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Title:
IC TAG
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/093790
Kind Code:
A1
Abstract:
This invention relates to an IC tag and an IC tag attaching/removing jig. An IC tag (40) is mounted on a sheet-like product, which is to be handled by batch unit after being manufactured, and the IC tag is used for managing the sheet-like product. The IC tag is provided with an IC tag main body (41) wherein an IC chip and a wireless antenna are embedded, and a plate (42) having a flat surface section (42a) whereupon the IC tag main body (41) is mounted. On one end portion of the plate (42), a protruding section (42b) which protrudes from the flat surface section (42a) is formed. Thus, the IC tag can be easily attached and removed to and from inside a paper tube.

Inventors:
KATO TOSHIHIDE (JP)
KIMURA MASAKAZU (JP)
SATO HIROSHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/051545
Publication Date:
August 07, 2008
Filing Date:
January 31, 2008
Export Citation:
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Assignee:
MITSUBISHI HEAVY IND LTD (JP)
KATO TOSHIHIDE (JP)
KIMURA MASAKAZU (JP)
SATO HIROSHI (JP)
International Classes:
G06K19/04; B31B50/06; B31B50/98; G06K19/00; G06K19/07
Foreign References:
JP2006121059A2006-05-11
JP2002355847A2002-12-10
JP2000137778A2000-05-16
JP2003095270A2003-04-03
Other References:
See also references of EP 2120186A4
Attorney, Agent or Firm:
SANADA, Tamotsu (10-31 Kichijoji-honcho 1-chome,Musashino-sh, Tokyo 04, JP)
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Claims:
 生産後バッチ単位で扱われるシート状製品に上載されて該シート状製品の管理に用いられるICタグであって、
 ICチップと無線アンテナとが埋め込まれたICタグ本体と、
 前記ICタグ本体を装備した平面部を有するプレートと、をそなえ、
 前記プレートにおける一縁部に、前記平面部に対して突出した突起部が形成されていることを特徴とする、ICタグ。
 前記ICタグ本体は、前記プレートに埋設されている
ことを特徴とする、請求項1記載のICタグ。
 前記ICタグ本体は、前記プレートの一面に貼り付けられている
ことを特徴とする、請求項1記載のICタグ。
 前記突起部は、前記プレートを屈曲させた形状に形成されている
ことを特徴とする、請求項1~3の何れか1項に記載のICタグ。
 前記突起部は、前記プレートにおける相対する両縁部にそれぞれ形成されている
ことを特徴とする、請求項1~4の何れか1項に記載のICタグ。
Description:
ICタグ

 本発明は、段ボールシートや段ボールケ ス等のシート状製品であって、生産後バッ 単位で扱われるシート状製品に上載してそ 管理に用いて好適のICタグに関する。

 例えば段ボールシートや、この段ボールシ トから製造する段ボールケースなどの紙製 をはじめとしたシート状の製品では、所定 のシートを重ねてバッチ(製品山)単位で搬 や出荷を行なう。
 例えば図8は原紙から段ボールケースを製造 する流れを模式的に示す図である。図8に示 ように、段ボールケースを製造する場合、 ーダーに応じた複数の原紙ロール10がコルゲ ートマシン1に供給され、コルゲートマシン1 はこれらの原紙ロール10を用いてオーダー 応じた段ボールシート20を製造する。コルゲ ートマシン1の下流には、通常幾つかの製函 2が備えられ、段ボールシート20を罫入れ,切 及び糊付け等を施して組み立て前のフラッ な段ボールケース21を製造する。製造され 段ボールケース21は所定単位の山に積重され てトラック等の搬送手段に荷積みされて出荷 される。

 このような製函工程において、コルゲー マシン1で製造された段ボールシート20を製 機2に搬送する時や製函機2で製造された段 ールケース21を出荷する時には、段ボールシ ート20や段ボールケース21を所定枚数だけ重 たバッチ(製品山)単位で搬送や出荷を行なう 。このとき、搬送する段ボールシート20や出 する段ボールケース21のバッチがどのよう ものかを特定して管理することが必要にな 。

 このような製品のバッチを管理する一般 な手法としては、各製品バッチに固有の番 或いは記号を着けてコンピュータにこの番 に応じた製品バッチの属性(種類等)をデー 登録することができるが、この場合、各製 バッチに固有の番号等を外観しやすい位置 表示すること自体が困難であるうえ、この 法では、どうしても人力(目視)に頼らなくて はならない。

 これに対して、特許文献1には、荷物を載せ て、フォークリフトまたはハンドリフト等で 持ち運びするためのパレットにパレットを識 別するための識別タグが設置された識別タグ 付きパレットに関する技術が提案されている 。ここで言う識別タグとは、IDタグ(identificati on tag)とも称するが、ICチップを用いた識別 グについてICタグとも称する。

特開2003-95270号公報

 特許文献1のように、製品バッチを載せるパ レットに識別タグを設置すれば、パレット上 の製品バッチを特定することができるが、こ の場合、あくまでも製品バッチの搬送や出荷 にパレットを用いることが前提であり、パレ ットを用いない場合には適用できない。
 そこで、例えば、図9に示すようなカード状 或いはシート状のICタグ40を、図10に示すよう に、製品ライン上(ここでは、コンベア11上) 搬送される製品バッチ22上に載せて、製品ラ インに設けられたリーダ(読取装置)61によっ 電波を用いて各ICタグ40の情報を読み取る。 れにより、製品バッチ22上にICタグ40を載せ だけで、自動で製品バッチ22を管理するこ が可能になる。

 なお、ICタグ40は、ICチップと無線アンテナ が埋め込まれたICタグ本体41が樹脂又は紙等 でできた、カード状或いはシート状のプレー ト42に貼り付けられたものである。また、リ ダ(読取装置)61は、門型の支持フレーム62に 検出方向がコンベア11上のICタグ40に向くよ に下向きに向けて設置される。
 このように、製品バッチ22上にICタグ40を載 るだけなので、例えば、図11に示すような 端にグリッパ70aをそなえた把持アーム70によ って、ICタグ40を自動で製品バッチ22上に配置 させることもできる。

 しかしながら、ICタグ40を単純な平面状に構 成すると、図11に示すように自動で製品バッ 22上にICタグ40を載置したり、また、製品バ チ22上に載置されたICタグ40を自動で回収し りしようとする際に、グリッパ70a等によりI Cタグ40を1枚ずつ拾い上げることが困難であ 。
 また、リーダ61による読み取りを考慮して レート42の上面にICタグ本体41が露出するよ に製品バッチ22上にICタグ40を配置すること なるので、ICタグ40を単純な平面状に構成す と、ICタグ本体41は製品バッチ22の最上部に 出することになり、例えば段ボールシート 段ボールケース等の製品が製品バッチ22上 落ちてきたりした場合に、ICタグ本体41がプ ート42から離れたり、ICタグ本体41自体が損 したりするおそれがある。

 本発明はこのような課題に鑑み案出され もので、ICタグを1つずつ確実に拾い上げる とができ、しかも、製品バッチ上に載せら たICタグの損傷を防止することができるよ にした、ICタグを提供することを目的とする 。

 上記目標を達成するため、本発明のICタ は、生産後バッチ単位で扱われるシート状 品に上載されて該シート状製品の管理に用 られるICタグであって、ICチップと無線アン ナとが埋め込まれたICタグ本体と、前記ICタ グ本体を装備した平面部を有するプレートと 、をそなえ、前記プレートにおける一縁部に 、前記平面部に対して突出した突起部が形成 されていることを特徴としている。

 前記ICタグ本体は、前記プレートに埋設さ ているか、或いは、前記プレートの一面に り付けられていることが好ましい。この貼 付けには、接着剤による貼り付けでもよく 両面テープ等のテープによる貼り付けでも い。
 前記突起部は、前記プレートを屈曲させた 状に形成されていることが好ましい(。

 前記突起部は、前記プレートにおける相 する両縁部にそれぞれ形成されていること 好ましい。

 本発明のICタグによれば、ICタグのプレー トの一縁部に平面部に対して突出した突起部 が形成されているので、ICタグを、バッチ単 で扱われるシート状製品のバッチに上載す 際や、シート状製品のバッチに上載されたI Cタグを回収する際に、突起部を通じて保持 れば容易にICタグを拾い上げることができる 。また、シート状製品のバッチに上載された ICタグの上に、シート状製品等が落下した場 にも、シート状製品等は、突起部に衝突し ICタグの平面部に装備されたICタグ本体に直 接衝突しにくくなり、プレートとICタグ本体 の結合箇所やICタグ本体自体が保護される

 また、ICタグ本体をプレートに埋設させる うにすれば、ICタグ本体の損傷防止効果があ り、ICタグ本体をプレートの一面に貼り付け ようにすれば、ICタグ本体を弾性体プレー に容易に装備することができる。
 また、突起部を、プレートを屈曲させた形 に形成すれば、突起部はプレート状となっ 、簡単に保持することができ、また、屈曲 合いによっては、ICタグを重ねておきなが 、容易に拾い上げることができる。

 さらに、突起部を、前記プレートにおけ 相対する両縁部にそれぞれ形成すれば、IC グを拾い上げる際に、両縁部の突起部を同 に用いたり、いずれか都合の良い方を用い りすることができ、作業性が向上する。ま 、ICタグの上に、シート状製品等が落下した 場合にも、両突起部によって、プレートとIC グ本体との結合箇所やICタグ本体自体が保 される。

図1(a)~図1(c)は本発明の一実施形態にか るICタグを示す図であり、図1(a)はその側面 、図1(b)はその平面図、図1(c)はその斜視図 ある。 図2(a),図2(b)は本発明の一実施形態にか るICタグ保持用治具を説明する図であり、 2(a)はその正面図、図2(b)はその平面図である 。 図3(a),(b)は本発明の一実施形態にかか ICタグ保持用治具の設置箇所及びその動作を 説明する図であり、図3(a)はその正面図、図3( b)はその平面図である。 図4(a),図4(b)は本発明の一実施形態にか るICタグの使用状態を説明する図であり、 4(a)はその正面図、図4(b)はその平面図である 。 図5は本発明の一実施形態にかかるICタ の使用状態を説明するコルゲートマシン及 製函機をそなえた製函工場の模式的な平面 である。 図6は本発明の一実施形態にかかるICタ の効果を説明する製品バッチの側面図であ 。 図7(a)~図7(d)はいずれも本発明の一実施 態にかかるICタグの変形例を示す側面図で る。 図8は段ボールケースの製造を例に紙製 品の製造に用いる原紙の一般的な流れを示す 模式図である。 図9は従来技術のICタグを説明する斜視 である。 図10は従来技術のICタグの使用状況を 明する斜視図である。 図11は従来技術のICタグの搬送につい 説明する側面図である。

符号の説明

 40 ICタグ
 41 ICタグ本体
 42 プレート
 42a プレート42の平面部
 42b 突起部
 71 ICタグ保持用治具
 72 ベース部材
 72a 保持用爪部
 73 アクチュエータ(ここでは、エアシリン )
 74 可動部材
 74a 保持用爪部
 75 移動装置(エアシリンダ)

 以下、図面により、本発明の実施の形態に いて説明する。
〔実施形態の構成〕
 図1~図6は本発明の一実施形態に係るICタグ びICタグ保持用治具を説明する図である。
 まず、本実施形態に係るICタグを説明する 、図1(a)~図1(c)に示すように、本ICタグ40は、 産後バッチ単位で扱われるシート状製品(以 下、製品バッチという)に上載されてこの製 バッチの管理に用いられるものであり、ICタ グ本体41と、ICタグ本体41を装備したプレート 42とをそなえている。なお、本実施形態にお るシート状製品は、コルゲートマシンによ 製造される段ボールシートとする。

 ICタグ本体41は、ビニールシート等で形成さ れたプレート状の基材の中にICチップと無線 ンテナとが埋め込まれたものである。
 プレート42は、プラスティック等の樹脂材 で矩形若しくは短冊状に構成された平面部42 aをそなえ、このプレート42の平面部42aの一面 (即ち、製品バッチへの上載時の上面)42aに、I Cタグ本体41が接着剤により貼り付けられてい る。なお、ICタグ本体41をプレート42の平面部 42aに接着するには、両面テープ等の粘着テー プを用いたりしてもよい。また、ICタグ本体4 1をプレート42の平面部42aに埋設するようにし てもよい。この場合、プレート42の平面部42a 体にICチップと無線アンテナとを直接埋め むようにしてもよい。この構成では、ICタグ 本体41の基材の部分はプレート42自体で構成 れることになる。

 なお、ICタグ本体41をプレート42に埋設させ ようにすると、ICタグ本体41の損傷防止効果 があり、ICタグ本体41をプレート42の紙管の内 周への装着時に紙管中心方向に向く面に貼り 付けるようにすると、ICタグ本体41をプレー 42に容易に装備することができる。
 このようなプレート42の平面部42aの両端(つ り、矩形若しくは短冊状の対向する短辺部) には、ICタグ本体41が取り付けられた方向に 出する突起部42bがそれぞれ形成されている 本実施形態の突起部42bは、プレート42の各端 部を、ICタグ本体41が貼り付けられる平面部42 aの一面の側に屈曲した形状に形成されてお 、ここでは、突起部42bは、平面部42aの一面 対して直角よりもやや鋭角な角度αで屈曲形 状されている。

 このように角度αをやや鋭角にしているの 、ICタグ40を保持する際に、図3(a),図3(b)に示 ように、突起部42bの両内面(対抗面)を通じ 保持する保持用治具71を保持することを考慮 したものである。
 次に、本実施形態に係るICタグ保持用治具 説明する。図2(a),図2(b),図3(a),図3(b)に示すよ に、このICタグ保持用治具71は、保持用爪部 72aを有するベース部材72と、このベース部材7 2に図示しないガイド部材を介して所定方向 移動可能に支持され、保持用爪部74aを有す 可動部材74と、ベース部材72と可動部材74と 間に介装され可動部材74を上記所定方向に駆 動するアクチュエータ(ここでは、エアシリ ダ)73とを備えている。なお、上記所定方向 は、保持用爪部72a,74aが離接(離隔及び接近) る方向である。

 また、このようなICタグ保持用治具71は、移 動装置(ここでは、ピストンロッド75aを介し 接続されたエアシリンダ)75により移動でき ようになっており、保持用爪部72a,74aの離接 びICタグ保持用治具71の移動を行うことによ り、ICタグ40を製品バッチ22上に移送し上載す ることができるようになっている。
 つまり、保持用爪部72a,74aを、ICタグ40の両 起部42bの内面(対抗面)間よりも短い距離にな るように接近させた上で両突起部42bの内面間 に配置して、保持用爪部72a,74aを離隔させる とで、図2(a),図2(b)に示すように、ICタグ40を 持することができ、ICタグ40を保持した状態 で、ICタグ保持用治具71の移動を行うことに り、図3に示すように、ICタグ40を製品バッチ 22上に移送し、保持用爪部72a,74aを接近させれ ば、保持用爪部72a,74aがICタグ40の両突起部42b 内面から外れて、ICタグ40が落下し製品バッ チ22上に載る。

〔実施形態の作用,効果〕
 本発明の一実施形態にかかるICタグ及びICタ グ保持用治具は上述のように構成されている ので、次のように、ICタグ40を製品バッチ22上 に載せて、製品バッチ22の管理を行うことが きる。

 つまり、例えば、図3(a),図3(b)に示すよう 、保持用爪部72a,74aの接近による製品バッチ 22上へのICタグ40の落下を、段ボールシート20 、コルゲートマシン(図3(a),図3(b)には図示せ ず)から搬送装置(コンベア31及び支持アーム32 aで揺動自在に支持された排出ローラ32)を通 て排出されるスタッカ30上で、例えば、バッ チの構成する最後の段ボールシート20がスタ カ30のバックストップ33に当接するタイミン グで行なう。

 これにより、図4(a),図4(b)に示すように、製 バッチ22上にICタグ40が載った状態となる。
 なお、このスタッカ30は、図5に示すように コルゲートマシン1の下流端に設けられる。 スタッカ30で形成された製品バッチ22は、コ ベア34上に載って、AGV(無人搬送車)35の製品 ッチ受け取り位置まで移送されて、その後 AGV35によって、複数の製函機2,2,・・・のう から処理すべき製函機を選択し、選択した 函機に該当する製品バッチ22を送給する。

 AGV35の製品バッチ受け取り位置の直ぐ上 部である、コンベア34(ここでは、その下流 )には、ICタグ40から情報を読み取るリーダ( 取装置)61が、門型の支持フレーム62に、検出 方向がコンベア11上のICタグ40に向くように下 向きに向けて設置されており、AGV35は、リー 61により読み取った製品バッチ22の情報に応 じて処理すべき製函機を選択し、搬送ルート 35a上を走行して製品バッチ22をその製函機ま 運ぶ。

 各製函機2には、搬入コンベア36が備えら 、この搬入コンベア36にも、ICタグ40から情 を読み取るリーダ(読取装置)61が、門型の支 持フレーム62に、検出方向がコンベア11上のIC タグ40に向くように下向きに向けて設置され おり、各製函機2は、リーダ61により読み取 た製品バッチ22の情報に応じた処理内容で ボールケースの製造を実施する。そして、 造された段ボールケースも製品バッチとし 搬出コンベア37から搬出され、トラック等の 輸送手段で出荷される。

 なお、各製函機2の上流端では、例えば作業 者によって、製品バッチ22上のICタグ40が回収 され、回収箱に入れられる。回収箱にICタグ 入ると回収箱内に設けた検出器で運ばれた ートの山が生産計画のものと間違い無い事 確認が出来、確認する事で製函機のセット 間違いなく始める事が出来る。
 このように、本ICタグによれば、プレート42 の一縁部に平面部42aに対して突出した突起部 42bが形成されているので、ICタグ保持用治具7 1を用いても或いは手動でも、突起部42bを通 てICタグ40を保持すればICタグ40を1つずつ容 に且つ確実に拾い上げることができる。

 したがって、ICタグ40を製品バッチ22に上載 る際や、製品バッチ22に上載されたICタグ40 回収する際に、作業を容易に行うことがで 、ICタグ保持用治具71を利用することでこれ らの作業の自動化も容易に実施することがで きる。
 また、図6に示すように、製品バッチ22上のI Cタグの上に、段ボールシート等のシート状 品が落下した場合にも、シート状製品等は 突起部42bに衝突し、ICタグ40の平面部42aに装 されたICタグ本体41に直接衝突しにくくなり 、プレート42とICタグ本体41との結合箇所やIC グ本体41自体が保護される。

 本実施形態の場合、特に、突起部42bをプ ート42の相対する両縁部にそれぞれ形成し いるので、ICタグ40を拾い上げる際に、両縁 の突起部を同時に用いたり、いずれか都合 良い方を用いたりすることができ、作業性 向上する上、ICタグの上に、シート状製品 が落下した場合にも、両突起部42bによって プレート42とICタグ本体41との結合箇所やICタ グ本体41自体がより確実に保護される。

 また、突起部がプレートを屈曲させた形 に形成しているので、突起部はプレート状 なっており、機械的な保持手段でも作業者 手によっても簡単に保持することができる

〔その他〕
 以上、本発明の実施形態について説明した 、本発明は上述の実施形態に限定されない
 例えば、本実施形態にかかるICタグ及びICタ グ保持用治具は、シート状製品の一例として の段ボールシートのバッチの搬送について使 用する場合を説明したが、例えば製造された 段ボールケースの製品バッチ上にICタグを載 てその出荷管理に用いても良く、段ボール ートや段ボールケースに限らず、そのほか シート状製品の製品バッチの管理に用いて 良い。

 また、上記実施形態では、平面部42aの両 部に突起部42bを設けているが、図7(a),図7(b) 示すICタグ40B,40Cのように、平面部42aの一縁 のみに突起部42bを設けても、上記実施形態 ほぼ同様の効果を得ることができる上、製 バッチのシート状製品間にICタグの突起部42 bのない箇所を差し込んで使用するなど、汎 性がある。

 さらに、突起部を、プレートを屈曲させた 状に形成する場合も、平面部42aに対する突 部42bの角度αは上記実施形態のものに限定 れず、角度αを直角にしてもよく、また、角 度αを鈍角にする(屈曲度合いを緩やかにする )と、図7(c),図7(d)に示すように、ICタグ40Cを重 ねておくことができる。
 もちろん、突起部は、プレートを屈曲させ 形状に限るものではない。

 また、本実施形態では、プレート42は平 視で矩形に形成されるが、平面視形状は矩 に限るものではない。