記制御対象機器の特定領域の画像と、前記機器制御クライアントから送信された前記制御対象機器の前記特定領域の画像を比較し、特定領域の画像が一致するか否かに基づいて、前記制御対象機器が正常な状態であるか否かを判断することを特徴とする請求項1記載の機器制御システム。
 前記状態情報取得手段は、
 前記制御対象機器のインジケータ部からの受光を検出する受光検出手段を備え、前記受光検出手段が検出した受光の有無を状態データとして入力し、
 前記状態データ記憶手段は、
 前記制御対象機器に所定の機能を実行させたときの前記制御対象機器のインジケータ部からの受光の有無を状態データとして記憶し、
 前記状態判断手段は、
 同一の機能に対して、前記状態情報記憶手段に記憶された前記制御対象機器からの受光の有無と、前記機器制御クライアントから送信された前記制御対象機器のインジケータ部からの受光の有無を比較し、一致するか否かに基づいて、前記制御対象機器が正常な状態であるか否かを判断することを特徴とする請求項1記載の機器制御システム。
 前記復旧手段は、
 前記リモコン信号送信手段が送信したリモコン信号と同一のリモコン信号を再度、前記機器制御クライアントに送信させるリモコン信号再送信手段と、
 前記リモコン信号再送信手段が予め定められた回数、前記リモコン信号を送信しても、前記状態判断手段が前記制御対象機器を正常な状態でないと判断したときは、前記機器制御クライアントに前記制御対象機器に関するエラーログを記録させるエラーログ記録手段と、
を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の機器制御システム。
 前記予約データを作成する予約データ作成手段を有し、
 前記予約データ作成手段は、
 前記予約データに含まれる予約日時が、他の前記予約データの予約日時と同一の前記制御対象機器に対して重複した場合は、予め指定した順序に従って、同一機能を有する他の前記制御対象機器を制御させる前記予約データを作成することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の機器制御システム。
 複数の機器にリモコン信号を送信し、前記複数の機器を制御する機器制御クライアントと通信ネットワークを介して相互に通信可能な機器制御サーバであって、
 前記複数の機器それぞれの所定の機能に対応するリモコン信号を記憶するリモコン信号記憶手段と、
 前記リモコン信号記憶手段に記憶されたリモコン信号に基づいて作成され、制御対象機器に対して、所望の日時に所望の機能を実行させる予約データを記憶する予約データ記憶手段と、
 前記制御対象機器に所定の機能を実行させたときの正常な状態に関する状態データを記憶する状態データ記憶手段と、
 前記予約データ記憶手段に記憶された予約データの実行日時の所定時間前に、当該予約データを前記機器制御クライアントに送信する予約データ送信手段と、
 受信した予約データの実行日時に従って、前記制御対象機器のリモコン信号を送信し、リモコン信号送信後の前記制御対象機器の状態に関する状態データを取得した前記機器制御クライアントから、前記機器制御クライアントが取得した状態データを受信する状態データ受信手段と、
 同一機能に対して、前記機器制御クライアントから受信した状態データと、前記状態データ記憶手段に記憶された正常な状態の状態データを比較し、両状態データが一致するか否かに基づいて、前記制御対象機器が正常な状態であるか否かを判断する状態判断手段と、
 前記状態判断手段が、前記制御対象機器が正常な状態でないと判断したときは、前記制御対象機器を正常な状態に復旧するための処理を前記機器制御クライアントに実行させる復旧手段と、
を有することを特徴とする機器制御サーバ。
 前記機器制御クライアントは、
 前記制御対象機器のインジケータ部を撮影する画像撮影手段を備え、前記画像撮影手段が撮影した画像を状態データとして取得し、
 前記状態データ記憶手段は、
 前記制御対象機器に所定の機能を実行させたときの前記制御対象機器のインジケータ部の画像を状態データとして記憶し、
 前記状態判断手段は、
 同一機能に対して、前記状態情報記憶手段に記憶された前記制御対象機器のインジケータ部の画像と、前記機器制御クライアントから送信された前記制御対象機器の前記インジケータ部の画像を比較し、インジケータ部の画像が一致するか否かに基づいて、前記制御対象機器が正常な状態であるか否かを判断することを特徴とする請求項7記載の機器制御サーバ。
 前記機器制御クライアントは、
 前記制御対象機器が出力するAV信号を状態データとして取得し、
 前記状態データ記憶手段は、
 前記制御対象機器に所定の機能を実行させたときの前記制御対象機器が出力する映像データの特定領域の画像を状態データとして記憶し、
 前記状態判断手段は、
 同一機能に対して、前記状態情報記憶手段に記憶された前記制御対象機器の特定領域の画像と、前記機器制御クライアントから送信された前記制御対象機器の前記特定領域の画像を比較し、特定領域の画像が一致するか否かに基づいて、前記制御対象機器が正常な状態であるか否かを判断することを特徴とする請求項7記載の機器制御サーバ。
 前記機器制御クライアントは、
 前記制御対象機器のインジケータ部からの受光を検出する受光検出手段を備え、前記受光検出手段が検出した受光の有無を状態データとして取得し、
 前記状態データ記憶手段は、
 前記制御対象機器に所定の機能を実行させたときの前記制御対象機器のインジケータ部からの受光の有無を状態データとして記憶し、
 前記状態判断手段は、
 前記状態情報記憶手段に記憶された前記制御対象機器のインジケータ部からの受光の有無と、前記機器制御クライアントから送信された前記制御対象機器の前記インジケータ部からの受光の有無を比較し、一致するか否かに基づいて、前記制御対象機器が正常な状態であるか否かを判断することを特徴とする請求項7記載の機器制御サーバ。
 前記復旧手段は、
 前記リモコン信号送信手段が送信したリモコン信号と同一のリモコン信号を再度、前記機器制御クライアントに送信させるリモコン信号再送信手段と、
 前記リモコン信号再送信手段が予め定められた回数、前記リモコン信号を送信しても、前記状態判断手段が前記制御対象機器を正常な状態でないと判断したときは、前記機器制御クライアントに前記制御対象機器に関するエラーログを記録させるエラーログ記録手段と、
を有することを特徴とする請求項7乃至10のいずれか1項に記載の機器制御サーバ。
 複数の機器それぞれの所定の機能に対応するリモコン信号を記憶するリモコン信号記憶手段と、前記リモコン信号記憶手段に記憶されたリモコン信号に基づいて作成され、制御対象機器に対して、所望の日時に所望の機能を実行させる予約データを記憶する予約データ記憶手段と、前記制御対象機器に所定の機能を実行させたときの正常な状態に関する状態データを記憶する状態データ記憶手段と、を備えた機器制御サーバと通信ネットワークを介して相互に通信可能な機器制御クライアントであって、
 前記予約データ記憶手段に記憶された予約データの実行日時の所定時間前に、当該予約データを前記機器制御クライアントから受信する予約データ受信手段と、
 前記機器制御サーバから受信した予約データを記憶する予約データ記憶手段と、
 前記予約データ記憶手段に記憶された予約データの実行日時に従って、前記制御対象機器のリモコン信号を取得して、送信するリモコン信号送信手段と、
 前記制御対象機器から、リモコン信号送信後の前記制御対象機器の状態に関する状態データを取得する状態データ入力手段と、
 前記機器制御サーバが前記状態データ記憶手段に記憶された状態データと比較して、前記制御対象機器が正常な状態であるか否かを判断するために、前記機器制御サーバに取得した状態データを送信する状態データ送信手段と、
を有することを特徴とする機器制御クライアント。
 学習させる前記リモコン信号を受信する手段と、
 受信した前記リモコン信号の周波数より高い周波数でサンプリングしたリモコン信号を生成する手段と、
 生成したリモコン信号を前記機器制御サーバに送信する手段と、
を有し、
 前記リモコン信号記憶手段は、前記機器制御クライアントが生成したリモコン信号を前記機器制御サーバから受信して記憶することを特徴とする請求項12記載の機器制御クライアント。
Description:
機器制御システム、機器制御サ バ及び機器制御クライアント

 本発明は、複数の異なる機器をリモート ントロール可能な学習リモコンに関し、特 、通信ネットワークを介して構成される学 リモコンシステムに関する。

 複数の電子機器や、異なるメーカの電子 器を1台のリモコンで共用して操作するため に、専用リモコンからのリモコン波形を受信 して記憶することによって、対象となる複数 の電子機器のリモコン機能を実現することが できる学習リモコン装置が知られている(例 ば、特許文献1参照。)。

 ここで、学習リモコン装置の学習操作の 例を、図1及び図2を用いて説明する。図1は 習リモコン9の機能ブロック図、図2は学習 モコン9の学習方法を説明する図であり、学 リモコン9と被学習リモコン(専用リモコン)1 9を対向させた状態を示している。

 学習を行わせるときには、図2に示すよう に、被学習リモコン19の発光部191を学習リモ ン9の受光部93に対向させ、学習リモコン9の 学習ボタンとして予め決められているボタン 、例えば、ボタン92aを操作した後、被学習リ モコン19の所定の機能を実現するためのボタ 、例えば、ボタン192aを操作する。この結果 、受光部93で受光した被学習リモコンからの 号がCPU94で処理されて、RAM96に記憶される。 そして、当該機能を学習リモコン9の所定の タン、例えば、ボタン92bと関連付ける操作 行い、この関連付けをRAM96に記憶することで 学習を終了する。以後、学習リモコンにおい て関連付けされたボタン92bを操作することに より、被学習リモコン19の当該機能に対応し リモコン信号が学習リモコン9の発光部91か 送出される。

特開平8-331666号公報

 しかしながら、このような従来の学習リ コンにおいては、制御対象となる複数の電 機器に対して所望の動作指示を出すことは きるが、その動作指示を受けて、電子機器 確実に所望の動作をしているかどうかは把 していない。そのため、時には、電子機器 所望の動作を行わず、正確な機器制御を行 ことができないという問題がある。このよ な場合、人がその場にいれば、学習リモコ を用いて、再度、動作指示を行うことによ 、この不具合をリカバリすることができる しかしながら、タイマ機能を用いて無人状 で、電子機器の動作指示を行うときには、 の不具合をリカバリすることはできない。

 ここで、電子機器が所望の動作をしない 合としては、電子機器における何らかのエ ーが発生して所望の動作をしない他、他の ーザによる操作が介在したために所望の動 をしない場合がある。例えば、タイマ予約 た後に他のユーザが電子機器を使用し、そ 後、タイマ予約による電子機器の制御が行 れるような場合である。学習リモコンが、 イマ機能により、設定された時刻にDVDレコ ダを動作させて、所定の番組を録画させる 合を例に挙げて説明する。学習リモコンは 設定された時刻になると、DVDレコーダの電 をオンにする信号をDVDレコーダに対して送 し、その後、DVDレコーダの録画機能を動作 せる信号をDVDレコーダに対して出力するよ になっている。ところで、DVDレコーダの電 ボタンがトグルになっているとすると、上 したDVDレコーダの電源をオンにする信号は DVDレコーダの現在の電源状態(オン、オフ) 逆の状態に設定するものである。つまり、DV Dレコーダの電源がオフであれば、上記信号 受けてオンになり、DVDレコーダの電源がオ であれば、上記信号を受けてオフになる。 って、タイマ予約をしたユーザは、前者の 作(電源オフ→電源オン)を想定して機器を制 御したつもりであっても、不意の事情(例え 、タイマ予約後、他のユーザが別の用途で 該DVDレコーダを使用し、DVDレコーダの電源 オンにしたまま放置してしまったなど)によ 、後者の動作(電源オン→電源オフ)が行わ る場合が生じ得る。すなわち、複数のユー で電子機器を共有する場合には、他のユー の操作が介在することによって、電子機器 所望の動作をしないという場合が生じ得る

 このように従来の学習リモコンは操作対 となる電子機器に対して、操作指示するた の信号を送信する一方であり、操作対象と る電子機器が正常に動作しているかどうか 把握していなかった。そのため、操作対象 なる電子機器が所望の動作をしていない場 があった。

 本発明は、上記の問題を解決するために されたものであり、その課題の一例として 、電子機器の動作を把握して、確実に電子 器を制御することができる機器制御システ 、機器制御サーバ及び機器制御クライアン を提供することにある。

 上記の課題を達成するため、請求項1記載 の機器制御システムは、機器制御サーバと、 前記機器制御サーバと通信ネットワークを介 して相互に通信可能な機器制御クライアント と、を備え、複数の機器を制御する機器制御 システムであって、前記機器制御サーバは、 前記複数の機器それぞれの所定の機能に対応 するリモコン信号を記憶するリモコン信号記 憶手段と、前記リモコン信号記憶手段に記憶 されたリモコン信号に基づいて作成され、制 御対象機器に対して、所望の日時に所望の機 能を実行させる予約データを記憶する予約デ ータ記憶手段と、前記制御対象機器に所定の 機能を実行させたときの正常な状態に関する 状態データを記憶する状態データ記憶手段と 、前記予約データ記憶手段に記憶された予約 データの実行日時の所定時間前に、当該予約 データを前記機器制御クライアントに送信す る予約データ送信手段と、を有し、前記機器 制御クライアントは、前記機器制御サーバか ら受信した予約データを記憶する記憶手段と 、前記記憶手段に記憶された予約データの実 行日時に従って、前記制御対象機器のリモコ ン信号を取得して、送信するリモコン信号送 信手段と、前記制御対象機器から、リモコン 信号受信後の前記制御対象機器の状態に関す る状態データを取得する状態データ取得手段 と、取得した状態データを前記機器制御サー バに送信する状態データ送信手段と、を有し 、前記機器制御サーバは、同一機能に対して 、前記機器制御クライアントから受信した状 態データと、前記状態データ記憶手段に記憶 された正常な状態の状態データを比較し、両 状態データが一致するか否かに基づいて、前 記制御対象機器が正常な状態であるか否かを 判断する状態判断手段と、前記状態判断手段 が、前記制御対象機器を正常な状態でないと 判断したときは、前記制御対象機器を正常な 状態に復旧するための処理を前記機器制御ク ライアントに実行させる復旧手段と、を有す ることを特徴とする。

 また、請求項7記載の機器制御サーバは、 複数の機器にリモコン信号を送信し、前記複 数の機器を制御する機器制御クライアントと 通信ネットワークを介して相互に通信可能な 機器制御サーバであって、前記複数の機器そ れぞれの所定の機能に対応するリモコン信号 を記憶するリモコン信号記憶手段と、前記リ モコン信号記憶手段に記憶されたリモコン信 号に基づいて作成され、制御対象機器に対し て、所望の日時に所望の機能を実行させる予 約データを記憶する予約データ記憶手段と、 前記制御対象機器に所定の機能を実行させた ときの正常な状態に関する状態データを記憶 する状態データ記憶手段と、前記予約データ 記憶手段に記憶された予約データの実行日時 の所定時間前に、当該予約データを前記機器 制御クライアントに送信する予約データ送信 手段と、受信した予約データの実行日時に従 って、前記制御対象機器のリモコン信号を送 信し、リモコン信号送信後の前記制御対象機 器の状態に関する状態データを取得した前記 機器制御クライアントから、前記機器制御ク ライアントが取得した状態データを受信する 状態データ受信手段と、同一機能に対して、 前記機器制御クライアントから受信した状態 データと、前記状態データ記憶手段に記憶さ れた正常な状態の状態データを比較し、両状 態データが一致するか否かに基づいて、前記 制御対象機器が正常な状態であるか否かを判 断する状態判断手段と、前記状態判断手段が 、前記制御対象機器が正常な状態でないと判 断したときは、前記制御対象機器を正常な状 態に復旧するための処理を前記機器制御クラ イアントに実行させる復旧手段と、を有する ことを特徴とする。

 また、請求項12記載の機器制御クライア トは、複数の機器それぞれの所定の機能に 応するリモコン信号を記憶するリモコン信 記憶手段と、前記リモコン信号記憶手段に 憶されたリモコン信号に基づいて作成され 制御対象機器に対して、所望の日時に所望 機能を実行させる予約データを記憶する予 データ記憶手段と、前記制御対象機器に所 の機能を実行させたときの正常な状態に関 る状態データを記憶する状態データ記憶手 と、を備えた機器制御サーバと通信ネット ークを介して相互に通信可能な機器制御ク イアントであって、前記予約データ記憶手 に記憶された予約データの実行日時の所定 間前に、当該予約データを前記機器制御ク イアントに送信する前記機器制御サーバか 、予約データを受信する予約データ受信手 と、前記機器制御サーバから受信した予約 ータを記憶する予約データ記憶手段と、前 予約データ記憶手段に記憶された予約デー の実行日時に従って、前記制御対象機器の モコン信号を取得して、送信するリモコン 号送信手段と、前記制御対象機器から、リ コン信号送信後の前記制御対象機器の状態 関する状態データを取得する状態データ入 手段と、前記機器制御サーバが前記状態デ タ記憶手段に記憶された状態データと比較 て、前記制御対象機器が正常な状態である 否かを判断するために、前記機器制御サー に取得した状態データを送信する状態デー 送信手段と、を有することを特徴とする。

従来技術の学習リモコンの機能ブロッ 図である。 従来技術の学習リモコンの学習方法を 明する図である。 本発明の第1の実施の形態に係る機器制 御システムの概略構成図である。 本発明の第1の実施の形態に係る機器制 御システムが適用されるAVシステムの概略構 図である。 本発明の第1の実施の形態に係る機器制 御システムの赤外線送受信装置の外観側面図 である。 本発明の第1の実施の形態に係る機器制 御システムの赤外線送受信装置の機能ブロッ ク図である。 本発明の第1の実施の形態に係る機器制 御システムの機器制御サーバの機能ブロック 図である。 本発明の第1の実施の形態に係る機器制 御システムにおいて、リモコンデータを学習 するときの画面である。 本発明の第1の実施の形態に係る機器制 御システムにおいて、AV機器の状態を学習す ときの画面である。 本発明の第1の実施の形態に係る機器 御システムにおいて、CCDビデオカメラが撮 した画像例である。 本発明の第1の実施の形態に係る機器 御システムにおけるタイムテーブルの一例 ある。 本発明の第1の実施の形態に係る機器 御システムにおいて、タイムテーブルを作 する画面である。 本発明の第1の実施の形態に係る機器 御システムの機器制御サーバの動作を示す ローチャートである。 図13のステップS120のデータ送信処理を 詳しく示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係る機器 御システムの機器制御クライアントの動作 示すフローチャートである。 図15のステップS340の機器制御処理を詳 しく示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係る機器 御システムの変形例が適用されるAVシステム の概略構成図である。 本発明の第2の実施の形態に係る機器 御システムが適用されるAVシステムの概略構 成図である。 本発明の第2の実施の形態に係る機器 御システムにおけるAV機器の状態データの一 例である。 本発明のその他の実施の形態に係る機 器制御システムが適用されるAVシステムの概 構成図である。

符号の説明

  1 機器制御システム
  2 機器制御サーバ装置
  3,5,6,7 機器制御クライアント端末
  4 通信ネットワーク
  9 学習リモコン
  10,20,30,40 AVシステム
  11 TV
  12 AVアンプ
  13 CATV STB
  14 IPTV STB
  15 FMチューナ
  16 DVDレコーダ
  100,400,600 赤外線送受信装置
  101 赤外線LED
  102 赤外線受光素子
  103 CCDビデオカメラ
  110 PLC部
  111 CPU
  112 メモリ
  113 赤外線送受信制御部
  114 タイマ部
  115 PLC-IF部
  116 イーサ-IF部
  117 CCD部117
  118 CCD制御部
  120 ルータ
  200 PC
  201 リモコンデータ記憶部
  202 状態データ記憶部
  203 タイムテーブル記憶部
  204 EPGデータ記憶部
  205 制御部
  206 通信部
  300 専用コントローラ
  500 CCDビデオカメラ
  700 受光機

 以下、本発明の実施の形態を図面を用い 説明する。

(第1の実施の形態)
<構成>
 図3は、本発明の第1の実施の形態に係る機 制御システム1の概略構成図である。機器制 システム1は、各ユーザUS01、US02、……US0Nご とに家庭に構築されたAV(Audio Visual)システム 複数のAV機器の動作を制御するシステムで り、機器制御サーバ装置(以下、機器制御サ バという)2と機器制御クライアント端末(以 、機器制御クライアントという)3とから構 されている。機器制御サーバ2と機器制御ク イアント3は、例えば、インターネット網な どの通信ネットワーク4により相互に通信可 となっており、機器制御システム1は、通信 ットワークを介した学習リモコンシステム なっている。なお、本実施の形態では、機 制御システム1の制御対象機器をAV機器とし 説明するが、機器制御システム1の制御対象 機器はAV機器に限定されず、広く電子機器全 に適用可能である。

 機器制御サーバ2は、ユーザが学習させた AV機器のリモコンデータや、タイマ機能によ 制御対象機器を自動操作させるためのタイ テーブル(いつどの機器をどのように動作さ せるかを記したデータ)を一元的に管理する うになっている。すなわち、ユーザがリモ ン機能の学習やタイムテーブルの作成を行 と、リモコンデータやタイムテーブルが機 制御クライアント3を介して機器制御サーバ2 上に登録される。そして、所望日時(正確に 、所望日時の所定時間前)になると、機器制 サーバ2は、所望日時に動作させるAV機器の モコンデータ及びタイムテーブル(以下、実 行データという)を制御クライアント3に送信 るようになっている。

 機器制御クライアント3は、機器制御サー バ2から実行データを受信し、所望日時にな たことを確認すると、実行データに従って 制御対象のAV機器に対して所望の動作をさせ るリモコンデータを送信するようになってい る。以下、機器制御クライアント3が制御対 機器に対してリモコンデータを送信する日 (所望日時)を実行日時と称する。

 また、詳しくは後述するが、機器制御シ テム1は、その特徴として、制御対象機器の 状態監視(リモコン操作を受けたAV機器が操作 された通りの正常な状態になっているか否か の監視)を行うようになっており、機器制御 ライアント3は、制御対象機器の状態に関す 状態データを取得し、取得した状態データ 機器制御サーバ2に送信するようになってい る。機器制御サーバ2は、受信した状態デー に基づいて制御対象機器が正常な動作をし か否かを判断するようになっており、正常 動作でないと判断したときには、制御対象 器を正常な状態に復旧させるための処理を 行するようになっている。

 このように機器制御システム1は、機器制 御サーバ2と機器制御クライアント3に処理を 散させており、機器制御サーバ2側が主たる データを記憶して、負荷の重い処理を実行し 、機器制御クライアント3側は主として送受 機能に特化しているので、各ユーザ宅に設 される機器制御クライアント3を簡単な構成 することができる。

<機器制御クライアントの構成>
 図4は、機器制御システム1が適用されるAVシ ステム10の概略構成図である。図4に示すAVシ テム10は、赤外線送受信装置100とパーソナ コンピュータ(以下、PCという)200と専用コン ローラ300とPLC部110とルータ120から構成され 機器制御クライアント3、AVアンプ11、TV(TeleV ision)12、CATV(Community Antenna TeleVision)のSTB(Set T op Box)(以下、CATVと略す)13、IPTV(Internet Protocol  TeleVision)のSTB(以下、IPTVと略す)14、FM(frequency  modulation)チューナ15、及びDVD(Digital Versatile  Disc)レコーダ16により構成されている。なお AVアンプ11は、接続ケーブルを介して、それ れのAV機器、つまりTV11、CATV13、IPTV14、FMチ ーナ15及びDVDレコーダ16と接続されている。 た、本実施の形態では、天井に赤外線送受 装置100を設置して、電力線を通信回線とし ため、PLC部110を設けたが、電力線を通信回 としないシステム構成でもよく、この場合 はPLC部110は不要である。

 機器制御クライアント3は、具体的には、 CATV13、IPTV14、FMチューナ15、DVDレコーダ16を操 作するための装置となっている。以下、制御 対象機器という場合には、このCATV13、IPTV14、 FMチューナ15、DVDレコーダ16を指すものとする 。

 赤外線送受信装置100は、天井に設置され 赤外線送受信装置であり、リモコン信号を 外線によって送受信する機能を備えている

 図5は、赤外線送受信装置100の外観側面図 である。図5に示すように、赤外線送受信装 100の赤外線送信手段は、具体的には、保護 バー105の内側に設置された赤外線LED101であ 、また、赤外線受信手段は、保護カバー105 内側に設置された赤外線受光素子102である

 また、赤外線送受信装置100は、図5に示す ように、保護カバー105の内側にCCD(Charge Couple d Devices)ビデオカメラ103を設けており、非球 反射ミラー104で反射された画像を捉えるよ になっている(CCDカメラ部103は、設置された 部屋の中すべてが撮影可能な360度カメラであ る)。詳しくは、CCDビデオカメラ103は、制御 象機器(CATV13、IPTV14、FMチューナ15、DVDレコー ダ16)の前面の画像を撮影しており、この撮影 画像を制御対象機器の状態データとしている (図10参照)。すなわち、各AV機器の前面に設け られたインジケータ部(LED表示やモニタ表示 よってAV機器の動作状態を示す部位)の画像 ら、各AV機器が制御された通りの動作をした か否かを判断するようになっている。例えば 、DVDレコーダ16が電源オンの状態になると、 源オン・オフを示すインジケータが赤く点 する場合には、DVDレコーダ16に対して電源 オンにするリモコン信号を送信したときは 電源オン・オフを示すインジケータが赤く 灯しているか否かを、CCD(Charge Coupled Devices) ビデオカメラ103により撮影された画像データ から判断する。

 PC200と専用コントローラ300は、ユーザか の指示を入力する指示入力手段であり、略 一の機能を有する。PC200を用いて指示を行う 場合には、PC200のモニタに表示された表示画 をもとに所定の指示(例えば、リモコン機能 の学習、制御対象機器の状態の学習、タイム テーブルの作成など)を行う。指示された情 は、ルータ120、通信ネットワーク4を介して 器制御サーバ2に送信される。専用コントロ ーラ300を用いて指示を行う場合には、TV12にOS D表示された画面をもとに所定の指示(例えば リモコン機能の学習、制御対象機器の状態 学習、タイムテーブルの作成など)を行う。 指示された情報は、赤外線送受信装置100、PLC 部110、ルータ120及び通信ネットワーク4を介 て機器制御サーバ2に送信される。なお、本 施の形態においては、PC200と専用コントロ ラ300の双方を具備する構成としているが、 ずれか一方だけを具備する構成としてもよ 。

 図6は、赤外線送受信装置100の機能ブロッ ク図である。図6に示すように、赤外線送受 装置100は、CPU111、メモリ112、赤外線送受信 御部113、タイマ部114、PLCインターフェース( 下、PLC-IF)部115、イーサネット(登録商標)イ ターフェース(以下、イーサ-IF)部116、CCD部11 7、及びCCD制御部118を有している。

 CPU111は、赤外線送受信装置100の演算・制 手段であり、メモリ112は、赤外線送受信装 100の記憶手段である。詳しくは、メモリ112 は、機器制御サーバ2から送信された実行デ ータが記憶される。メモリ112は、機器制御サ ーバ2が管理する実行データ(リモコンデータ タイムテーブル)のうち、実行直近のいくつ かの実行データを記憶するだけなので、小さ な記憶容量の記憶手段として構成することが できる。例えば、機器制御サーバ2は、実行 時が現日時から所定時間先(例えば、24時間 など)までの実行データを前もって送信する うにしてもよいし、また、実行日時が近い に所定の件数分(5件など)の実行データを送 するようにしてもよい。以下、機器制御サ バ2が実行データを機器制御クライアント3 送信する日時を送信日時と称する。

 赤外線送受信制御部113は、赤外線の送受 を制御するようになっている。詳しくは、 外線によるリモコン信号を受信したときは 周波数変調(例えば38KHz)されたリモコン信号 をN倍(少なくとも2倍、好ましくは10倍以上)の サンプリング周波数でサンプリングして、機 器制御サーバ2に送信し、また、赤外線によ リモコン信号を送信するときは、メモリ111 記憶されたリモコンデータをそのままリモ ン信号として送信するようになっている。 なわち、本実施の形態では、従来のように モコンデータをリモコンコードの形態とし 記憶するのではなく、上述したN倍のサンプ ング周波数でサンプリングされた周波数変 のリモコン信号を機器制御サーバ2及びメモ リ111で記憶している。これにより、既存のリ モコンの通信方式だけでなく、将来のリモコ ンの通信方式にも対応可能であり、多様な通 信方式に柔軟に対応できる。なお、本実施の 形態において、赤外線送受信制御部113は、各 AV機器にリモコン信号を送信したり、被学習 モコンからリモコン信号を受信したりする 、専用コントローラ300とも赤外線通信を行 ようになっている。

 タイマ部114は、時計機能(電波時計が好ま しい)を有しており、メモリ112に記憶された 行データの実行日時を常時チェックしてい 。

 PLC-IF部115は、電力線通信を行うためにイ ターフェースである。本実施の形態では、P LC-IF部115及びイーサ-IF部116を介することで、 外線送受信装置100とPLC部110との通信が可能 なっている。

 CCD部117及びCCD制御部118は、CCDビデオカメ 103のレンズを通った光を電気信号に変換し CCDビデオカメラ103が撮影した画像データを 成するようになっている。

<機器制御サーバの構成>
 図7は、機器制御サーバ2のサーバ構成を示 機能ブロック図である。図7に示すように、 器制御サーバ2は、リモコンデータ記憶部201 、状態データ記憶部202、タイムテーブル記憶 部203、EPG(Electronic Program Guide)データ記憶部20 4、制御部205、及び通信部206を備えている。 お、機器制御サーバ2は、物理的に一つから る装置の他、複数の装置がネットワーク接 されたシステムなどの構成であってもよい

 リモコンデータ記憶部201は、リモコン機 の学習の際(詳しくは後述する)に、機器制 クライアント3から送信されるリモコンデー を記憶するデータベースであり、リモコン ータはユーザごとに管理されている。すな ち、各ユーザが学習させたそれぞれのリモ ンデータをサーバ側で一括して管理するよ になっている。なお、リモコンデータ記憶 201に記憶されるリモコンデータは、上述し ように、赤外線送受信装置100が受信した、 波数変調されたリモコン信号のN倍のサンプ リング周波数でサンプリングされたリモコン 信号である。

 状態データ記憶部202は、制御対象機器の 態学習の際(詳しくは後述する)に、機器制 クライアント3から送信される状態データを 憶するデータベースであり、状態データは リモコンデータと同様に、ユーザごとに管 されている。すなわち、各ユーザが学習さ たそれぞれの状態データをサーバ側で一括 て管理するようになっている。状態データ 、上述したように制御対象機器が正常な動 をしたか否かを判断するためのデータであ から、制御対象機器に対して所定の機能を 行させたときの正常な状態を、制御対象機 の状態学習の際に予めデータベースに登録 ておくものである。例えば、具体的には、D VDレコーダ16の電源をオンにするという機能 対しては、CCDカメラ103により撮影したDVDレ ーダ16の電源オン・オフを示すインジケータ 部が特定の色(例えば赤色など)に光っている 像データを状態データとして状態データ記 部202に登録しておく。

 タイムテーブル記憶部203は、タイムテー ル作成の際(詳しくは後述する)に、機器制 クライアント3から送信されるタイムテーブ を記憶するデータベースであり、タイムテ ブルは、リモコンデータと同様に、ユーザ とに管理されている。すなわち、各ユーザ 作成したそれぞれのタイムテーブルをサー 側で一括して管理するようになっている。 イムテーブルとは、タイマ機能により制御 象機器を自動操作する場合の操作コマンド 記述したリストである。つまり、タイムテ ブルには、何日の何時にどの機器をどのよ に制御するのかが記述されている。機器制 サーバ2は、タイムテーブルに記述された実 行日時を常に監視しており、上述した送信日 時になると、該当するタイムテーブル及びリ モコンデータを実行データとして、機器制御 クライアント3に送信する。

 このように本実施の形態では、機器制御 ーバ2が制御対象機器のスケジュール管理を しているので、スケジュール管理に関しては 、機器制御クライアント3側には一切負荷が からないようになっている。

 図11にタイムテーブルの一例を示す。図11 に示すタイムテーブルL10は、タイムテーブル データcmd10、cmd20、cmd30及びcmd40から構成され いる。具体的には、タイムテーブルデータc md10は、2006年10月22日の21時にCATV13の電源をオ にして、60秒待機し、その後、CATV13のチャ ネルを362に設定するデータである。また、 イムテーブルデータcmd20は、2006年10月22日の2 1時にDVDレコーダ16の電源をオンにし、信号入 力を外部入力1に設定し、録画を開始するデ タである。また、タイムテーブルデータcmd30 は、2006年10月22日の22時54分にDVDレコーダ16の 作を停止させ、電源をオフにするデータで り、また、タイムテーブルデータcmd40は、20 06年10月22日の22時54分にCATV13の電源をオフに るデータである。すなわち、タイムテーブ L10によれば、機器制御システム1は、2006年10 22日の21時から21時54分までの間、CATV13の362 ャンネルの番組コンテンツをDVDレコーダ16に 録画するようにAV機器を自動操作する。

 EPGデータ記憶部204は、EPGデータを記憶す データベースであり、本実施の形態では、 器制御サーバ2側で一括して管理するように している。これにより、タイムテーブル作成 の際には、機器制御サーバ2のEPG機能を使っ 番組選択をすることができるので、機器制 クライアント3側で、EPG機能を備える必要は く、機器制御クライアント3の構成を簡素化 できる。

 制御部205は、CPU、メモリ等から構成され リモコンデータ記憶部201、状態データ記憶 202、テイムテーブル記憶部203、及びEPGデー 記憶部204の制御や、データの転送、種々の 算、データの一時的な格納等を行うことに り、後述するような機器制御サーバ2の各種 動作を実行させるようになっている。なお、 制御部205は、タイマ機能を有しており、上述 したタイムテーブルの送信日時を常時チェッ クしている。

 通信部206は、通信ネットワーク4を介して 機器制御クライアント3と情報の送受信を可 とする通信手段である。ここで、機器制御 ーバ2は、機器制御クライアント3との通信の 際には、機器制御クライアント3を一意に識 できる情報(例えば、IPアドレスなど)によっ 、機器制御クライアント3を識別している。 これにより、制御部205は、それぞれのユーザ を識別してユーザごとの各種動作を実行し、 リモコンデータ記憶部201、状態データ記憶部 202、タイムテーブル記憶部203には、ユーザご とのデータが管理される。

 なお、リモコンデータは、上述したよう 各ユーザ単位に管理されるデータであるた 、例えば、ユーザAが学習させたリモコンデ ータは、ユーザAだけが使用可能であるが、 べてのユーザが共有できるリモコンデータ 別途、保持するようにしてもよい。例えば ユーザAが学習させたリモコンデータを機器 御サーバ2上の所定のホルダに保存したとき は、すべてのユーザが使える仕様としてもよ い。これにより、自らリモコンデータを学習 させなくても、他人の学習させたリモコンデ ータを使うことができるので、リモコン機能 の学習操作に対する労力を省力化することが できる。

<リモコン機能の学習>
 次に、機器制御システム1におけるリモコン データの学習について説明する。図8は、リ コンデータを学習するときに、PC200のモニタ に表示される画面d10(又はTV12に表示されるOSD 示の画面d10)である。ユーザがPC200(又は専用 コントローラ300)を操作して、機器制御サー 2にリモコン学習モードを指示する操作信号 送信することにより、リモコン学習モード なり、画面d10が表示される。

 画面d10が表示されると、ユーザは、PC200( は専用コントローラ300)を操作して、登録リ モコンa10(登録するリモコンの種類;例えば、D VDレコーダなど)、及び登録内容a20(登録する 作、機能;例えば、電源オンを示す「PowerOn」 など)を入力する。次に、ユーザは、PC200(又 専用コントローラ300)を操作して、画面d10に 示されている仮想リモコンb10の所定のボタ a30を指示する。これにより、仮想リモコンb 10の指示したボタンa30に上述した登録リモコ の登録内容の機能が割り当てられることに る。

 次に、ユーザは、学習させるリモコン(被 学習リモコンという;例えば、DVDレコーダの 用リモコンなど)を赤外線送受信装置100に向 て、被学習リモコンの登録内容を実行する タンを操作する。これにより、被学習リモ ンのリモコン信号が赤外線送受信装置100を して機器制御サーバ2に送信され、仮想リモ コンの所定のボタンa30と対応付けられて、学 習されたリモコンデータとしてリモコンデー タ記憶部201に記憶される。なお、このリモコ ンデータは、赤外線送受信装置100が受信した 、周波数変調されたリモコン信号のN倍のサ プリング周波数でサンプリングされたリモ ン信号である。以上の操作を登録したいAV機 器の登録したい機能ごとに繰り返して、リモ コン機能の学習を行う。

 なお、短縮キー登録a40も可能なので、複 の操作(例えば、CATVの電源オンにし、チャ ネルを360chに設定するなど)を1つのボタンに り当てるようにしてもよい。

 また、機器制御システム1は、外部通信ネ ットワークと接続されているので、上述した 方法とは別に、リモコンデータを保持するサ ーバからダウンロードすることにより、制御 対象機器のリモコンデータを機器制御サーバ 2のリモコンデータ記憶部201に登録させるこ も可能である。

<制御対象機器の状態の学習>
 次に、機器制御システム1における制御対象 機器の状態の学習について説明する。図9は 制御対象機器の状態を学習するときに、PC200 のモニタに表示される画面d20(又はTV12に表示 れるOSD表示の画面d20)である。ユーザがPC200( 又は専用コントローラ300)を操作して、機器 御サーバ2に状態学習モードを指示する操作 号を送信することにより、状態学習モード なり、画面d20が表示される。

 画面d20が表示されると、ユーザは、PC200( は専用コントローラ300)を操作して、登録機 器a50(リモコン機能の学習で登録したリモコ の種類;例えば、IPTVなど)、及び登録内容a60( モコン機能の学習で登録した操作、機能;電 源オンを示す「PowerOn」など)を入力する。

 次いで、ユーザは、入力結果を確認後、P C200(又は専用コントローラ300)の所定のキーを 操作すると、登録内容a60に対応する機能のリ モコン信号が赤外線送受信装置100を介して送 信される。この結果、制御対象機器(登録機 a50)は、リモコン信号を受信し、リモコン信 に応じた動作を行う。一方、リモコン信号 信後、赤外線送受信装置100には、CCDビデオ メラ103が撮影したビデオ信号が入力される で、当該ビデオ信号が示す画像データをモ タ画面b20に表示する。モニタ画面b20に表示 れる画像データの一例を図10(b)に示す。図10 (b)は、CATV13の電源をオンにするリモコン信号 を送信し、CATV13の電源オン・オフを示すイン ジケータ部が赤く点灯した状態(電源オン状 )の画像である。なお、図10(a)は、CATV13の電 がオフの状態のときの画像である。

 次いで、ユーザはPC200(又は専用コントロ ラ300)を操作して、モニタ画面b20に表示され た画像のうち、登録したい領域a70を指示する 。例えば、「CATV13電源をオンにする」という 機能に対しては、画面中央からやや左上の領 域に表示されるCATV13の電源オン・オフを示す インジケータ部を囲む領域a70を指示する(図10 参照)。これにより、赤く点灯した、CATV13の 源オン・オフを示すインジケータ部を含む 域a70の画像データが、選択された領域a70の 面上の位置関係を示すデータ(2次元座標デー タ)とともに、「CATV13電源をオンにする」と う機能を実行したときの正常な状態を示す 態データとして、機器制御サーバ2に送信さ 、状態データ記憶部202に記憶される。なお 登録した状態データは、画面d20の右方に登 済みリストb40として表示される。以上の操 を登録したいAV機器の登録したい機能ごと 繰り返して、制御対象機器の状態の学習を う。

 このように本実施の形態の制御対象機器 状態の学習は、予め、制御対象機器に所定 機能を実行させて、正常な動作を示す画像 ータを当該機能と対応付けて登録しておく のである。

 なお、上述した制御対象機器の状態の学 においては、電源オン・オフの制御を具体 として挙げて説明したが、これ以外の機能 対しても適用されるのは勿論であり、例え 、記録・再生・停止などの制御、入力信号 切り替え(外部入力、ビデオ、TVなど)やチャ ンネル設定などの機能に適用可能である。記 録・再生・停止などの制御に関しては、電源 オン・オフのときと同様に、当該機能を示す LED表示の画像を登録すればよいし、入力信号 の切り替えやチャンネル設定に関しては、当 該機能を表示するモニタ表示の画像を登録す ればよいものである。

<制御対象機器の動作確認>
 次に、機器制御システム1における制御対象 機器の動作確認について説明する。本実施の 形態においては、所定の機能を制御対象機器 に実行させたときの状態データと、上述した 制御対象機器の状態の学習において、予め登 録した上記所定の機能の状態データと、のマ ッチングにより、機器制御サーバ2が制御対 機器の動作を確認するようになっている。 なわち、両状態データが一致すると判断し ときは、制御対象機器が正常に動作してい と判断するものである。

 例えば、上述した「CATV13の電源をオンに る」という機能に対応するリモコン信号を 御対象機器に送信したときには、当該リモ ン信号を送信した後にCCDビデオカメラ103か 入力されるビデオ信号は、機器制御サーバ2 に送信されるので、機器制御サーバ2は、特 領域(制御対象機器の状態の学習の際、登録 た領域であり、具体的には、領域a70)の画像 を抽出し、この抽出した特定領域の画像デー タと、「CATV13電源をオンにする」という機能 に対応させて状態データ記憶部202に予め登録 した画像データと、のパターンマッチングに よって判断する。すなわち、両画像が一致す ると判断したときには、CATV13の電源はオンに 制御され、CATV13は正常に動作していると判断 する。一方、両画像が一致しないときには( えば、制御後に取得した画像データの電源 ン・オフを示すインジケータ部が赤く点灯 ていない場合)、CATV13の電源はオンに制御さ ていないので、CATV13は正常に動作していな と判断する。

 ここで、図11に示すタイムテーブルL10に って制御対象機器を動作させたときの動作 認を具体的に説明する。

 まず、タイムテーブルデータcmd10におい 、CATV13の電源をオンにする機能に対しては CATV13の電源オン・オフを示すインジケータ (例えば、LED表示)の画像により判断する。ま た、CATV13のチャンネルを362に設定する機能に 対しては、CATV13のチャンネル番号を表示する インジケータ部(例えば、モニタ表示)の画像 より判断する。

 次に、タイムテーブルデータcmd20におい 、DVDレコーダ16の電源をオンにする機能に対 しては、DVDレコーダ16の電源オン・オフを示 インジケータ部(例えば、LED表示)の画像に り判断する。また、信号入力を外部入力1に 定する機能に対しては、DVDレコーダ16の信 入力を示すインジケータ部(例えば、モニタ 示)の画像により判断する。また、録画を開 始する機能に対しては、DVDレコーダ16の録画 態を示すインジケータ部(例えば、LED表示) 画像により判断する。

 次に、タイムテーブルデータcmd30におい 、DVDレコーダ16の動作を停止する機能に対し ては、DVDレコーダ16の停止を示すインジケー 部(例えば、LED表示)の画像により判断する また、DVDレコーダ16の電源をオフにする機能 に対しては、DVDレコーダ16の電源オン・オフ 示すインジケータ部(例えば、LED表示)の画 により判断する。

 最後に、タイムテーブルデータcmd40にお て、CATV13の電源をオフにする機能に対して 、CATV13の電源オン・オフを示すインジケー 部(例えば、LED表示)の画像により判断する。

<タイムテーブルの作成>
 次に、機器制御システム1におけるタイムテ ーブル作成処理について説明する。機器制御 システム1は、タイマ機能により制御対象機 を自動操作することが可能となっている。

 図12は、タイムテーブルを作成するとき 、PC200のモニタに表示される画面d30(又はTV12 表示されるOSD表示の画面d30)。ユーザがPC200( 又は専用コントローラ300)を操作して、機器 御サーバ2に予約モードを指示する操作信号 送信することにより、予約モードになり、 面d30が表示される。

 画面d30が表示されると、ユーザは、PC200( は専用コントローラ300)を操作して、予約日 時(年、月、日、時、分)a110を入力し、次いで 、ユーザは、PC200(又は専用コントローラ300) 操作して、コマンドa120を入力する。コマン a120の入力に際しては、画面d30に表示された 仮想リモコンb10の所定のボタンa130(上述した モコン機能の学習により、既に所定の機能 割り当てられたボタン)を操作することによ り、当該ボタンに対応した機能(コマンド)が 動的に入力されるようになっている。この うに、本実施の形態においては、仮想リモ ンb10の機能を割り付けられたボタンを操作 るだけで簡単にタイムテーブルを作成する とができる。なお、作成されたタイムテー ルは機器制御サーバ2に送信され、タイムテ ーブル記憶部203に記憶される。

 ここで、作成されたタイムテーブルの中 、同一制御対象機器に対して時間帯が重な 複数の予約が生じることがあり得るが、こ 場合には、予め設定された順序に従って、 の同一機能を有する別の制御対象機器に予 を割り振るようなタイムテーブルを作成し もよい(例えば、DVDレコーダAで予約データ 重複している場合には、重複した一の予約 ータの制御対象機器をDVDレコーダBにするな )。これは各社のリモコンを学習し、かつ予 約を一元管理していることにより可能になる ものである。

<動作>
 次に、図13~図16を用いて、機器制御システ 1の動作について説明する。ここで、図13及 図14は、機器制御サーバ2の動作を示すフロ チャートであり、図15及び図16は、機器制御 ライアント3の動作を示すフローチャートで ある。

 まず、図13を参照して、機器制御サーバ2 動作について説明する。

 ステップS10では、機器制御クライアント3 から、操作指示信号を受信したか否かを判断 する。操作指示信号は、PC200又は専用コント ーラ300を介してユーザから指示された信号 あり、具体的には、リモコン機能の学習を 示する信号、制御対象機器の状態の学習を 示する信号、タイムテーブル作成を指示す 信号の3種類が存在する。操作指示信号を受 信したときは、ステップS20に進み、操作指示 信号を受信しなかったときは、ステップS90に 進む。

 ステップS20では、操作指示信号の種類に じて、フラグをオンにする。すなわち、リ コン機能の学習を指示する信号のときには リモコン学習フラグをオンにし、制御対象 器の状態の学習を指示する信号であるとき は、状態学習フラグをオンにし、タイムテ ブル作成を指示する信号のときには、予約 ラグをオンにする。

 ステップS30では、リモコン学習フラグが ンであるか否かを判断し、リモコン学習フ グがオンであるときには、ステップS40に進 、リモコン機能の学習を行い(図8参照)、学 したリモコンデータをリモコンデータ記憶 201に記憶させる。一方、リモコン学習フラ がオンでないときには、ステップS50に進む

 ステップS50では、状態学習フラグがオン あるか否かを判断し、状態学習フラグがオ であるときには、ステップS60に進み、制御 象機器の状態の学習を行い(図9)、学習した 態データを状態データ記憶部202に記憶させ 。一方、状態学習フラグがオンでないとき は、ステップS70に進む。

 ステップS70では、予約フラグがオンであ か否かを判断し、予約フラグがオンである きには、ステップS80に進み、タイムテーブ 作成処理を行い(図12参照)、作成されたタイ ムテーブルをタイムテーブル記憶部203に記憶 させる。一方、予約フラグがオンでないとき には、ステップS90に進む。

 ステップS90では、現日時(年、月、日、時 、分)をチェックし、次いで、ステップS100で 、タイムテーブル記憶部203に記憶されたタ ムテーブルをチェックする。現日時がタイ テーブルに記述された実行日時(年、月、日 、時、分)の所定時間前、すなわち、送信日 に該当するときには、イベントフラグをオ にする。

 ステップS110では、イベントフラグがオン であるか否かを判断し、イベントフラグがオ ンであるときには、ステップS120に進み、機 制御クライアント3に実行データを送信する ータ送信処理を行い、ステップS10に戻る。 方、イベントフラグがオンでないときには ステップS10に戻る。

 ここで、図14を参照して、ステップS120の ータ送信処理を詳しく説明する。図14は図13 のステップS120のデータ送信処理を詳しく示 フローチャートである。

 ステップ121では、タイムテーブルに従っ 、送信日時に該当する実行データ(タイムテ ーブル、リモコンデータ)を機器制御クライ ント3に送信する。これにより、機器制御ク イアント3は、受信した実行データをメモリ 112に一旦記憶しておき、実行日時に当該実行 データのコマンド(リモコンデータ)を制御対 機器に送信する。

 ステップ122では、実行日時に当該実行デ タのコマンド(リモコンデータ)を送信した 器制御クライアント3は、コマンド送信後、 御対象機器から状態データを取得するので この状態データを機器制御クライアント3か ら受信する。

 ステップ123では、受信した状態データと 状態データ記憶部202に記憶された状態デー の比較に基づいて、制御対象機器が実行デ タのコマンドに応じた状態になっているか かを確認する。

 ステップ124では、制御対象機器がコマン に応じた状態である、すなわち正常に動作 ているときには、データ送信処理を終了し 制御対象機器がコマンドに応じた状態でな ときには、ステップS125に進む。

 ステップ125では、機器制御クライアント3 が一旦送信したコマンドを再送信する指示を 機器制御クライアント3に送信する。これに り、機器制御クライアント3は、コマンドを 御対象機器に再送信する。

 ステップ126では、コマンドの送信回数が 定の回数、例えば、3より多いか否かを判定 する。コマンドの送信回数が所定の回数より 多くない場合には、ステップS122に進み、制 対象機器が再送信したコマンドに応じた状 になっているか否かを確認するため、状態 ータを再受信する。コマンドの送信回数が 定の回数より多い場合には、復旧不可能と 断し、ステップS127に進み、エラーログ情報 記録する指示を機器制御クライアント3に送 信する。これにより、機器制御クライアント 3は、エラーログ情報を記録し、機器制御サ バ2に送信するので、機器制御サーバ2は、こ のエラーログ情報を記録保存する。

 次に、図15を参照して、機器制御クライ ント3の動作について説明する。

 ステップS210では、機器制御サーバ2から サーバ指示信号を受信したか否かを判断す 。サーバ指示信号は、機器制御サーバ2から 指示信号であり、PC200又は専用コントロー 300を介してユーザが指示した信号に応じた 示であったり、タイムテーブルに従ってデ タを送信するときの指示であったりする。 体的には、リモコン機能の学習を指示する 号、制御対象機器の状態の学習を指示する 号、タイムテーブル作成を指示する信号、 行データの受信を指示する信号の4種類が存 する。機器制御サーバ2から、サーバ指示信 号を受信したときは、ステップS210に進み、 ーバ指示信号を受信しなかったときは、ス ップS310に進む。

 ステップS220では、サーバ指示信号の種類 に応じて、機器制御クライアント3のモード 定を行う。すなわち、リモコン機能の学習 指示する信号のときには、リモコン学習モ ドに設定し、制御対象機器の状態の学習を 示する信号であるときには、状態学習モー に設定し、タイムテーブル作成を指示する 号のときには、予約モードに設定し、実行 ータの受信を指示する信号のときは、デー 受信モードに設定する。

 ステップS230では、データ受信モードであ るか否かを判断し、データ受信モードである ときは、ステップS240に進み、機器制御サー 2から実行データを受信し、メモリ112に記憶 る。一方、データ受信モードでないときは ステップS250に進む。

 ステップS250では、リモコン学習モードで あるか否かを判断し、リモコン学習モードで あるときには、ステップS260に進み、リモコ 機能の学習を行い(図8参照)、リモコンデー を機器制御サーバ2に送信する。一方、リモ ン学習モードでないときには、ステップS270 に進む。

 ステップS270では、状態学習モードである か否かを判断し、状態学習モードであるとき には、ステップS280に進み、制御対象機器の 態の学習を行い(図9参照)、状態データを機 制御サーバ2に送信する。一方、状態学習モ ドでないときには、ステップS290に進む。

 ステップS290では、予約モードであるか否 かを判断し、予約モードであるときには、ス テップS300に進み、タイムテーブル作成処理 行い(図12参照)、作成されたタイムテーブル 機器制御サーバ2に送信する。一方、予約モ ードでないときには、ステップS310に進む。

 ステップS310では、現日時(年、月、日、 、分)をチェックし、次いで、ステップS320で は、メモリ112に記憶された実行データの実行 日時(年、月、日、時、分)をチェックする。

 ステップS330では、現日時が実行データの 実行日時であるか否かを判断し、現時刻が実 行データd10の実行日時であるとき、すなわち 、制御対象であるAV機器を制御する時刻であ ときは、ステップS340に進み、制御対象機器 の動作を制御する。一方、現日時が実行デー タの実行日時でないときは、ステップS210に る。

 ここで、図16を参照して、ステップS340の 器制御処理を詳しく説明する。図16は図15の ステップS340の機器制御処理を詳しく示すフ ーチャートである。

 ステップ341では、メモリ112に記憶された 行データのコマンドに従って、該当するリ コン信号を制御対象機器に送信する。

 ステップ342では、リモコン信号を送信後 制御対象機器から状態データを取得する。

 ステップ343では、制御対象機器から取得 た状態データを機器制御サーバ2に送信する 。

 以上、本実施の形態の機器制御システム1 によれば、制御対象機器に対して所定の機能 を実行させる場合、所定の機能に対応するリ モコン信号を送信するだけでなく、当該リモ コン信号を送信した後の制御対象機器から出 力される状態データを取り込んで、制御対象 機器が正常に動作したか否かを判断すること ができるので、制御対象機器の動作を把握し て、確実に制御対象機器を制御することがで きる。この結果、無人状態、つまり、タイマ 機能により制御対象機器を自動操作するよう な場合であっても、確実に制御対象機器を制 御することができる。

 特に本実施の形態においては、制御対象 器の前面を撮影した画像データの特定領域( 例えば、インジケータ部)の画像データを所 の機能に対応付けた状態データとして学習 せることができるので、所定の機能を制御 象機器に実行させる場合には、学習させた 像データと同一画像が得られたかどうかを 像認識することにより、正確に制御対象機 の動作を把握することができる。

 さらに、制御対象機器が正常な動作をし いないときは、復旧のための処理、すなわ 、再度、同一のリモコン信号を送信し、再 、状態データを取得して、制御対象機器の 態を判断するので、例えば、他のユーザに る操作が介在したために所望の動作をしな ような場合であっても、正常な動作をさせ ことができる。

 また、本実施の形態の機器制御システム1 によれば、機器制御サーバ1と機器制御クラ アント3に機能を分散して機器を配置し、機 制御サーバ1が一元的にリモコンデータ、状 態データ、及びタイムテーブルを管理し、制 御対象機器の動作を総合的に制御して、制御 対象機器の動作確認を行うという負荷の高い 処理を実行するので、各ユーザ宅に設置され る機器制御クライアント3を簡単な構成とす ことができる。

 なお、本実施の形態においては、ビデオ メラが撮影した画像データを状態データと 、制御対象機器が正常に動作したか否かの 断に用いたが、状態データを別の用途に用 てもよい。例えば、ユーザの所定の動作の 像データに所定の機能を対応付けて事前に 習させ(記憶させ)、学習させた動作と同一 動作をしたときは、当該動作に対応付けら た機能を実行させるようにしてもよい。例 ば、ユーザが手で大きく×印を描くような動 作をしたときは、現在、動作している制御対 象機器すべての動作を停止させるという制御 をさせるようにしてもよい。

(第1の実施の形態の変形例1)
 図17は、本発明の第1の実施の形態に係る機 制御システム1の変形例が適用されるAVシス ム20の概略構成図である。本変形例では、 1の実施の形態の赤外線送受信装置100の赤外 送受信機能とカメラ機能を2つの筐体に分け て構成したものであり、その他の機能及び動 作は第1の実施の形態と同一である。すなわ 、本変形例の機器制御クライアント5は、赤 線送受信装置400と、CCDビデオカメラ500と、P C200と、専用コントローラ300と、ルータ120と ら構成されている。

 このように、機器制御クライアントの機 構成は種々想定されるものであり、第1の実 施の形態に係る機器制御システム1と同一の 能が担保されるのであれば、機器制御クラ アントの具体的な機器構成は機器制御クラ アント3又は5に限定されない。

(第2の実施の形態)
<構成>
 図18は、本発明の第2の実施の形態に係る機 制御システムが適用されるAVシステム30の概 略構成図である。図18に示すAVシステム30は、 赤外線送受信装置600とPC200とルータ120で構成 れる機器制御クライアント6、AVアンプ11、TV 12、CATVのSTB(以下、CATVと略す)13、IPTVのSTB(以 、IPTVと略す)14、FMチューナ15、及びDVDレコー ダ16により構成されている。なお、第2の実施 の形態に係る機器制御システムの機器制御サ ーバは、第1の実施の形態の構成と略同一で るため、機器制御サーバの構成図について 省略する。また、本実施の形態においては 第1の実施の形態と異なる構成及び機能のみ 明し、その他の構成及び機能については同 部分には同一符号を付して説明を省略する

 赤外線送受信装置600は、赤外線送受信機 及びAV信号入出力機能を備えている。AV信号 入出力機能は、赤外線送受信装置100のカメラ 機能に代替するものであり、本実施の形態に おいては、ビデオカメラで制御対象機器の状 態データを取得するのではなく、制御対象機 器のAV信号を制御対象機器の状態データとす ものである。従って、赤外線送受信装置600 、接続ケーブルを介して、CATV13、IPTV14、FM ューナ15及びDVDレコーダ16と接続されており これらAV機器とAV信号のやりとりが可能とな っている。

<制御対象機器の状態の学習>
 本実施の形態における制御対象機器の状態 学習について説明する。図19は、制御対象 器から入力されるビデオ信号の画像データd4 0の一例を示している。この画像データd40は 第1の実施の形態において制御対象機器の状 を学習する際に、画面d20のモニタ画面b20に 示された画像データに相当するものである すなわち、ユーザは、画像データd40のうち 学習させたい機能が表示される特定領域の 像を選択して登録するものである。例えば CATV13のチャンネルを362に設定すると、CATV13 OSD機能により画面右上にチャンネル番号(例 えば、362)が所定時間、表示される場合には 図19に示すような画像データd40が入力される ので、「CATV13のチャンネル番号を362に設定す る」という機能に対しては、画面右上の領域 に表示される「362」の文字を囲む領域a80を指 示して、「362」の文字を含む領域a80の画像デ ータを、選択された領域a80の画面上の位置関 係を示すデータ(2次元座標データ)とともに、 正常な状態を示す状態データとして状態デー タ記憶部202に登録するものである。

 このように本実施の形態の制御対象機器 状態の学習は、予め、制御対象機器に所定 機能を実行させて、正常な動作を示す画像 ータをAV信号から取得して、当該機能と対 付けて登録しておくものである。

 なお、上記説明では、チャンネル設定の 能を具体例として説明したが、これ以外の 能に対しても適用されるのは勿論であり、 えば、入力信号の切り替え(外部入力、ビデ オ、TVなど)や電源オン・オフなどの機能に適 用可能である。入力信号の切り替えや電源オ ン・オフのときにも、所定の文字(VIDEO、入力 、TVなど)が特定の位置にOSD表示されるので、 この特定の位置の画像データを予め登録して おくものである。また、音量のレベル設定や ミュート設定なども当該機能に対応するOSD表 示(所定の文字やレベルメータなどの表示)が れるので、この特定の位置の画像データを め登録しておくことにより、適用は可能で る。

 また、上記説明では、制御対象機器が出 するビデオ信号に基づいて画像データを学 する画面であったが、状態学習モードにお て学習する状態データは画像データに限定 れず、制御対象機器が出力するオーディオ 号に基づいて音声データを学習するように てもよい。

<制御対象機器の動作確認>
 次に、本実施の形態における制御対象機器 動作確認について説明する。本実施の形態 おいても、第1の実施の形態と同様に、所定 の機能を制御対象機器に実行させたときの状 態データと、上述した制御対象機器の状態の 学習において、予め登録した上記所定の機能 の状態データと、のマッチングにより、機器 制御サーバが制御対象機器の動作を確認する ようになっている。すなわち、両状態データ が一致すると判断したときは、制御対象機器 が正常に動作していると判断するものである 。

 例えば、上述した「CATV13のチャンネル番 を362に設定する」という機能に対応するリ コン信号を制御対象機器に送信したときに 、当該リモコン信号を送信した後にCATV13か 入力されるビデオ信号は、赤外線送受信装 600を介して機器制御サーバに送信されるの 、機器制御サーバは、特定領域(制御対象機 器の状態の学習の際、登録した領域であり、 具体的には、領域a80)の画像を抽出し、この 出した特定領域の画像データと、「CATV13の ャンネル番号を362に設定する」という機能 対応させて状態データ記憶部202に予め登録 た画像データと、のパターンマッチングに って判断する。なお、パターンマッチング 関しては、種々の方法が想定されるが、例 ば、文字を描く線の中心を検出して、パタ ンマッチングの基準としてもよいし、また 所定の値以上、例えば、マッチングレベル90 %以上であれば一致すると判断するようにし もよい。

 以上、本実施の形態の機器制御システム よれば、制御対象機器に対して所定の機能 実行させる場合、所定の機能に対応するリ コン信号を送信するだけでなく、当該リモ ン信号を送信した後の制御対象機器から出 される状態データを取り込んで、制御対象 器が正常に動作したか否かを判断すること できるので、制御対象機器の動作を把握し 、確実に制御対象機器を制御することがで る。この結果、無人状態、つまり、タイマ 能により制御対象機器を自動操作するよう 場合であっても、確実に制御対象機器を制 することができる。

 特に本実施の形態においては、制御対象 器が出力するビデオ信号の特定領域の画像 ータを所定の機能に対応付けた状態データ して学習させることができるので、所定の 能を制御対象機器に実行させる場合には、 習させた画像データと同一画像が得られた どうかを画像認識することにより、正確に 御対象機器の動作を把握することができる

 さらに、制御対象機器が正常な動作をし いないときは、復旧のための処理、すなわ 、再度、同一のリモコン信号を送信し、再 、状態データを取得して、制御対象機器の 態を判断するので、例えば、他のユーザに る操作が介在したために所望の動作をしな ような場合であっても、正常な動作をさせ ことができる。

 また、本実施の形態の機器制御システム よれば、機器制御サーバと機器制御クライ ントに機能を分散して機器を配置し、機器 御サーバが一元的にリモコンデータ、状態 ータ、及びタイムテーブルを管理し、制御 象機器の動作を総合的に制御して、制御対 機器の動作確認を行うという負荷の高い処 を実行するので、各ユーザ宅に設置される 器制御クライアントを簡単な構成とするこ ができる。

(その他実施の形態)
 以上、本発明の実施の形態について説明し きたが、本発明の要旨を逸脱しない範囲に いて、本発明の実施の形態に対して種々の 形や変更を施すことができる。

 例えば、上記実施の形態においては、ビ オカメラで撮影した画像、又はAV信号の画 に基づいて、制御対象機器の状態を判断し が、これ以外の要素に基づいて、制御対象 器の状態を判断するようにしてもよい。一 としては、各AV機器の前面のインジケータ部 近傍にそれぞれ受光機を設け、受光機の光検 出の状態に基づいて、制御対象機器の状態を 判断するようにしてもよい。図20は、このよ な機器制御システムが適用されるAVシステ 40の概略構成図である。図20に示すAVシステ 40は、赤外線送受信装置400とPC200と複数の受 機700とルータ120で構成される機器制御クラ アント7、AVアンプ11、TV12、CATVのSTB(以下、CA TVと略す)13、IPTVのSTB(以下、IPTVと略す)14、FM ューナ15、及びDVDレコーダ16により構成され いる。この場合の機器制御システムは、イ ジケータ部近傍に設けられた受光機700が検 した色の変化に基づいて、制御対象機器の 態を判断する。例えば、CATV13の電源をオン すると、CATV13の前面の電源オン・オフを示 インジケータ部が赤く点灯する場合には、 CATV13の電源をオンする」という機能に対し は、CATV13の電源オン・オフを示すインジケ タ部が赤く点灯しているか否かを、インジ ータ部近傍に設けられた受光機600の光検出 有無によって判断するものである。このよ に、インジケータ部の色の変化を伴うよう 動作制御を確認する場合には、受光機の光 出の状態に基づいて判断するようにしても い。

 また、上記実施の形態の機器制御システ は、機器制御サーバが一元的にタイムテー ルを管理して、制御対象機器を制御できる うになっているので、例えば、制御対象機 が使用中、又は故障中で使えない場合など は、同一機能を有する他の制御機器を検索 、同一機能を有する他の制御機器を動作さ るようにしてもよい。例えば、制御対象機 としてDVDレコーダを2台備える場合などにお いて、一方のDVDレコーダが使用中のときは、 他方のDVDレコーダを代理の制御対象機器とし て動作させるものである。また、このように DVDレコーダを2台備える構成の場合には、各DV Dレコーダの記憶容量(例えば、ハードディス 全体の記憶容量、初期設定時の空き記憶容 など)を設定して、機器制御サーバに記憶さ せておけば、2台のDVDレコーダを連携させて 動作させることも可能である。例えば、所 のコンテンツを記憶容量が足りなくて、1台 DVDレコーダに記録させることができないよ な場合であっても、2台のDVDレコーダを連携 させて記録させることが可能である。